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フジテレビで放送されているドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報や過去放送回のことや再放送、TVer(ティーバー)やGYAO!(ギャオ)、Netflix(ネットフリックス)などで観れるかなどを紹介したいと思います!
だからこそ、「ザ・ノンフィクション」をよりいっそう楽しむためにも何回でも観れるようにテレビ放送だけでなく、CMもなしの動画を楽しみたいですよね?
ドラマや、バラエティ番組は最新話が放送されてから一週間が過ぎると、無料動画配信サービスの「TVer」ではもう見ることは出来ません。
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目次
- 1 フジテレビのドラマやバラエティの見逃し配信ももちろんFODなら見放題!
- 2 FODなら月9ドラマなどのフジテレビの話題の動画がたくさん!
- 3 「ザ・ノンフィクション」さよなら モバイルハウス
- 4 「ザ・ノンフィクション」人力車に魅せられて~夢と涙の浅草物語~
- 5 「ザ・ノンフィクション」都会を捨てた若者たち前編
- 6 「ザ・ノンフィクション」居候たちの家
- 7 「ザ・ノンフィクション」闘う女たちの見る夢
- 8 「ザ・ノンフィクション」NYフェスティバル2022受賞記念
- 9 「ザ・ノンフィクション」無理とは言わない不動産屋
- 10 「ザ・ノンフィクション」たどりついた家族〜海の向こうの戦火と涙〜
- 11 「ザ・ノンフィクション」花子と大助〜余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日〜
- 12 「ザ・ノンフィクション」泣かないで、アコーディオン~シングルマザーの大道芸人~
- 13 「ザ・ノンフィクション」火事と夫婦と生きがいと~高円寺「薔薇亭」の1年~
- 14 「ザ・ノンフィクション」新・上京物語2022後編
- 15 「ザ・ノンフィクション」新・上京物語2022前編
- 16 「ザ・ノンフィクション」ボクらの丁稚物語2022後編
- 17 「ザ・ノンフィクション」ボクらの丁稚物語2022
- 18 「ザ・ノンフィクション」山奥ニートの結婚
- 19 「ザ・ノンフィクション」コロナと父娘のラーメン屋
- 20 「ザ・ノンフィクション」おせっかい不動産
- 21 「ザ・ノンフィクション」について
- 22 FODで見れる動画をたっぷり楽しもう!
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「ザ・ノンフィクション」さよなら モバイルハウス
ザ・ノンフィクション ボクのおうちに来ませんか3 〜さよなら モバイルハウス〜
モバイルハウスで自由気ままに暮らしていた2人の青年…「家族」ができたことで迫られる大きな変化…結婚・出産…いつまで漫画家になる夢を追うことができるのか…
自由気ままに生きてきた男たちに「家族」ができた。彼らは今、「自由」と「責任」のはざまで揺れ動いている…
移動式の「モバイルハウス」で自由を謳歌していたちはやさん(31)とナルさん(34)。お金に縛られることなく、山で動物を捕り、風呂代わりに川で水を浴びる。「好きなことだけをして自由に暮らしたい」そんな彼らと出会って3年…2人の生活には大きな変化が起きていた。
リヤカーを改良した一畳ほどのモバイルハウスで暮らしていたちはやさんは、2年前、交際していたゆりかさんと結婚。今は都内のマンションに暮らしている。それでも、プロの漫画家を目指して毎日、漫画を描く生活は変わらない…そんな夫婦の間に赤ちゃんが誕生したのは、2023年7月のこと。定職に就かないちはやさんは、家事にも育児にも積極的に取り組むものの、これまで家計を支えていた妻が育児休暇に入り、家計は火の車…なんとか連載を実現しようと出版社へ作品を持ち込むも、編集者からは厳しい評価を受ける。将来の不安を募らせるゆりかさんからは「あと1年だけ」と、夢を追う“猶予”を与えられた。一方、「家族が欲しいと思わない」と話していた赤井さんも、男の子2人を育てるシングルマザーの女性と一緒に暮らすことを決めた。モバイルハウスを離れ、新しい家族のために仕事を始める…
「自由」を求めながらも、家族を持つことの「責任」と向き合う男たちの揺れる心を見つめた…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
多部未華子
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「ザ・ノンフィクション」人力車に魅せられて~夢と涙の浅草物語~
東京・浅草の人力車に夢を乗せる若者たち…コロナ禍で職を失った研修生最年長の30歳に社内一の指導役がマンツーマンで徹底的な指導を続けるのだが…夢と涙の結末は…
人力車に夢を乗せる若者たちがいる…
東京・浅草観光の名物とも言える「人力車」。10社以上がしのぎを削る中で、赤いはんてんがトレードマークの「東京力車」は、SNSを駆使した発信を続けるなど、注目を集め、今や女性俥夫の数は浅草一。その門をたたく若者も多い。
俥夫になるための卒業検定に7回落ちても諦めない男性は、大学卒業後に就職した商社を辞め、人力車の世界に飛び込んだ26歳。すぐに諦めてしまう自分を変えたくて、歴代最長の9カ月、“研修生”を続け、俥夫を目指す女子大生。公務員の職を捨ててまで、俥夫を目指す27歳…そんな中、研修生で最年長、30歳のアツシは、コロナ禍でテーマパークのパフォーマーの職を失い、人力車に懸けていた。持ち前の接客力で、すぐに俥夫になれると思っていたものの、研修期間はすでに4カ月が経過。卒業検定も8回目を数えていた…
そんな彼らの背中を押すために、指導役を頼まれた先輩俥夫。これまで数多くの研修生を指導し、俥夫になる夢をかなえてきたのだが、卒業検定に落ち続けるアツシの指導には、予想を超える壁が立ちはだかっていた。
夢のため、一度しかない人生のため、浅草の町で人力車の仕事に魅せられた若者たちの汗と涙の日々を追った…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
山本美月
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「ザ・ノンフィクション」都会を捨てた若者たち前編
自然の中で生きていきたい…東京での競争に疲れ人間関係に苦しんできた青年と「田舎でカフェをやりたい」女性…27歳の2人の間に芽生える恋心…夢と恋の行方は…
自然の中で、お金やエネルギーに頼らない暮らしをしたい…
都会に背を向けて生きることを志す若者たちが1年間の共同生活を送る。
栃木県那須町にある「非電化工房」は、自然と調和した暮らしを目指し、自分の力で生きていく技術を学ぶ場所。2021年の春、5人の若者がその門を叩いた。いずれも東京での暮らしに疑問を感じてここにやってきた20代のメンバー。
和気あいあいと作業に取り組むメンバーと離れ、独りで過ごすのは、27歳の大地。幼い頃から、プロ野球選手になることを夢見て、名門高校に進学するも夢は叶わず。大学ではアメフトで日本一を目指すもレギュラーにはなれず、大手企業に就職するも1年あまりで辞めてしまった。常に「競争社会」を生き抜いてきた自分に疑問を感じ、人間関係も苦手で「本当の自分」を探すために、この地へやってきたのだ。
そんな“一匹おおかみ”の大地をメンバーの中で唯一、気に掛けていたのが、同じく27歳の樹乃香。都内の大学を卒業後、就職したものの毎朝の満員電車に心が折れてしまう。自然に囲まれた地で、カフェを経営したいという夢を持って、ここへやってきた。
「みんなの輪に入らないの?」と大地に寄り添う樹乃香に心を許していく大地。一緒に時間を過ごすうちに、2人の間に芽生え始める恋心…
都会を離れ、自然の中で生きていく「夢」を追いかける27歳の2人が、理想と現実の狭間で揺れ動いていく…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
志田未来
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「ザ・ノンフィクション」居候たちの家
なぜか“居候”たちが集う家…困っている人は放っておけない母・愛さんが呼び寄せる同居人たち…“居候カップル”に新たな命が生まれようとしていた…
都内で暮らす森川家の食卓は普通の家庭とはちょっと違う…
両親と3人の子供たちの他に、テーブルを囲む2人の男女。実は、この2人は家族ではなく、「困った人がいたら放っておけない」母の愛さん(41)が連れてきた“居候”なのだ。
1年前からこの家で暮らすコウジ(仮名・29)は、幼い頃から、両親から医者になることを強いられ、家族に息苦しさを感じていた。実家を飛び出した後、とあるイベントで、愛さんと知り合ったのだ。「うちにおいでよ」…と、愛さんに招かれ、居候生活が始まった。
子供たちのお姉さん的存在のユリ(仮名・30)は、大学を卒業後、会社を3カ月で辞めて海外に飛び出した。結婚を反対されたことがきっかけで、親と距離を置くようになる。
森川家で暮らし始めたきっかけは、コウジとの出会い。ユリがコウジとの子どもを身籠ったことを知り、愛さんが家に呼び寄せたのだ。
そんな森川家に、さらにもう一人、同居人が増えることに…今度は、香港からやってきた11歳の少年だ。愛さんは、どうしても少年を森川家に住ませたい「ある理由」があった。
“居候”が増えたことで、家計や居住スペースなど、新たな問題を抱えることになった森川家。そして、迫るユリの出産予定日…「家族会議」の末に愛さんが出した結論とは…
不思議な同居生活を続ける森川家と“居候”の人々。それぞれが「家族」の答えを探していく姿を見つめた。
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
ヒコロヒー
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「ザ・ノンフィクション」闘う女たちの見る夢
もう一度夜の街で輝きたい…コロナ禍の苦境を乗り越え再起を目指す29歳のキャバクラ嬢…初開催されるナイトクイーングランプリに挑む…「お水の世界」で闘う女たち
もう一度、輝きを取り戻したい…
千葉・西船橋のキャバクラで働く輝(きら)さん(29)は、18歳から「お水の世界」で働くベテランキャバクラ嬢だ。30歳を目前に控えた彼女は、コロナ禍の影響も重なり、月の収入は15万円ほど。かつての1割にまで減少していた。安定した収入を求め、200万円の借金までして始めた歯のホワイトニングサロンも、思うように売り上げが伸びない。さらに、キャバクラでは20代前半の若い女性たちが台頭し、客からの指名も減っていく日々…
そんな輝さんが、2021年夏、あるイベントに挑もうとしていた。初めて開催される「ナイトクイーングランプリ」。全国のクラブ、スナック、キャバクラなど「お水の世界」で働く女性たちが集まり、容姿や売り上げだけでなく、個人の魅力や個性を競うというコンテストだ。
このコンテストで認められ、自分の価値を高めたい…お店で不振が続く輝さんは、他のキャバ嬢にはない、あることを“武器”にコンテストに挑んでいた。
一方、コンテストを主宰するのは、日本水商売協会の会長・甲賀香織さん(41)。夜の街で働く女性のため、疲弊する水商売業界を活気づけようと自ら協会を立ち上げた。
再び、夜の街の輝きを取り戻したい…身重の体で、なんとかコンテストを成功させようと奔走していた。
苦境に陥る夜の街で、それぞれの輝きを求める女性たち。その闘いの日々を見つめた。
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
小芝風花
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「ザ・ノンフィクション」NYフェスティバル2022受賞記念
5月15日(日) 14:00~14:55放送
【ボクと父ちゃんの記憶 別れのあと 家族の再会】
認知症の父と家族の別れ
離ればなれになった家族のその後の物語
父の誕生日に訪れた奇跡ニューヨーク フェスティバル2022受賞記念
語り:富田望生 pic.twitter.com/qotsP5PQjL
— ザ・ノンフィクション (@TNonfiction) May 8, 2022
ニューヨーク・フェスティバル・ドキュメンタリー普遍的関心部門・銅賞を受賞…認知症の父と家族の別れ…離ればなれになった家族のその後の物語…父の誕生日に訪れた奇跡
2021年10月に放送され、国際メディアコンクール・ニューヨーク・フェスティバルのドキュメンタリー・普遍的関心部門で銅賞を受賞した作品と家族の「その後」をお届けする。
2021年夏。私たちが出会ったのは、緑に囲まれた千葉・睦沢町で暮らす高校3年生の大介さん(17)。父の介護を続ける、いわゆる「ヤングケアラー」だ。父・佳秀さん(65)は、50歳の時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断された。
それから15年、病の進行は進み、家の中を歩き回り、今では家族との会話もままならず、トイレに一人でいくこともできなくなった。
進行していく父の認知症を前に、一家は父を介護施設に入所させる決断をする。毎日、顔を合わせることで、ようやく繋がっている父の中の家族との記憶。もしも、この家を出て、介護施設に入れば、認知症が一気に進行してしまうかもしれない。コロナ禍もあって、入所すれば、半年以上、家族との
面会は許されない。父の頭の中から、自分たち家族の存在は、完全に消え去ってしまうのではないか。それは、実質的に、父と家族の「お別れ」を意味する…
あの別れから4カ月。大介さん一家を訪ねると、介護生活から変わり時間に余裕が出来た一方で、父の不在を実感する母。そして、少しずつ生まれていく家族との距離。
2022年春、父の66歳の誕生日を祝うため、家族はケーキを差し入れに行くのだが…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
富田望生
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「ザ・ノンフィクション」無理とは言わない不動産屋
「部屋を貸してもらえない」ワケありな人生を抱える客たち…決して「無理」とは言わずに部屋探しに奔走する不動産会社代表…難航する部屋探しの結末は…
引越しに迫られても、なかなか部屋を貸してもらえない…
高齢や生活保護、心の病を理由に住まいを借りるのが難しい「ワケあり」な人々の部屋探しを手伝うのが、横浜市にある不動産店の代表・齋藤瞳(43)だ。
客のほとんどは「部屋を借りたい」と申し入れてもなかなか難しい人たちだ。オーナー側は、隣人トラブルや事故、家賃滞納を恐れ、部屋を貸すことに慎重になってしまう。
齋藤は、自分を頼りにやってきた客に対し、決して「無理」とは言わない。部屋を探し「契約して終わり」ではなく、客のその後の人生に関わっていきたいと言う。
仲介手数料、いわゆる営業利益は家賃1カ月分。ところが、部屋を見つけるのに半年かかることも珍しくない。
2021年夏、齋藤が出会ったのは、大家から立ち退きを言い渡された親子。70代の母と40代の息子だ。聴覚過敏や「人の目が気になる」と、心の病を抱える息子は、ただでさえ限られる物件でも、転居を決断することができない。退去の期限は「年内」…齋藤は親子の新居を見つけることができるのだろうか…
部屋を借りられない客に、齋藤は新居だけでなく、仕事まで用意し「お客さんが今日も元気に働いている」ということを安心材料にしている。部屋を貸しても心配はないと、オーナーや管理会社が納得してくれるように。
山あり谷ありの客の人生に耳を傾ける、「無理」とは言わない不動産店の部屋探しを追った…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
江口のりこ
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「ザ・ノンフィクション」たどりついた家族〜海の向こうの戦火と涙〜
1万kmの道程で日本にたどり着いた家族…ウクライナからの避難民の現実…6歳の少女は小学校へ入学…慣れない異国での生活と故国の惨状に家族の心は追い込まれていく…
2022年春…赤いランドセルを背負った少女が新宿区の小学校へ入学した。
レギナちゃん(6)は、わずか3週間前、戦火の中を脱出し、日本へとたどり着いたウクライナからの避難民だ。
新宿区に住む和真さん(35)・アナスタシアさん(22)夫妻。日本とウクライナで暮らしていた2人はマッチングアプリを通じて知り合い国際結婚。日本で新婚生活を始めた。
あれから2年半…突然、母国を襲ったロシアによる侵攻。
アナスタシアさんの故郷には、母・マーヤさん(44)と年の離れた妹・レギナちゃん(6)、弟・マトヴェイくん(4)が暮らしていた。昼夜を問わず町に鳴り響く空襲警報と防空壕に逃げこむ毎日…
3月上旬、母子は、アナスタシアさんが暮らす日本へ避難することを決意する。アナスタシアさん家族の1万kmにおよぶ脱出行が始まった。避難民であふれる列車に揺られ、バスを乗り継ぎ、歩いて国境を越え、隣国ポーランドまで40時
間の道のり。そして飛行機を乗り継ぎ、故郷を出てから2週間後の3月17日、3人は日本へたどり着いた。
全く言葉の分からない異国の地で始まった新生活。和真さん夫妻の自宅に身を寄せながら、レギナちゃんは小学校に入学。マトヴェイくんは幼稚園へ通うことに。一方、母・マーヤさんは、ウクライナへ帰りたいという切実な思いを抱えていた…
戦火に翻弄され、遠く離れた日本へたどり着いたある家族の2カ月を見つめた…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
芳根京子
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「ザ・ノンフィクション」花子と大助〜余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日〜
4月17日(日) 14:00~14:55放送
【花子と大助 余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日】
2018年「余命半年」の宣告を受けた妻の花子
あれから4年
がんと闘い続ける夫婦が向かったのは「なんばグランド花月」
宮川大助・花子“奇跡の復活”の記録語り:青葉市子 pic.twitter.com/F2aibqMRSW
— ザ・ノンフィクション (@TNonfiction) April 10, 2022
2018年「余命半年」の宣告を受けた妻の花子…あれから4年…がんと闘い続ける夫婦が向かったのは「なんばグランド花月」…宮川大助・花子“奇跡の復活”の記録
妻が「余命半年」の宣告を受けたのは今から4年前のこと…
夫婦漫才コンビ、宮川大助・花子。コンビ結成から43年、結婚生活46年。今ではめずらしい、夫婦でのコンビ芸人。漫才師としての確固たる地位を築き、2017年には紫綬褒章を受賞、名誉も手にしたおしどり夫婦だ。
しかし、その道のりは、決して順風満帆というわけではなかった。花子の胃がん、大助の脳出血と腰の大手術…何度も生死の境をくぐり抜けてきた2人。
そして今、花子が闘っているのが「症候性多発性骨髄腫」。血液のがんだ。
全身にがんが転移し「あと1週間遅かったら死んでいた」と医師に言われるほどの状態から始まった治療。「余命宣告」を受けたほどの病状は、奇跡的な回復を見せ、花子の体からがんが消えていく…苦しい治療とリハビリに耐えるのには、理由があった。
「もう一度、なんばグランド花月のセンターマイクの前に立つこと」
かつて大助が倒れた際は、夫が戻るべき場所として、花子がひとりで守った「センターマイク」。今は初めて自分のために「再びセンターマイクの前に立ちたい」と願っている。
芸人の命でもある「話術」は、戻りつつあるものの、自分の足で立ち、漫才をやりきるだけの回復までには、まだまだ出口の見えないリハビリを続ける必要がある。花子の願いはかなうのか…夫婦でがんと闘う4年をカメラが見つめた…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
青葉市子
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「ザ・ノンフィクション」泣かないで、アコーディオン~シングルマザーの大道芸人~
コロナ禍で仕事と収入を失ったシングルマザーの大道芸人…4歳の一人息子と貯金を切り崩し持病と闘いながら暮らす日々…母と息子は再び客前に立つことができるのか…
ネオンきらめく、とある歓楽街の片隅で暮らす母と息子がいる。
大道芸人のあんざいのりえさん(44歳)は、アコーディオンひとつで、一人息子のろっちゃん(4歳)を育てるシングルマザーだ。大学卒業後すぐに、夜の駅でアコーディオンを弾き始めたのりえさん。以来23年、大道芸人としての誇りを胸に生きてきた。
中でも上野公園は、パフォーマーたちが芸と人気を競い合う“主戦場”。母・のりえさんにとっては、自分の存在価値を実感できるホームグラウンドでもある。この場所で息子のろっちゃんは「座長」と呼ばれ、多くのお客さんに愛されていた。
ところが、コロナ禍となり、収入のほとんどを占めるイベント出演が軒並みキャンセルに。感染防止対策で上野公園の大道芸も中止となってしまう。
仕事も収入も失ったのりえさんは、これを機に芸の幅を広げようと日々アコーディオンの練習に取り組むものの、一向に出口の見えないコロナ禍の中、持病が悪化し体が動かなくなってしまう。貯金を切り崩す生活にも限界が見えはじめ…
そんな中、半年ぶりに入ったイベントの仕事で、ろっちゃんが思わぬ行動に出る。果たして母とろっちゃんは、再び上野公園でお客さんの前に立つことができるのだろうか…
コロナ禍に翻弄される大道芸人の母と息子の、愛と闘いの日々を追った。
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
川栄李奈
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「ザ・ノンフィクション」火事と夫婦と生きがいと~高円寺「薔薇亭」の1年~
2020年末…50年続く人気洋食店が火事で全焼…店の再開に動く経営者夫婦だが…生きがいを失って訪れた「夫婦水入らず」の時間に老夫婦は亀裂を深めていくばかり…
2020年の年の暮れ…東京・高円寺で50年愛され続けた洋食店が全焼した。
店の名は「薔薇(ローズ)亭」。無口なマスター・正氏さん(80)の作る安くて大盛りの料理と、派手な髪飾りでお客さんを我が子のようにもてなすママ・千種さん(78)の人柄が名物の人気店だった。
火事から1カ月、夫婦は営業再開に向けて動き出すのだが、家賃の高騰や人気商店街ゆえの物件不足など、厳しい現実に直面する。そんな矢先、マスターの体を襲う異変により2人は店の再開断念を決断する。
50年間、夫婦の歩みそのものだった店を失った2人は、趣味や習い事など「新たな生きがい」を探し始めるが、突然、訪れた「夫婦水入らずの時間」をどう過ごしていいか分からない。小さな家で顔を合わせればいがみあう2人…
客との触れ合いが忘れられないママは商店街に出かけ、かつての客たちとの出会いに癒しを求める。
一方、気持ちの行き場を失ったマスターは自室に閉じこもるようになっていった。
そんなある日、ママの79歳の誕生日パーティーを夫婦が「子どもたち」と呼ぶ常連客たちが開催する。「もう一度、あの味が食べたい」「昔のようなママとマスターに戻ってほしい」という願いが夫婦の関係を好転させていく…
人生にとって「生きがい」とは…「夫婦」とは…ある老夫婦の火事からの1年を見つめた。
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
池脇千鶴
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「ザ・ノンフィクション」新・上京物語2022後編
3月27日(日) 14:00~14:55放送
【新・上京物語2022 後編 旅立ちの時】
洋食の有名店で一流料理人を目指す若者たち
念願の調理担当になったのに厳しい現実に揺れる新人
シェフの「最後の愛弟子」が抱く上京の先にある夢
旅立ちの時が迫る語り:上白石萌歌 pic.twitter.com/fmh48aJs2r
— ザ・ノンフィクション (@TNonfiction) March 21, 2022
洋食の有名店で一流料理人を目指す若者たち…念願の調理担当になったのに…厳しい現実に揺れる新人…シェフの「最後の愛弟子」が抱く上京の先にある夢…旅立ちの時が迫る
春…夢と希望を抱いて故郷を旅立ち、東京を目指す若者たち。
2021年4月。料理人を目指し上京してきた3人の若者がいた。栃木県から上京してきた同じ高校出身の千春さん(18)と楽壱(らいち)くん(18)。彼らより1つ年上で、茨城県からやってきたあかりさん(19)。就職先は、洋食界の巨匠・大宮勝雄シェフ(71)が経営する有名店「レストラン大宮」だ。
新人を指導するのは9年目の七久保先輩(26)だが、3カ月たっても、仕事を覚えてくれない新人たちに疲れ果てていた…18歳の時、栃木県から上京してきた七久保先輩。腕を磨き、新丸ビル店を任せてもらえるまでになった。入社時からの夢は「海外で活躍する料理人になること」。しかし、新型コロナウイルスのまん延で、海外へ渡る夢は、先延ばしとなり、目標を失いかけていた。
一方、そんな先輩のもとに配属されてきたのが新人の千春さん。中学時代から料理人を目指し、3人の新人の中でも特に料理への思いは強い。入社当初は接客がメインのホール担当だったが、半年を経て、念願の調理担当になったのだ。
しかし、現実は厳しく、調理場で七久保先輩に怒られる毎日…次第に「自分は料理人に向いてないのではないか」と悩みを深めていく。
上京したその先に抱く夢をかなえようとする先輩と、夢と現実の狭間で揺れ動く18歳の新人。一流の料理人を目指した上京物語の続きに待っていた「旅立ちの時」が近づく…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
上白石萌歌
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「ザ・ノンフィクション」新・上京物語2022前編
洋食の有名店で一流の料理人を目指す…1年前に大きな夢を胸に上京した18歳の千春…誰よりも料理への情熱があるのに配属は接客担当…故郷を離れ東京で見る夢の行方は…
春…夢と希望を抱いて故郷を旅立ち、東京を目指す若者たち。
2021年4月。料理人を目指し上京してきた3人の若者がいた。栃木県から上京してきた同じ高校出身の千春さん(18)と楽壱(らいち)くん(18)。彼らより1つ年上で、茨城県からやってきたあかりさん(19)。就職先は、かつて「料理の鉄人」にも出演した洋食界の巨匠・大宮勝雄シェフ(71)が経営する有名店「レストラン大宮」だ。
新人3人の中で、料理への思いが特に強い千春さん。仕事が終わっても、寮の自室で自炊し料理の腕を磨いていた。千春さんが料理人を目指すきっかけ…それは中学時代、がんとの闘病生活で食欲のない祖母のために料理を作ったこと。食の大切さを実感し、料理人を目指す千春さんは、往復2時間半も掛けて調理科のある高校へ進学。パティシエ部とそば打ち部に所属し、料理漬けの高校生活を送った。夢に向かって、真っ直ぐに突き進んできた千春さん…しかし、彼女の配属はホール担当。一方、同期入社の2人は調理担当に。時が経つにつれて同期と大きく差をつけられていく千春さん。気持ちが焦れば焦るほど失敗し、空回りしていく…一人悩みを抱える中、彼女が向かったのは…。
大きな夢と立ちはだかる現実を前に揺れる18歳の上京物語を追った…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
上白石萌歌
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「ザ・ノンフィクション」ボクらの丁稚物語2022後編
令和の時代に「丁稚奉公」で職人を目指す若者たちの5年の記録…先輩後輩の間に広がる亀裂が会社の伝統を大きく揺るがす事態に…そして「職人」を目前に夢を諦める者が…
今から5年前、厳しい丁稚奉公の世界に飛び込んだ3人の若者がいる…
横浜市にある家具の製作会社「秋山木工」。一流の職人を目指し入社した新人たちは、住み込みで5年間修行する、いわゆる“丁稚奉公”。酒もタバコも恋愛も禁止、ケータイ電話は私用で使えず、家族への連絡は手紙だけ。おまけに修行期間は、男性も女性も丸刈り。
2021年春。秋山木工に入社した2人の新人の指導役を任されたのは、2017年に京都大学を中退して入社した内藤くん(27)と同期の2人、そして2019年に入社した山田くん(20)。実はこの半年前、山田くんは、3人の先輩たちへの不満から、会社を飛び出してしまった。以来、先輩と後輩の関係は悪く、その溝は深まるばかり。社長からは、新人の指導を巡って「もっと命懸けでやれ」と叱られる毎日…
そんな中、若手職人日本一の技術を競う技能五輪に2017年組の佐藤くん(22)と山田くんが秋山木工の代表として、出場することに。会社の伝統と誇りを背負い、ライバルとして競い合う先輩と後輩。しかし、この2人が秋山木工を大きく揺るがす事態を引き起こすことに…
厳しい修行に臨む若者たちの迷い道と別れ道。一流の職人への道を歩む令和の丁稚たちの5年間の記録。
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
大島優子
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「ザ・ノンフィクション」ボクらの丁稚物語2022
ケータイ・恋愛・酒・タバコは禁止の共同生活…男女問わず全員丸刈り…令和の時代に「丁稚奉公」で職人を目指す家具製作会社に飛び込んだ若者たちの涙と迷いの5年の記録
令和の時代に若者たちを徹底的に叱って育てる会社がある…
横浜市にある家具の製作会社「秋山木工」。一流の職人を目指し入社した新人たちは、住み込みで5年間修行する、いわゆる“丁稚奉公”。酒もタバコも恋愛も禁止、ケータイ電話は私用で使えず、家族への連絡は手紙だけ。おまけに修行期間は、男性も女性も丸刈り。
2017年春。秋山木工の門を叩いた3人の若者と出会った。
京都大学を中退して来た内藤くん(23)は、実家の家具会社を継ぐために…。加藤くん(22)は京都で8代続く、実家の造園会社のリーダーとなるために…糖尿病を抱える佐藤くん(17)は、支えてくれた家族に恩返しをするために…
2019年春。“丁稚”となった2017年組の3人に「後輩」ができることに。「流されやすく甘えがちな自分の性格を改善し、人として成長したい」と入社してきた山田くん(18)。入社を認められ、伝統の丸刈りにすることができたことにうれし涙を流す。
同じ釜の飯を食い、共に修行を続ける4人の丁稚の間に、次第に生まれていく大きな溝…「言うことを聞かない」と後輩に不満を募らせる2017年組と「もっとしっかりしてくれ」と不満をぶつける山田くん。そんなある日、山田くんが突然、会社から姿を消してしまう…
「このまま職人を目指すのか…」自身の将来を考え、悩み迷い続ける4人の丁稚たち。一流の職人への道を歩む令和の丁稚たちの5年間の記録。
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
大島優子
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「ザ・ノンフィクション」山奥ニートの結婚
働きたくない…何かとわずらわしい社会から離れて限界集落で共同生活をする若者たち…初めての結婚式と出産…新しい命という現実の前に揺れる山奥ニートたちの1年の記録
最寄駅から車で2時間、平均年齢が80歳に迫る「限界集落」に、約40年ぶりとなる赤ちゃんがやってきた…
和歌山県の山奥で「働きたくない若者たち」が共同生活を送っている。自らを「山奥ニート」と呼ぶ20〜30代の約10人が一つ屋根の下で暮らすシェアハウス。彼らは皆、社会や家族とのつながりから離れ、互いに干渉することもない「理想郷」を追い求め、この地にたどり着いたのだ。
3年前、愛知県からやってきた30代のももこさんは、2021年5月、突然の結婚発表でみんなを驚かせた。お相手は、同じシェアハウスの年下男性。しかも、ももこさんは妊娠しているという…「私はここで子育てがしたい」と話すももこさん。自由気ままな暮らしを続け、社会の現実とは距離を置くことを望んで生きる山奥ニートたちが新しい命という「現実」に向き合うことになったのだ。
「私はここで子育てがしたい。10人いれば誰かしら暇な人がいるから」と話すももこさんに住人たちは戸惑いの色を隠せない…
出産を控える夫婦が頼りにしていたのは、隣の山の限界集落に暮らす中岡さん(86歳)。
ももこさんは彼女から子育てを教わろうとするが、シェアハウスで子育てをしようという夫婦に中岡さんは不安を募らせていく…
赤ちゃんという「現実」は、若者たちの理想郷に何をもたらすのか…山奥ニートたちの1年を追った。
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
suis(ヨルシカ)
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「ザ・ノンフィクション」コロナと父娘のラーメン屋
コロナの苦境を訴える張り紙がSNSで批判を受けたラーメン店の女性店主…飲食店の現場では一体何が起きているのか…店を立て直そうと奮闘する父娘の闘い…
「もう限界かもしれません」…
この一文から始まる張り紙が物議を醸し、話題となった1軒のラーメン店がある。
2021年5月、コロナ禍での度重なる休業要請で、苦境に立つ経営への思いを店先の張り紙で訴えたのは、店主のえつ子さん(35歳)。ずっと水商売の世界で生きてきた彼女が、心機一転、ラーメンの世界、それも激戦区である東京・荻窪で勝負しようと決めたのは理由がある…
えつ子さんの父・裕也さん(54歳)は、埼玉県を中心に居酒屋やキャバクラを展開する飲食店グループを経営する社長。順調に売り上げを伸ばし、事業を拡大していたのだが、コロナ禍となり、グループの売り上げは10分の1に。そこで、えつ子さんは、“夜の街”よりも影響を受けづらいと考えたラーメン店を開店したのだ。
しかし、コロナ禍の現実は厳しく、2020年6月の開店以来、ずっと赤字続き。
無料サービスを充実させても、新作ラーメンを出しても、いっこうに客足は伸びない。父が経営する店も経営難は加速し、キャバクラは休業を強いられていく…追い詰められていく父と娘は、ついに大きな決断を求められる。
一向に出口の見えないコロナ禍の中で、飲食業界の現場では一体、何が起きているのか…ある父娘の姿を通して、その実態を追った。
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
松本まりか
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「ザ・ノンフィクション」おせっかい不動産
ほとんどの客がワケありな「おせっかい不動産」…火事で焼け出され全てを失った人から部屋探しの依頼が…亡くなった人の部屋の片付けまで…「おせっかい」は終わらない…
アフロヘアーがトレードマークのその男は、長身で、ちょっぴりコワモテな風貌…
高橋大輔(40)は、その見た目とは裏腹に、不動産業者の代表だ。
屋号は「おせっかい不動産」。唯一無二の不思議な仲介業者の一番の特徴が、その名の通り「おせっかい」だ。
彼の担当する客のほとんどが、複雑な“事情”を抱える「ワケありな人々」。時には病院から…時には障害のある人から…そのほとんどが“普通”の不動産業者では
対応すらしてくれない人たちだ。
「自分以外に誰もやらない」と語る高橋は、ワケあり客たちを断るどころか歓迎し、必ず希望に見合った物件を見つける。
高橋の仕事は部屋探しだけでは終わらない。その客たちに「おせっかい」をしていくのだ。「困っていそうだから、こっちが好きでやること」。余計なお世話かどうかは気にしない。
ある日の依頼は、火事で全てを失った男性。さらに、「ステージ4」のがんを患う
生活保護受給者…そして、亡くなった人の部屋の後片付け…「この人のためにできることは何か?」高橋が始めた「おせっかい」とは…
そして、高橋の元に初めて30歳の女性新入社員が飛び込んでくる。
彼らの「おせっかい」によって、ワケありな人々の“何か”が変わっていくのだろうか…
「ザ・ノンフィクション」の出演者
【語り】
多部未華子
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「ザ・ノンフィクション」について
「ザ・ノンフィクション」は、1995年10月15日からフジテレビと一部系列局で放送されている日本のドキュメンタリー番組。字幕放送で、一部放送回ではステレオ放送あり。
BSフジでも2011年4月7日から2014年9月までレギュラー放送された。現在は不定期放送。
市井の人々が人生に苦闘しながらも情熱を持って生きる姿を取り上げるドキュメンタリー番組である。著名人を取り上げることもある。
普段は垣間見ることのできない人間の一面や、人間関係、生き方、ひとつの職業などを深く掘り下げることで見えてくる隠された本質や、記憶に残る事件・出来事などを長期に亘って密着取材することで、その事柄のありのままの姿を視聴者に届けている。この番組で取材を受けたのを機に有名になった人物も多く、特に反響の大きかったものは出演者の「その後」を追いかけ、過去と現在の様子を再構成して放送する。
制作会社は毎回持ち回りで固定されておらず、レギュラー出演者も置いていない。ただし、以前番組で取り上げた人物の「その後」を放送する回では、フジテレビの女性アナウンサーが冒頭にナビゲーターとして出演し、過去の放送を振り返るとともに、現在の様子を取材したVTRへの振りを行うこともある。
関東ローカルながら、意欲的なドキュメンタリー番組として高い知名度があり、2010年代以降はフジおよび他局の全国ネットのバラエティ番組(『月曜から夜ふかし』など)でパロディが制作されることもある。テレビ業界にも本番組のファンが多く、2020年2月20日にはテレビ朝日制作のバラエティ番組『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』にて「ザ・ノンフィクション大好き芸人」を放送。番組映像の使用許可は得ず、内容の紹介は出演者他による再現映像や紙芝居で行った。
2012年10月より、第一興商の通信カラオケ機器「DAM」のLIVE DAMシリーズと最新機種専用に、本番組の映像をカラオケ背景映像として配信するサービスが開始された。これまでにも、風景など一部のドキュメンタリー映像がカラオケに使用されることはあったが、被写体の人物を含めて作品が丸ごと再編集され、カラオケとして楽しめるのは史上初だという。
2017年12月15日に『金曜プレミアム』枠で本番組の全国ネット特別版『ザ・ノンフィクションスペシャル~人殺しの息子と呼ばれて~』が放送されて以降、本番組を遅れネットする系列局が増えている。
2021年4月18日の放送で1,000回を迎える。これを記念して、4月11日・4月18日の2週にわたって、番組の歴史を振り返りながら、「『ザ・ノンフィクション』は何を描いてきたのか?」を検証する「放送1000回SP」が放送され、ナレーションは、歴代最多の36回目となる宮崎あおい。
「ザ・ノンフィクション」の放送時間
フジテレビ(地上波)
※いずれも日曜日に放送。
13:30 - 14:55(初回 - 1996年3月) - ※85分
13:55 - 14:55(1996年4月 - 1997年9月) - ※60分
14:00 - 14:55(1997年10月 - 2007年9月) - ※55分
13:55 - 14:55(2007年10月 - 2008年3月) - ※60分
13:45 - 14:45(2008年4月 - 2009年9月)
14:00 - 14:55(2009年10月 - ) - ※55分
※2021年1月現在、北海道文化放送・岩手めんこいテレビ(2021年1月17日 -)・福井テレビ・高知さんさんテレビ・サガテレビ・テレビ熊本(いずれの局も遅れネット)でも番販で放送されている。
『FNS27時間テレビ』やマラソン・駅伝中継(大阪国際女子マラソン、東日本女子駅伝等)の放送日は休止。競馬中継が重賞レースにより放送時間を拡大する日は、放送を休止するか、通常より30分繰り上げたり、25分繰り上げ・5分短縮で13:35 - 14:25の放送としたり(2005年4月から2007年9月まで)、1時間繰り上げて13:00 - 14:25(14:35)の拡大版として放送する、などの措置が採られる日もある。また、フジテレビ以外のFNS系列の局では別の時間帯で放送される事もある。
2020年5月以降、後続のミニ番組『ビジネスstyle』が休止となる際は、14:00 - 15:00の60分枠として放送される。
BSフジ
※いずれも土曜日に放送。
14:00 - 14:55(2011年4月 - 6月)
11:00 - 11:55(2011年7月 - 2012年3月)
14:00 - 14:55(2012年4月 - 2014年9月)
週によっては放送休止の場合がある。当初は14:00 - 14:55または13:00 - 13:55の枠にて放送していた。当時13:00 - 13:55に放送されていた『めざましテレビ公認 わがまま!気まま!旅気分』が14:25ないし14:30まで拡大して放送されたり、14時台に特別番組が編成されたりする日も多かったため、14:30 - 15:25に繰り下げられる日もあった。2012年4月より再び14:00 - 14:55の枠に戻り、2014年9月を以てレギュラー放送は終了した。
以後は不定期放送となっており、主に日曜の「BSフジサンデースペシャル」枠で、地上波では2話完結で放送されたものを中心に新たに編集を加えた「特別版」を放送する。まれにこれを放送する系列局もある。
2020年10月より「BSフジサンデースペシャル」が土曜に放送日時変更、「BSフジサタデースペシャル」となり、主にこの枠で放送される。
「ザ・ノンフィクション」題材にした人々・出来事
人物・団体
アイスリボン - 埼玉県蕨市に道場を構える女子プロレス団体。3名の選手を中心に密着取材した。
あじゃ - 女優・タレント。ヤマンバギャルだった10代の頃に取材。彼女の素行に反対しつつ見守る父親との関係を放送した。
天野貴元 - アマチュア将棋棋士。11歳で新進棋士奨励会に入会して「天才」と称されたが、その後は伸び悩み、結局プロ棋士にはなれなかった。2015年10月27日、癌による多臓器不全のため30歳で死去。
猪狩ともか - アイドルグループ「仮面女子」のメンバー。2018年4月11日、強風で倒れてきた木製の案内板の下敷きになり、脊髄損傷による両下肢麻痺の障害を負う。
井上敬一 - 大阪・ミナミのホストクラブ「PrinceClubShion」の元カリスマホスト兼オーナー。栄光から自身の触法行為によって転落するまでの数年間を追った。
岩手高等学校将棋部
上木草平 - 飲食店プロデューサー。
内田裕也 - ミュージシャン。親交のある映画監督・崔洋一が晩年の内田を密着取材。ナレーションは妻の樹木希林が担当し、『転がる魂 内田裕也』と題して映画館でも上映された。
AKB48 - 2015年と2016年に取材。シングル曲選抜メンバー総選挙において圏外だった中村麻里子と島田晴香、大島涼花と宮崎美穂にそれぞれ密着。
大森昌也 - 「自分たちの食べるものは自分たちで作る」と言う精神の元、徹底した自給自足生活をする家族に密着。子供達に自ら考えさせようとするあまり、小学校へ行きたくなければ行かなくていいと義務教育を自分達で受けるか選択させるという方針には賛否が分かれた。
カタモミ女子 - 同名の肩もみ店で働きながら活動していた女性アイドルグループ。ブレークのきっかけを掴めない中、グループ(店)に残ったメンバーと、熱心に通い続けるファンを追った。解散・閉店後の2017年4月には続編が放送。
叶麗子 - 演歌歌手。活動拠点の大阪では『通天閣の歌姫』と呼ばれ連続テレビ小説『ふたりっ子』の登場人物『オーロラ輝子』のモデルにもなった。50歳代になった彼女の活動を追った。
川又三智彦 - ツカサウィークリーマンション元社長。総資産3000億円から会社倒産で1000億円の借金を抱え、福島県で新規事業にかける姿に密着した。
神奈川県立神田高等学校野球部 - 神奈川県下でも有数の“荒れる高校”の野球部。2006年夏の全国高校野球選手権・神奈川大会の初戦で10年ぶりの勝利を挙げるまでと、卒業後のナインを追った。
キグレNewサーカス - 2010年に経営破綻し廃業したサーカス団。在籍していた女性ピエロの再チャレンジを追った。
ギリヤーク尼ヶ崎 - 大道芸人。80歳を超え、パーキンソン病や脊柱管狭窄症を抱えながらも踊り続ける姿に迫った。
栗城史多 - 登山家。「単独無酸素」を標榜して高所登山を行っていたが、その登山スタイルには賛否両論があった。2018年5月21日に登山中の事故により死去。
玄秀盛 - 東京・新宿歌舞伎町の福祉団体「日本駆け込み寺」(旧名:新宿救護センター)の代表。2006年6月30日には、当ドキュメンタリーをドラマ化した『こちら新宿駆けこみ寺 〜泣き笑い玄さん奮闘記〜』が金曜エンタテイメント枠で放映され、番組でナレーションを担当した高橋克実が玄を演じた。
小堀俊夫 - WAHAHA本舗に所属していたお笑い芸人。かつてはお笑いコンビ「ガッポリ建設」として活動し、一定の評価を得ていた。しかし現在は、仮病で仕事をさぼる、闇営業を行う、弟子にお金をせびるなどの問題行為を繰り返しており、遂にWAHAHA本舗からマネジメント契約を解除されてしまう。放送後、この「クズっぷり」が話題となり、有吉弘行などかつてともに仕事をしたことのあるお笑い芸人らも反応した。
しじみ - 女優。以前はピンク映画に出演しており、一旦芸能界を引退して故郷・島根県に戻ったものの、2016年1月に芸能活動を再開した。
茂山宗彦 - 狂言師。当時4歳だった彼の双子の息子が初舞台を踏むまでを追った。
すがやあゆみ - 神奈川新聞職員でネットアイドル。身体障害者である彼女の恋愛、結婚、出産、育児を10年以上に渡り取材した。
高須正和 - スイッチサイエンス国際事業開発担当。世界中から深圳に集まってくる最先端技術を世界へ発信、日本企業との橋渡し役をしている様子を取材
高畠導宏 - 元プロ野球打撃コーチ。筑紫台高等学校(福岡県太宰府市)教員兼野球部監督。取材中の2004年7月1日に膵臓癌のため死去。
武居由樹 - プロボクサーで、K-1スーパーバンタム級の元王者。当初はキックボクサー時代の師である古川誠一(POWER OF DREAM会長)をメインに取材していたが、その教え子の1人が当時不良少年だった武居であり、古川会長夫妻は現在もこうした不良少年を自宅で預かり、一人前の格闘家に育て上げることで更生を支援している。
多田屋 - 石川県・和倉温泉の老舗旅館。千葉県から多田屋に嫁いだ元・看護師の女性が若女将として成長する姿と、彼女を取り巻く人々を追った『花嫁のれん物語』シリーズを12年間にわたり放送した。2015年3月8日(石川テレビでは同年3月14日)には、ザ・ノンフィクション20周年特別企画として、2007年6月放送『花嫁のれん物語〜地震に負けるな能登半島〜』をシナリオ化したドラマ『ニュースタイル花嫁のれん物語』を放送、若女将を酒井美紀が演じた。
七代目立川談志 - 落語家。本人、マネージャーも務めた長男が1999年から撮影し続けた約750本のビデオテープに収められた1000本以上に上る映像から、談志本人の最期の12年間、ビートたけしらとの交流や、孫と遊ぶ時の優しい表情、最愛の妻との日常などを紹介した。2011年11月21日死去、それから10年後の2021年同日、談志没後10年の追善として放送された。
立道聡子 - 全盲のシンガーソングライター。元々は同じフジテレビの『FNNスーパーニュース』が密着取材をしていた。2010年9月3日には、立道の自著を基にドラマ化した『愛はみえる〜全盲夫婦に宿った小さな命』が金曜プレステージ枠で放映され、上戸彩が立道を演じた。
東方力丸 - 定職に就かず、路上で漫画を朗読するパフォーマンスをして生計を立てている男性。
怒羅権 - 中国残留日本人の2世・3世を中心に結成された暴走族およびストリートギャング。創設メンバーの1人で、更生後は全国の受刑者に本を送る活動をしている男性に密着した。
富山市ファミリーパーク - 富山県富山市にある動物園。
中尾美穂 - ラジオパーソナリティ。中尾が当時パーソナリティを務めていた『走れ!歌謡曲』を心の拠り所にする人々と、彼女自身が心に抱えている傷に迫った。
日光さる軍団 - 2019年度の新入社員たちの猿まわし修行を密着した。
ハンカチ世代 - 2006年夏の甲子園大会の優勝投手である斎藤佑樹と同学年の元高校球児たち。
廣中邦充 - 浄土宗西居院第二十一代目住職。10年以上にわたり自らが営む寺で、心の問題を抱えた少年少女達を無償で預かっていた(他番組でも頻繫に取り上げられていた)。2019年4月16日死去。
pha - シェアハウス『ギークハウスプロジェクト』の発起人で、京都大学卒業という学歴を持ちながら、「ニート」として生活していた男性。
牧野アンナ - 振付師兼ダンサー。父は沖縄アクターズスクール校長のマキノ正幸。彼女が指導するダウン症を抱える障害児たちのダンスチームを取材した。
美奈子 - 『ビッグダディ』の通称で知られる林下清志の元妻。再婚し新たな家族との生活を取材した。
明治大学付属明治高等学校・中学校応援指導班
森山風歩 - 進行性筋ジストロフィーを抱える作家。
山岸一雄 - 東京・豊島区東池袋にあったラーメン店「大勝軒」の創業者で、「つけ麺」を考案した人物。番組の取材VTRを基に、『ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒50年の秘密〜』として映画化された。
山田よう子 - アームレスラー兼総合格闘家。東京・勝鬨橋近くにある児童公園を拠点に活動し、訳ありの人々が多く集う格闘技チーム「チーム・スピリッツ」の代表を務める。
やまと学校(現・ボートレーサー養成所) - 福岡県柳川市にある競艇選手養成校。受験資格の改定(主に年齢制限)後最初の106期生たちの養成期間を取材した。
山根明 - 元日本ボクシング連盟会長。長年、同連盟の“ドン”として君臨し続けたものの、関係者からの告発を受け、連盟を除名処分となる。番組では、山根の妻や、彼を「恩人」と慕う非JBC系のボクサーらを取材、かつて“ドン”と呼ばれた山根の異なる一面を掘り下げた。
陸上自衛隊高等工科学校 - 神奈川県横須賀市の武山駐屯地に所在する防衛大臣直轄機関。第56期生二人を中心に1年間密着取材し、生徒たちの成長を追った。
出来事
オウム真理教事件 - カルト系新宗教・オウム真理教が引き起こした一連の事件。裁判の傍聴記録を「ドキュメントアニメ」と題してアニメで再現し、放送した。
大相撲八百長問題 - 2011年に発覚した八百長問題に関与したとして自主引退、もしくは解雇された霧の若と蒼国来に密着取材した。2人とも関与を否定しており、霧の若は復帰を断念しプロレスラーとして再出発。蒼国来は解雇無効を求め提訴、2013年に解雇無効判決が出たことにより、復帰を果たした。
北九州監禁殺人事件 - 2017年10月に「人殺しの息子と呼ばれて」と題し2週に亘って放送。1996年から2002年にかけて発生した、日本の犯罪史上類を見ない凶悪事件で、この事件の加害者カップル(内縁関係)の息子へのインタビューが実現した。大反響を呼び、放送されなかった地域から「全国放送して欲しい」との要望を受けて、2017年12月15日に同局の『金曜プレミアム』枠で再編集版を放送した。
古寧頭戦役 - 終戦後の1949年に発生した、台湾海峡の金門島を巡る戦闘。旧日本陸軍中将で、中国国民党軍に協力した根本博に焦点を当てた。
東日本大震災 - フジテレビ系列東日本大震災関連番組『わ・す・れ・な・い』シリーズとして数度にわたり放送している。
陸山会事件 - 衆議院議員・小沢一郎の資金管理団体「陸山会」を巡る事件。こちらも裁判の傍聴記録を「ドキュメントアニメ」として再現した。
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今回ご紹介した「ザ・ノンフィクション」以外にもFODでは
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