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漂着者を全話ネタバレ!ヘミングウェイの正体と最終回結末の真実とは

漂着者を全話ネタバレ!ヘミングウェイの正体と最終回結末の真実とは

今SNSなどで話題になっている秋元康さん企画・脚本のドラマ「漂着者」の全話のネタバレを紹介していきたいと思います!

考察が繰り広げられるこのドラマの最終回結末はどのようなモノになるのか!?

その全てを紹介します!

※「漂着者」を全話観れる動画配信は「TELASA」で行われています。

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ドラマ「漂着者」1話のネタバレ

1人の男が海岸に流れ着いた。男の名前はヘミングウェイ(斎藤工)。自分が何者であるかを知らないその男は、誰も知らない真実を探り当てることができた。

主人公は「勝者には何もやるな」といきなり放ったことから、ヘミングウェイと命名された男。第1話では謎めいたヘミングウェイの出自につながる手がかりが明かされた。

インターネット上で全てが流出し、暴露される現在、神秘はもはやどこにも存在しないように思える。

『漂着者』は、対象を言語化し、問題設定によって定義する時代に、あえて大きなクエスチョンマークを提示する。

ヘミングウェイの風貌は救世主のようであり、海の男にも文豪のようにも見える。

消去された記憶は、意味の地平が無化されたことを示す。

漂着したのが生命の誕生した海辺であることや、一糸まとわぬ主人公の姿は象徴的だ。

終盤のヒントから、彼が教祖であると早合点しそうになるが、それはいずれはっきりするだろう。

第1話のポイントは彼が体現した「奇跡」にあった。

物語の主要人物はそれぞれが役割を担っている。

新聞記者の新谷詠美(白石麻衣)は「真実を知りたい」という思いに駆り立てられ、捜査一課の刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、女児の失踪事件を担当する過程でヘミングウェイの存在を知る。

ヘミングウェイが病室で描いた絵。

失踪した女児が発見された場所を示唆するその絵はSNSで透視ではないかと話題になり、新谷と柴田が病室を訪れる。

まるで超能力者のようだが、ヘミングウェイの記憶は失われたままで、心当たりも一切ない。

ヘミングウェイは、新谷の来院だけでなく柴田がコーヒーをこぼしたことも予言。

その能力は本物だった。

ヘミングウェイの周りでは、不思議な出来事が起こる。

入院患者の後宮徳治郎(越村公一)の不審死から間を置かず、ローゼン岸本(野間口徹)が現われる。

ヘミングウェイの足首に彫られたタトゥー、また後宮と岸本が取った腕を胸の前で交差させるポーズの意味。

そして突然の身投げ。ここには何かがある。

謎の中心にいるのはヘミングウェイだ。

SNS上でどんなにバズっても自身につながる手がかりが皆無な彼は、情報以前の存在と言えるだろう。

「驚くようなもんには必ずタネがあんだよ」とうそぶく柴田は、ヘミングウェイが顕現する人智を超えた“現象”を懐疑によって捕捉しようとする。

「真実は明かされるべき」と執念を燃やす詠美に、上司の橋(橋本じゅん)は「暴くべき真実と眠らせておくべき真実がある」と諭す。

「タネ明かし」と言われるように、タネは明かされることが前提にある。

しかし、物事の順序をたどれば真実に行き当たるかと聞かれれば、必ずしもそう言い切れないのではないか。

よしんば真実を知ったとして、それを暴くことが何をもたらすかは予測できない。

知ることの先にあるのが眠らせておくべき真実でも、私たちは知ってしまったことの責任から逃がれられない。

ヘミングウェイがもたらす真実が、福音かそれとも災厄であるかは、箱を開けるまでわからないのだ。

ドラマ「漂着者」2話のネタバレ

歴史上で預言者と呼ばれた人々は、何を知っていたのだろうか?

全能の存在のような彼らは本当は何も知っておらず、それゆえ未来を知ることができたのかもしれない。

「過去の記憶がないからこそ事実を事実として受け入れられる」。

第2話は、ヘミングウェイ(斎藤工)の予知能力への手がかりが示された。

病院の窓から身投げしたヘミングウェイは奇跡的に一命を取り留め、しあわせの鐘の家へ移る。

ローゼン岸本(野間口徹)が代表を務める鐘の家は、生活困窮者を保護するNPO法人。

「新しい時代の自給自足のコミュニティ」で人々は穏やかに暮らしているように見えた。

謎に満ちていたヘミングウェイの周辺は、岸本の登場によって一気に陰謀論的な様相を帯びてきた。

映画『ミッドサマー』を連想させる描写も散りばめられた鐘の家は、公安の監視対象になっていた。

県警の柴田(生瀬勝久)と野間(戸塚純貴)が聞き出したところでは、鐘の家には仮想通貨のブロックチェーンから資金が流れこんでいた。

また1カ月前に某国の工作船と見られる漁船が座礁し、乗組員1名の足取りがつかめていないという。

公安はそれがヘミングウェイではないかと考えていた。

ヘミングウェイはローゼンと面識がなく、ローゼンによると「こちら側であなたにあった人間はございません」。

ローゼンは「1400年以上お待ちしていたのです」と口にする。

「未来への希望」というヘミングウェイの出現は、1400年前に何者かによって予言されていたことになる。

ローゼンは「世界はこちら側とあちら側しかない」と語っており、ヘミングウェイは「あちら側」から「こちら側」へ渡ってきた人間と解釈できる。

これだけでもすでにお腹いっぱいだが、死んだ後宮教授(越村公一)が遺した数式の秘密も判明。

遺伝子工学の権威だった後宮は、人間の第6感に関する特殊な遺伝子を研究していた。

病室の壁いっぱいに残された数式や元素記号を見たヘミングウェイは、ペンを走らせ、後宮が解けなかった遺伝子の配列を完成させる。

配列は翼を広げた鳥のような形で、ヘミングウェイの足首にある紋様と一致していた。

国家的陰謀の影はここにもあって、旧ソ連が軍事利用目的で研究し、後宮もかつてモスクワに留学していた。

人物に関する謎を提示するのはミステリーの王道だ。

主人公の属性が一切伏せられている今作は、秋元康原案・企画の『あなたの番です』(日本テレビ系)に通じるものがあり、積極的に考察を呼びかける点やSNSの反響を意識している点も共通する。

「謎」が手の届かないところに仕掛けられているのも特徴だ。

某国の工作船や旧ソ連の国家機密は一般人の手の届かない場所にあり、水面下の資金流入はインターネット検索からはわからない。

表面的にすごい勢いで情報が拡散していくように見えるが、実のところそれは氷山の一角にすぎず、真実は見えない場所にある。

そのことがわかりやすく示されているのが、女子高生3人が開設した「ヘミチャンネル」で、ネット上で人気者になったヘミングウェイが本当はどんな人物かは、誰も知らない。

そんなヘミングウェイの素顔を知ろうとするのが新聞記者の詠美(白石麻衣)。

手探りで真実に近づこうとする彼女は、危険な半径に足を踏み入れていることに気付かない。

知らないことは最大の武器になる反面、相手にとって最大の防御にもなる。

ヘミングウェイに接近することで、詠美の知ろうとする真実がどのように姿を変えていくか注目したい。

探求心とともに真実にアクセスするもう一つの方法が論理で、「論理的に考えようや」とつぶやく柴田が事件の真相にこだわる一方、岸本も理屈によって真理に到達しようとする。

探求心や論理が相対化される中、秘密を知ろうとした医師の国原(船越英一郎)が何者かに殺され、状況はますます錯綜。

ドラマ「漂着者」3話のネタバレ

ヘミングウェイ(斎藤工)が海岸に漂着してから早くも3週間が経過した。

にもかかわらず、いまだに彼の存在をどう受け止めていいかわからない。

自らの向かう先を知らず、あてどなくさまよう預言者。それこそが本作の狙いかもしれない。

第3話。「世の中はどこか間違った方向に進んでいる気がします」とヘミングウェイは語る。

「どこまでが現実でどこまでが想像なのか、その境界線がなくなってしまいました。いや、どこまでが現在でどこからが未来なのか」。

時間と空間が消失した世界で、生と死だけがつながっていく。

「死が連鎖しています。まだ死にますよ」。投げかけられた言葉を裏付けるように不吉な出来事が立て続けに起こる。

何度も目にした両手を胸の前で交差させるポーズ。右手を上に置く意味は「無抵抗」。

あるいは「安らかに」「神のおそばに」「生まれ変わりを願う」の意味があり、転じて「なすがままに」「運命のままに身をゆだねよう」というメッセージがあった。

幸いにもヘミングウェイの能力はこちら側の現実をまだ浸食しておらず、視聴者は固唾を飲んで物語の行方に身をまかせることになった。

すべてがあらかじめ決まっていること。私たちは定められたレールの上を進んでいるだけで、そこに自由意志の介在する余地はない。

ふだん生活する中で触れる機会の少ない決定論的なコンセプトが、『漂着者』ではそこかしこに散りばめられている。

その兆候が顕著になったのが第3話で、これまでに示されたピースが大きな絵になってつながり始めた。

詠美(白石麻衣)の記憶を呼び覚ましたのは、ヘミングウェイが弾くピアノの旋律。

曲はヴァルトシュタイン「逃れられぬ運命」。詠美の母親はなぜ死ななければならなかったのか?

誰もが死から逃れられないとしても、生き残った人間には永遠に解けない疑問として残る。

真実を知りたいという詠美の渇望は母の死から端を発している。けれども、もし真実を知ったところで、それを変えられなければ同じことではないのか?

決定論(逃れられぬ運命)と自由意志の相克が浮かび上がる。

『漂着者』の決定論は映像作品をめぐる関係性の暗喩でもある。古郡(森準人)の「時代の目撃者になってください」という言葉は、直接的には詠美へのものだが、間接的に視聴者に向けられたものだ。

筋書きに沿って進むドラマは決定論的な構造を持っており、「ヘミちゃんねる」の登録者に象徴されるように、目撃者である私たちの存在もあらかじめ書き込まれている。

台本と同じように設計図が刻まれているのがDNAの塩基配列だ。自然が生んだ偶然の産物に人の手が介在するとどうなるか。

柴田(生瀬勝久)が言うところの「タネ」には遺伝子工学が関係していた。

特殊な遺伝子を持つ少数民族について、旧ソ連の秘密機関としあわせの鐘の家のローゼン岸本(野間口徹)は何らかの事実をつかんでいる。

国原(船越英一郎)や古郡、また後宮教授(越村公一)が命を奪われた(あるいは命を絶った)のは、真実を求めてもう一方のテリトリーに足を踏み入れたことが原因だった。

科学的なデータに基づくのか、神話的な啓示と受け取るかはさておき、この状況を生み出したのがヘミングウェイであることに疑う余地はない。

未来を見通す能力が遺伝的な素因によるとすれば、一種の遺伝的決定論になる。

その上で自然の作用をコントロールする人為が災厄と福音のどちらをもたらすかは決定論の範疇を超えており、そこにサスペンスの生まれる余地がある。

神と軍事利用が並列に置かれる本作をオカルトとして一蹴することはたやすい。

しかし、警戒すべきは真実を知ろうとして先入観や偏見という人為的な決定論に傾斜してしまう態度だろう。

ドラマ「漂着者」4話のネタバレ

ヘミングウェイ(斎藤工)の前に現われた婚約者を名乗る古市琴音(シシド・カフカ)。

その腕にはヘミングウェイと同じ翼を広げた紋様のタトゥーがあった。

第4話では全裸で漂着した預言者と連続女児殺人事件、得体の知れないNPO法人に旧ソ連の情報機関。

背後には人間の第6感を司る遺伝子があって、生き残った少数民族が今でもその遺伝子を保有している。

情報量に圧倒され、翻弄されながらも「入り組んだ迷宮の中から真実を見つけ出すんだ」と語るキャップの橋(橋本じゅん)にならって、私たちも本作の謎と向き合うことにしよう。

全ての鍵を握っているのはヘミングウェイだ。現時点で彼の出自は明かされていない。

ヘミングウェイが何者であるかがわかってしまえば、本作の謎はあらかた解消するので、それだけ徹底して伏せられていると思われる。

小出しにされた情報からは某国の工作員ではないこと、日本語を話し、お新香が好きということがわかっているが、逆に言えばその程度しかわかっていないと言える。

そのヘミングウェイを唯一“知っている”人間が琴音である。なにせ婚約者なのだ。

琴音はヘミングウェイと対面したことはなかったが、ヘミングウェイの漂着に関する重要な手がかりをつかんでいた。

ヘミングウェイがどこからやってきたのかという疑問に、私たちはてっきり遠い場所から流れ着いたものと想像していた。

漂着という言葉に含まれる離れたところから来るというニュアンスのためである。しかし、第4話ではヘミングウェイが長い時間を経て出現したことが示唆され、時空を超えて漂着した可能性が出てきた。

根拠は琴音の発言だ。琴音がヘミングウェイと婚約したのは1400年前。

琴音はローゼン岸本(野間口徹)に「まさかこのタイミングで現れるとは思っていなかった」と語る。琴音とローゼンが裏でつながっていたことに驚くが、ローゼンも第2話で「1400年以上お待ちしていた」と話していたので、2人ともヘミングウェイが出現することを知っていたことになる。

ただそれが正確にいつ、どこで起きるかはわかっておらず、直接確認するためヘミングウェイの元に出向いた。

結果的に、ヘミングウェイは、琴音が「あの男は本物ですよ」と保証する人物だった。

ここで「本物」というのがヘミングウェイの能力か、それとも別の属性を指すかは定かではない。

ただ、琴音とローゼンには複雑な事情もあるらしく、そのことはヘミングウェイの記憶が戻らないことを「まだしばらくはこのままでいてくれた方がいいわね」と言っていることからわかる。

1400年前というと、日本では聖徳太子が没し、世界ではイスラム教が勃興、中国は唐の時代を迎えていた。

三大宗教がそろい踏みし、文明の交流がさかんになった時代に出現が予告されていたヘミングウェイは、神話や伝承に登場するような特別な力を持つ存在として描かれていたのではないか。

一方で、旧ソ連の情報機関もヘミングウェイをマークしていた。正確に言うと、後宮教授(越村公一)が遺した研究結果を狙っており、超能力を発現する遺伝子とそれを持つ少数民族がターゲット。

もしヘミングウェイが少数民族の血を引く遺伝子の持ち主なら、彼らにとっては格好の研究対象になる。

琴音やローゼンはそのことを知って、ヘミングウェイを自分たちの側に引き込もうとしているように見える。

遺伝子が発現するには様々な条件が同時に重なる必要がある。ここからは推測になるが、後宮が研究していた遺伝子の塩基配列はそれ自体が非常にレアで、それらの条件が一致する確率が1400年に一度だった。

また通常の過程では発現せず、同じような配列の遺伝子を持つ相手が必要になるのではないか。

飛鳥時代の人々はそのことを何らかの方法で知っていた。ヘミングウェイのタトゥーは遺伝子が発現した者に表れるしるしで、「着いたのか?」という後宮の言葉は、特定の遺伝子を持つ人間の出現を予測していたためと考えられる。

ヘミングウェイの能力はスケッチブックを使わなくてもビジョンが浮かぶ段階へ進化。それによって詠美(白石麻衣)はからくも難を逃れることができた。

詠美の危機がさらなる能力を引き出したとも言えるが、真実を別の角度から追求する2人が互いにどんな影響を与え合っていくか気になるところだ。

ドラマ「漂着者」5話のネタバレ

ヘミングウェイ(斎藤工)が祈りを捧げる。

「もし僕に力があるんだったら、少しでもお役に立ちたいと思って」。

失踪した幼稚園児13人の行方を探り当てるため、海に向かって意識を集中する。

その動画を見た視聴者からは、怪異な報告が次々となされた。

第5話では、新たにヘミングウェイの能力が発現。

動画を見た視聴者には、脳内で聞こえないはずの声が聞こえるというのだ。

いわゆる「聞こえますか……あなたの心に直接呼びかけています」状態。

女子高生3人組のラペ(太田奈緒)が「頭の中をのぞかれた気になって」と話すように、無意識の領域が半ば強制的に顕在化されるようだ。

それらはポジティブな内容とは限らず、犯罪や不貞をほのめかすコメントも続出。

まがまがしさを秘めた力は、超自然的な存在の降臨を思わせる。

ヘミングウェイの能力は、以前は、スケッチブックにイラストを描くことで行方不明になった女児の居場所を言い当てるなど、脳内に浮かんだビジョンを可視化するサイキックアートのようなものだった。

能力が進化したきっかけはいくつか考えられるが、前話で詠美(白石麻衣)がペレゾフスキー(マキシム・コレニック)に襲われた場面で、詠美の身に危険が迫っていることを察知したのが最初と思われる。

もう一つは、琴音(シシド・カフカ)との出会いだ。

琴音との接触以降、ヘミングウェイの失われた記憶は徐々に戻りつつあった。

「僕にとってとても大切な存在」という琴音が、ヘミングウェイの能力の秘密を握っていることは間違いない。

ヘミングウェイをめぐる2人の女性は、本作の恋愛パートも担っている。

婚約者を自称する琴音はヘミングウェイを「預言者様」と呼び、1400年間待ち続けていたと語る。

いつの日か出現する預言者を、先祖代々待ち続けていた琴音にとって、ヘミングウェイは時空を超えた運命の相手。

名前も知らない間に相手の腕の中で息絶える結末も相まって、悲劇のヒロイン感を増幅していた。

その反面、琴音には裏の顔もあって、しあわせの鐘の家や後宮教授(越村公一)の研究データを狙うペレゾフスキーたちとつながっており、13人の園児誘拐事件を陰で画策していた。

しかし、ヘミングウェイの預言者としての能力が覚醒したことで、琴音の目論見は狂ってしまう。

琴音の計画に想定外をもたらしたのが、詠美であることに異論はないだろう。

詠美は女児連続殺害事件をきっかけにヘミングウェイと出会い、正体を知るために足しげく鐘の家に通うようになる。

謎に包まれたヘミングウェイに対して、新聞記者として真実を追求するなど対極的な両者だが、それにもかかわらず、2人は最初から決まっていたかのように魅かれ合う。

そこにはある種の必然性すら感じる。

超常的なものを信じない詠美がヘミングウェイに魅かれたのは、ヘミングウェイの予知能力を目の当たりにしたこともあるが、母親に対する感情を揺さぶられたことが大きい。

詠美の母親(松長ゆり子)は詠美が幼い頃に亡くなっており、ヘミングウェイと出会うことで胸の奥にしまい込んでいた母への思いが蘇る。

母の死に対する悲しみや憤り、理不尽さへの疑問は、記者として真実を追求する詠美のモチベーションになっているのだが、ヘミングウェイはそれらをそのまま受け止めることで、詠美にとって特別な存在となった。

ヘミングウェイの力はある種の突出した共感能力といえるが、一方で、対象との距離感を見失わせてしまう危険もある。

実際、詠美は橋(橋本じゅん)にヘミングウェイとの関係を危惧され、恋愛関係にならないし、なっても大丈夫だと答えているのだが、すでに詠美の中の境界線は書き換えられた後のように見える。

現代に現れた預言者と、その能力を目覚めさせる人々は表裏一体の存在と言っていい。

一線を超えた先にどんな真実が待っているのか・・・。

ドラマ「漂着者」6話のネタバレ

まるで何かの予兆あるいは答え合わせのようにドラマと現実が交錯する。

現職の総理大臣が退任を発表したその日に、フィクションの世界では時の首相が不運な死を遂げた。

第6話では、ヘミングウェイ(斎藤工)が宮部総理(キンタカオ)との公開討論に臨む。

宮部は若者に人気のヘミングウェイにあやかって支持率を回復しようとしていた。

謎に包まれていたヘミングウェイの力に、新たな角度から光が当たった。多くの人にメッセージやビジョンを呼び覚ましたヘミングウェイの動画について、心理学部教授の佐瀬(木下政治)は、サブリミナルではないが集団催眠を起こす効果があると詠美(白石麻衣)に答える。

事前にヘミングウェイの予知能力を知ることで自己暗示にかかり、隠れていた無意識が顕在化するというのだ。

「ヘミングウェイなる人物のように影響力のある人が、ネット上で盲信的な信者たちに向かって言葉を発すれば、世界を動かすほどの集団催眠になります」。

その第一ステップは奇跡を見せること。ではヘミングウェイの予知能力は本物といえるのだろうか?

人間の第六感にあるとされる予知能力。それを持つ少数民族の遺伝子を受け継ぐのがヘミングウェイであることは繰り返し示されてきた。

行方不明になった女児の居所を突き止め、何度も詠美を危機から救い、13人の園児を救出する過程を私たちは見てきた。

その一方で、佐瀬は「ヘミングウェイは本物かもしれません。ただ、本物のように見える奇跡も、近くにサクラがいればたやすいことですね」と指摘する。

留保が付けられた予知能力とその裏にある真実に対して人々の態度はさまざまだ。

県警の柴田(生瀬勝久)は、放火犯を例に挙げ、放火現場に毎回姿を見せる男は犯人に違いないとしつつ「ひょっとしたら、俺達には想像もつかないたまたまがあったりしてな」とつぶやく。

社会部キャップの橋(橋本じゅん)は、詠美の父の言葉を借りて、「大切なことはそれが事実かそうじゃないかじゃない。一番大切なことは何を歴史に残すかだ」と警鐘を鳴らす。

ローゼン岸本(野間口徹)や亡くなった琴音(シシド・カフカ)はヘミングウェイの能力を知って近づいてきた。

ローゼンたちはヘミングウェイを預言者として1400年間待ち続け、目的を持って13人の園児を誘拐。

しかし、警察の事情聴取ではそれらの事実をひた隠しにする。はぐらかしとほのめかし、塗り重ねられた嘘によって真実は遠ざかるが、ヘミングウェイの新たに発現した能力はそれが本物であることを確証する。

ヘミングウェイの能力はイメージを絵で可視化することから、対象を直感的に把握するもの、また集団催眠をもよおす瞑想まで幅広い。

新たに加わったのは未来を変える能力。公開討論の前夜、詠美の手帳に描いた絵は、宮部が落下したシャンデリアの下敷きになって亡くなることを予言していた。

だが絵はもう1枚あった。シャンデリアが落ちる絵の前に、ヘミングウェイは黒縁眼鏡の新聞記者が議員バッジを着けた男にペンを突きさす絵を描いていた。

橋が宮部を襲う絵を見て、ヘミングウェイは、詠美の知り合いが殺人犯になるのを避けるためにシャンデリアの絵を描いたのだ。

文字通り未来を書き換えてしまったヘミングウェイ。このことは、自身の無意識をコントロールしたことを意味する。

以前は絵を描いている時、自分でも何を描いているかわからないと話していた。絵の内容まで意識的にコントロールできるかは不明だが、少なくとも自らの意思で別の未来を予知できたことは確かだ。

まがまがしさを秘めた力を私たちはどう受け止めるべきだろうか?サクラの存在あるいは予想もつかない偶然、はたまた全てを受け入れての沈黙。

繰り返し現れる奇跡が、私たちへの集団催眠ではないとあなたは言い切れますか?

漂着者を全話ネタバレ!ヘミングウェイの正体と最終回結末の真実とは

漂着者を全話ネタバレ!ヘミングウェイの正体と最終回結末の真実とは

漂着者を全話ネタバレ!ヘミングウェイの正体と最終回結末の真実とは

漂着者6話で社会部のキャップ・橋(橋本じゅん)がトラベラーズノートのパスポートサイズを持っていました!

ドラマや映画の小道具にトラベラーズノートは本当に活きますね。

ドラマ「漂着者」7話のネタバレ

海岸に流れ着いた全裸の男をめぐるストーリーも早くも第7話。主人公であるヘミングウェイ(斎藤工)の正体については、いくつかの断片的な手がかりが示されてきたが、それらがつながって一枚の大きな絵が浮かび上がってきた。

「私はずっと自分が何者なのか問いかけ続けてきました。でもそれだけでは記憶が戻らないということに気付きました。あなたは何者ですか?」。

ヘミングウェイについて私たちが知っているのは、記憶がない、何種類からの予知能力がある、5階から落ちても死なない、お新香が好きなどの事実である。

それらは、予知能力をめぐるローゼン岸本(野間口徹)や琴音(シシド・カフカ)、自殺した後宮教授(越村公一)、旧ソ連の情報機関の言説を通して間接的に補充されてきた。

しかし、ヘミングウェイの記憶が戻らない今、より直接的な証拠が必要になってきた。

前話では、新潟沿岸にヘミングウェイと同じタトゥーをした死体が漂着していたことが明かされ、ヘミングウェイも多くの人に見送られて海に飛び込んだことを思い出した。

ローゼンや琴音は預言者を1400年間待ち続けており、第6感の遺伝子を持つ少数民族の関係は歴史的な事実によってつながっていた。

詠美(白石麻衣)が図書館で調べた文献(『倭人記解全書』)によると、聖徳太子の時代に「足首に羽根の紋様を描きし者ども」が離島に移住。

太子は平和な時代が過ぎて「空覆い尽くす暗雲の時」に、選ばれた者に海を渡るように命じた。

その理由は移住した一族に「破滅より天下を救う予言の血」が流れているため。ヘミングウェイがこの一族にあたることは間違いなく、同じタトゥーを持つローゼンと琴音には、海を渡ってきた預言者の末裔を迎える役割があった。

ただし、肝心のヘミングウェイの記憶は回復しておらず、記憶を取り戻した時にさらなる展開が予想される。

ヘミングウェイには自身の能力が他者を傷つけてしまうことへの怖れがある。実際、ヘミングウェイの能力は周囲の人々の歯車を徐々に狂わせていっているように見える。

宮部総理(キンタカオ)の死を予言したことで、宮部を殺そうとしていた社会部キャップの橋(橋本じゅん)は退職。

また県警の柴田(生瀬勝久)は刑事としての職務を逸脱してまで、失踪した娘のひかり(志水心音)に会わせてほしいと懇願する。

詠美はヘミングウェイと深い仲になったことで記者としての一線を超えた。ヘミングウェイが「僕が未来を予知するたびに、詠美が遠くへ行ってしまう気がするんだ」と語っているが、預言者ヘミングウェイの覚醒は周囲の人々との関係にも大きく影響しそうだ。

さて第7話では、宮部総理の死によって外務大臣の藤沼(峯村リエ)が臨時代理に任命。

その裏では秘書の立松(加門良)がローゼンと密会し、宮部が近く死ぬことを告げられていた。

峯村といえば、『あなたの番です』(日本テレビ系)で演じた赤池美里役のインパクトが大きく、宮部の死をめぐる野間口との共演シーンは同作の「交換殺人ゲーム」を連想させるものだった。

様々な考察を巻き起こした同作のように、『漂着者』もヘミングウェイの正体や予知能力の謎をめぐって考察が繰り広げられている。

本作と『あなたの番です』(日本テレビ系)の違いは、同作が純然たるミステリーとしての謎解きだったことに対して、本作には超常現象や現実の風刺が含まれていること。

メタ視点の考察と検証不能な超能力は微妙に食い合わせが悪いようにも感じられる。視聴者を引き込むために考えるべき点だろう。

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