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新日本風土記「不知火海」の無料動画の見逃し配信は?過去動画一覧

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新日本風土記の見逃し配信無料動画の配信はない?視聴方法暴露

NHK総合で放送されているドキュメンタリー番組「新日本風土記」不知火海の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報のことや、過去放送回のことや再放送、TVer(ティーバー)やGYAO!(ギャオ)、Netflix(ネットフリックス)などで観れるかなどを紹介したいと思います!

ペンペン
この「新日本風土記」は、基本的には最近の時事問題を中心として鋭いメスを入れた硬派のドキュメントを単発、または数回かけて放送している他、年に2〜3作品程度、大型のシリーズ企画や連続シリーズものを放送していて、人気です!

だからこそ、「新日本風土記」をよりいっそう楽しむためにも何回でも観れるようにテレビ放送だけでなく、CMもなしの動画を楽しみたいですよね?

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「新日本風土記」45分版、不知火海

新日本風土記 45分版「不知火海」
九州本土と天草諸島に囲まれた不知火海。人々は豊かな恵みに感謝してきたが水俣病により過酷な運命をたどることに。よみがえりの海の物語。

九州本土と天草諸島に囲まれた、波穏やかな不知火海。「魚(いお)湧く海」と呼ばれるほど豊かな恵みに感謝し人々は暮らしてきた。また農地を広げるため、江戸時代から360年にわたり干拓事業が続いてきた。しかし昭和に入ると、有機水銀を含んだ工場排水が海に流されたことで、水俣病が発生する。苛酷な運命を強いられながらも立ち上がり、生き抜いてきた人々。よみがえりの海・不知火海の物語。

「新日本風土記」の出演者

【語り】松たか子,中條誠子,井上二郎

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「新日本風土記」45分版、空海の旅

番組では弘法大師・空海にまつわる各地の風土や風習を描いてきた。空海とともに生きる人々の姿と千二百年の時を超え受け継がれる祈りを描く(2021年6月放送の再編集)

番組では、真言密教の開祖・弘法大師空海にまつわる各地の風土や風習を描いてきた。高野山では、空海を親しみ込めて“お大師さん”と呼ぶ町の人々の、祈りを捧げる姿。お大師様とともに歩き、地元の人たちの「お接待」に心打たれる四国遍路の人々。秦野、西新井、京都など、各地で空海とともに生きる人々の姿と、1200年の時を超えて受け継がれる信仰と祈りを描く。(2021年6月放送の再編集)

「新日本風土記」の出演者

【語り】松たか子,中條誠子,井上二郎

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「新日本風土記」45分版、佃・月島

東京湾に浮かぶ「佃・月島」。佃は江戸初期に漁師が作った人工の島。今も下町情緒が息づく。3年に一度、住吉神社の祭りにかける人々の夏(2018年9月放送の再編集)

東京湾に浮かぶ「佃・月島」。佃は江戸初期にできた人工の島。埋め立て工事をした漁師は、家康と秘密の関係があった。タワーマンション建設が進む一方、下町情緒が息づく街。3年に一度だけ行われる住吉神社の例祭。休日返上、300人の男たちが土木工事さながら祭りの準備にいそしむ。老いも若きもみこしを担げば極上の喜びが。そして亡き人をいつくしむ。ひと夏の人情物語。(2018年9月放送の再編集)

「新日本風土記」の出演者

【語り】松たか子,中條誠子,井上二郎

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「新日本風土記」45分版、道頓堀界わい

大阪・道頓堀界わい。老舗割烹店の感染対策、コロナに悪戦苦闘の若き芸妓、街に活気を!ジャズの響き。危機を乗り越えようとする街の物語。

大阪を代表する繁華街のひとつ、道頓堀界わい。観光客に人気の“食い倒れの街”は、新型コロナで大打撃。街で生きる人たちは危機を乗り越えようと新たな一歩を踏み出そうとしていた。閉店する老舗も出る中、結束する商人たち。“安心”に向け工夫を重ねる老舗割烹店。悪戦苦闘しながらお座敷をつとめる若き芸妓。ジャズで街に活気を取り戻そうと動き出した音楽家。コロナに揺れる道頓堀界わいを行く。

「新日本風土記」の出演者

【語り】松たか子,中條誠子,井上二郎

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「新日本風土記」45分版、都電荒川線

今年、開業110周年を迎える「都電荒川線」。東京の北部を走る路面電車は、地域の足として長年親しまれてきた。変わりゆく下町で、どっこい生きる沿線の人々の物語。

かつては、東京都内を網の目のように走っていた都電の中で、唯一残った「都電荒川線」。東京の北部12キロの距離をおよそ1時間。懐かしい町並みや自然豊かな風景を楽しむことができる。地域に密着した荒川線の歴史は、沿線に暮らす人たちの歴史でもある。通勤電車で生まれた青春のロマンス。廃線の危機から救った地元商店街の人たち。半世紀以上、乗降客を見守ってきた古書店の店主。荒川線とともに生きてきた人々の物語。

「新日本風土記」の出演者

【語り】松たか子,中條誠子,井上二郎

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「新日本風土記」について

「新日本風土記」は、2011年4月1日からNHK BSプレミアムで放送されている紀行番組。字幕放送を実施。

本項目では、関連番組として放送されているミニ番組『もういちど、日本』(もういちど、にっぽん)、および『新日本風土記』の映像アーカイブスとして運用を開始したインターネットサイト「NHK映像マップ みちしる」(エヌエイチケイえいぞうマップ みちしる)についても記載する。

日本各地に伝わる伝統や風習、その土地で暮らす人々の姿などを映像で綴る番組で、2011年4月1日のNHK BSプレミアム開局初日にスペシャル版として放送を開始した。番組は、毎週一つのテーマで五つほどの物語を綴った「オムニバス」形式の構成となっている。

レギュラー放送開始前に、2010年3月16日から3月20日までパイロット版の『新日本風土記』を旧NHKデジタル衛星ハイビジョン(BShi)で放送。この放送は、日本のさまざまな姿を映像遺産として番組化し、未来へ残していくことを目的としている。

制作は原則としてNHK本体が担当するが、特定の地域を取り上げる場合はNHKの各地方放送局が制作を担当する。

伊藤純プロデューサーはこの番組により、2018年度芸術選奨文部科学大臣賞(放送部門)を受けた。

音楽
番組テーマ曲 - 『あはがり』(詞・唄:朝崎郁恵、編曲:吉俣良)
番組公式サイトに歌詞とメイキング映像へのリンクがある。

もういちど、日本
2011年4月4日に放送を開始したミニ番組で、『新日本風土記』の関連番組として位置付けられている。今後『新日本風土記』で放送されるテーマの一部を紹介している。原則としてBSプレミアムのみの放送であるが、総合テレビやEテレで不定期に放送される場合がある(ミッドナイトチャンネル枠や『歌うコンシェルジュ』など)。

2012年1月10日(1月9日深夜)からは新たにEテレとワンセグ2でレギュラー放送が開始(ワンセグ2では独自放送あり)、同年4月からはEテレと近畿地方の総合テレビで定時放送が実施されている。

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「新日本風土記」のこれまでの放送内容

「北海道 登別温泉」
初回放送日: 2022年5月27日
北日本屈指の温泉郷、北海道・登別では、温泉より「熱い」人たちが様々なチャレンジを繰り返してきた▽クマ牧場の獣医師のヒグマを巡る試みとは?▽シンボルは鬼!温泉商店街、若大将たちの奮闘記▽35の湯舟を守る老舗旅館の湯守さん▽おいしい水と道産大豆が育てた納豆▽ヒット曲「いい湯だな」と女将の物語▽ペンギンとイワシのお城の舞台裏▽「アイヌ神謡集」に込められた思い▽アイヌ文様のマスク。先祖の木綿文化と出会って

45分版 「北前船の贈りもの」
初回放送日: 2022年5月17日
江戸から明治にかけ日本列島を結んだ物流の大動脈「北前船」。立ち寄った港で商品を仕入れてよその港で売りさばく商いで、巨万の富を生み出した。米や綿に鉄。塩やニシンなど海の幸も産地から全国へ。北海道の昆布の虜になったのは富山の人達。日本一、昆布にお金をかけるという。風や潮の流れを読み、白帆一枚に命を託して海を渡った男達。北前船のおかげで生まれたものを今の暮らしの中に探す旅。(2020年4月放送の再編集)

45分版 「鎌倉 早春スケッチ」
初回放送日: 2022年5月10日
神奈川県鎌倉市。南を海に三方を山に囲まれた古都・鎌倉は、天然の要害として源頼朝による開府より、武士の文化が花開いた場所。鶴岡八幡宮に伝わる古式ゆかしい儀式、鎌倉武士のたしなみだった流鏑馬の伝統を受け継ぐ少女。花の寺・長谷寺を裏で支える職人たちの知られざる人生。浜から船を出す漁師。ベテランサーファー。かまど飯とタケノコ採り。古都に暮らす人々の「春を待つ物語」を紡いでいく(2021年4月放送の再編集)

「水の国・みちの国 近江」
初回放送日: 2022年4月29日
近江の国、現在の滋賀県。日本最大の湖、琵琶湖の周りを東海道、中山道など多くの街道が縦横に行き交う。湖を渡り、街道を旅してやって来る時代の最先端の事物や人々を、いつも迎え入れ根付かせてきた▼日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島・沖島の暮らし▼大陸から伝わった絹糸の技が生きる和楽器の弦▼歩いて東海道をお江戸へ!大人気となった近江牛▼伊吹山麓で発達した「もぐさ」とお灸▼みんなで守る仏様、観音様、懐かしい踊り

45分版 「伊賀」
初回放送日: 2022年4月26日
三重県の伊賀市と名張市は「伊賀の国」と呼ばれた。盆地で寒暖の差が大きく荘園の時代から米づくりが盛ん。欠かせなかったのが農耕牛。牛飼いの文化は現代の肉牛生産につながっている。奈良の東大寺との関係が深い。お水取りで使う松明木は、名張市のヒノキでつくられる。伊賀市にある別院の祭りでは、鬼をかたどった珍しい供え物をする風習が伝わる。むかし忍者が駆け巡った大地の冬から春への物語(2019年4月放送の再編集)

45分版 「鬼と炎の奈良」
初回放送日: 2022年4月19日
日本有数の鬼の出没地帯、奈良。冬は各地で荒々しい鬼や炎の祭りが行われる。燃え盛るたいまつとともに鬼が暴れまわる長谷寺の「だだおし」。厳しい精進をとげた男が鬼役となり、吹き上がる炎を掲げる念仏寺の「鬼走り」。なぜか「福は内、鬼も内」と唱える吉野山の節分。そして鬼の子孫と伝わる人々が節分前夜に行う不思議な儀式。豊かな実りをもたらす鬼も。鬼を畏れ、鬼に願いをかける人々の物語(2021年4月放送の再編集)

45分版 「東京 檜原村」
初回放送日: 2022年4月12日
深い山に囲まれ、村の大半が国立公園という東京都西部の檜原村。かつては甲斐への道が通じ、杉やひのきの産地として大いに賑わった。しかし、国産材の不振で人口は最盛期の3分の1、2200人に。山を所有する林業家は一軒となった。高齢化で5人に1人は80歳以上。なのに村にはかげりがない。それぞれやれることをやって、あるいはこの地に魅せられ移住して、東京の隅っこで暮らしている。(2021年3月放送の再編集)

「伊豆半島 春のマイウェイ」
初回放送日: 2022年4月8日
急しゅんな山々がそびえ、断崖絶壁が続く伊豆半島。観光地として人気を集めてきた一方で、人が生きていくためには厳しい環境でもあった伊豆半島では、独立独歩の気風が育まれた。駿河湾のタカアシガニを伊豆の名物に仕立て上げた気骨の男。鹿や猪による獣害が問題になる中、娘の安全を守るためにと狩猟免許を取得したお母さん。深海魚に魅せられ、今日も底引き漁船に乗り込む女性。早春の半島を、個性豊かな人々を訪ね、旅する。

45分版 「日光うら道 隠れ里」
初回放送日: 2022年4月5日
日光東照宮が開かれるその遥か前から、栃木県北部の日光は土着の山岳信仰や修験道が深く根づく“聖地”だった。秋から冬にかけて、日光の深山幽谷はひときわ霊妙な姿を見せる。氷点下20℃近くまで気温が下がる極寒の集落には、厳しい自然への畏怖とともに生きてきた山の民の営みが今なお根づく。知られざる日光を描く▽冬の味覚▽日本一「硬い氷」を目指す親子▽動く陽明門(2021年3月放送の再編集)

「橋」
初回放送日: 2022年4月1日
東洋一の吊り橋として建設された福岡・北九州市の若戸大橋▽関東大震災からの復興で、隅田川に作られた多くの橋の形が違う理由は?▽静岡・三島市の日本一長い「歩行者専用吊り橋」に込めた地元パチンコ店社長の思い▽佐賀・武雄温泉の元遊郭の旅館にある「家族の太鼓橋」▽東海道屈指の橋の名所、愛知・岡崎市▽岩手・住田町の一本橋は何度も流れて▽昭和8年建造の旭川市の旭橋と戦争の記憶▽京都・嵐山の渡月橋の「十三まいり」

「港町」
初回放送日: 2022年3月25日
四方を海に囲まれた日本には、さまざまな港がある。商港、漁港、フェリー港など実に3000あまり。その一つ一つに、独自の祭り、食文化、慣習、信仰が息づく。海を通して様々な地域とつながってきた港町は、多種多様な文化がつまった玉手箱。異国情緒漂う横浜、神戸から、若狭、天草、石垣島などの漁村まで。風土記が取材してきた100を超える港の話題から選りすぐり、知られざる歴史や伝統、人情あふれる物語をお届けする

スペシャル 「義経の旅」
初回放送日: 2022年2月25日
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも主要な登場人物の一人として描かれる源義経は、歴史上、最も長く深く日本人に愛された英雄かもしれない。悲劇のヒーロー義経は、九州から北海道まで日本全国のいたるところで、様々な伝説として語り継がれている。番組は、各地に残る足跡や言い伝えを訪ね、800年後の現代にまで生き続けた、日本人が愛してやまない義経像に迫る旅である。(2022年放送)

「北上川」
初回放送日: 2022年2月11日
岩手県の中央を貫き、宮城県石巻で太平洋に注ぐ北上川。雄大な流れは、かつて米などの産物を運ぶ大動脈だった。水運を管理した「肝入り」という職の末裔、水の都・盛岡で川船復活を目指す人々が往時を語る。川は異国の文化も運んだ。流域には明治初頭ロシアから伝わった信仰を守り続ける集落も。雪と岩肌が作る水墨画のような絶景の猊鼻渓。石巻のシジミや一関のモチ名人のおばあちゃんなど、食の豊かさも紹介。北上川の魅力を描く

「山形 庄内」
初回放送日: 2022年1月28日
山形県の海側・庄内地方は三方を山に囲まれ、日本海にむけて広大な平野が広がる日本有数の米どころ。ここは海の幸、山の幸に恵まれた食材の宝庫だ。その故郷の味をこよなく愛したのが庄内生れの作家・藤沢周平。様々な作品の中で、懐かしい味について語った。秋が旬の赤カブ、冬の訪れを知らせるハタハタ。寒風が吹きすさむ冬の味覚の王様、寒ダラなど、藤沢作品でもおなじみの庄内の味を、名作の言葉を道しるべに巡る。

「大阪 梅田界わい」
初回放送日: 2022年1月14日
通称“キタ”と呼ばれる梅田界わいはJR大阪駅や私鉄ターミナル駅が集まる大阪の玄関口。セレブから庶民までさまざまな背景を持つ人々が行き交う。阪急大阪梅田駅、パリの始発駅を思わせるプラットフォームに集まる鉄道ファン。迷宮のような梅田の地下で伝説の喫茶店を営む一家。自分らしく生きたいと故郷を捨てゲイタウンにやってきた人。開発進む新しい街、昭和を思い出す昔ながらの街、梅田界わいで人生を紡いできた人々の物語

「沖縄 コザ」
初回放送日: 2021年12月24日
来年本土復帰50年の節目を迎える沖縄。その象徴とも言えるのが、米軍嘉手納基地の門前町として栄えたコザ(現・沖縄市)。戦後、米国などの影響を受け発展したコザは、40ヶ国以上の外国人が暮らす国際色豊かな町。本場のエイサーや島唄など沖縄文化と、米国のロックやインド、ラテンなどが融合した独特の文化が広がる。基地との共生を強いられながらも、豊かなチャンプルー文化をたくましく育んできたコザの風土と暮らしを描く

「東京のアメリカ」
初回放送日: 2021年12月10日
焼け野原から始まった首都・東京の戦後。敗戦以来、GHQ本部が置かれた東京には占領軍がもたらすアメリカ文化が浸透。東京は生活様式、音楽、ファッション、食文化など、アメリカの豊かさを取り入れることで復興、経済成長を成し遂げていった。一方で東京には米軍基地などが今も残る。日米開戦から今年で80年。敗戦、占領の記憶が薄れていく中、東京のアメリカの今を辿り、そこで暮らす人たちの多様なアメリカ像を描く。

「オクシズ 奥静岡」
初回放送日: 2021年11月26日
古くから徳川家康の城下町として栄えてきた静岡市。その北部、豊かな自然が残る中山間地を最近では「オクシズ(奥静岡)」と名づけ、市はその魅力をPRしている。かつてオクシズには1300年の歴史を誇る金山があり、江戸時代には「慶長小判」の主な材料として用いられた。各地から人が行き来し、様々な文化や風習、作物がこの地に根付いた。歴史上、重要な役割を果たし、静岡の文化や経済を支えてきた地域の今を見つめる物語。

「木曽路の宿場町」
初回放送日: 2021年11月12日
黒い格子の家並みが、江戸情緒を醸し出す。木曽川沿いに点在する、“木曽十一宿”と呼ばれた中山道の宿場町だ。平安時代からヒノキの産地と知られ、豊臣秀吉以降は時の為政者が山林を管理してきた。今も7割ほどが国有林。山は食材の宝庫、秋には松茸狩り名人が腕を競う。人々は山を畏怖し、敬って生きる。水源の神をまつる町の人、伝統の木曽馬を神馬として育てる農家など、山深い木曽に暮らす人々の素顔の日常を描く。

「お風呂の旅」
初回放送日: 2021年10月29日
身も心も優しく包むお湯につかれば、溜まっていたものもすーっと消えてゆく。秘湯、名湯に、ちょっとレトロな町中の銭湯。自粛疲れを癒やしたい今だからこそ、風土記が十年かけて取材したとっておきの「お風呂」をまとめて届ける。雪景色の山小屋で登山者を癒す天空の風呂。熱海や湯布院などの温泉地で、地元の人だけが知る小さな名湯。奈良時代からの由緒ある温泉には、地元の仲間が毎日朝湯に集う。お湯の極楽を愛する人々の物語

「銚子電鉄 とっぱずれの旅」
初回放送日: 2021年10月22日
「ほととぎす 銚子は国の とっぱずれ」と江戸時代の句に詠まれた、銚子(千葉県)が今回の舞台。小さな岬の付け根から先端までを結ぶ、わずか6.4kmのローカル線《銚子電鉄》の沿線をめぐる。前向きで、どこかのんびりした“愛され鉄道”銚電。こんなたたずまいも、黒潮の恵みと利根川水運が潤してきた“銚子気質”なのかもしれない。漁業と醤油で知られる銚子、鉄道沿線の人達のひと夏の営みに、人情を探す旅。

「2021 東京の夏」
初回放送日: 2021年9月24日
史上初めて、1年延期して開催された東京オリンピック。しかし、新型コロナの感染が再拡大し、不安が広がる中での開催だった。新型コロナとオリンピックに揺れた東京の夏。どんな人がどんな思いで過ごしたのだろう。30歳、最後の大舞台に挑んだプロボクサー。3年に1度の祭りが中止となり、静かな夏を過ごす下町の人々。都内の公園で行われた炊き出しに集まる若者たち。いつもとは違う夏、自分らしく生きようとする人々の物語。

「多摩丘陵」
初回放送日: 2021年9月17日
都心から急行電車で40分。丘の上の町並みのそばに、昔ながらの雑木林や古街道が残る土地に着く。東京から横浜にかけて広がる多摩丘陵だ。この地に50年前に誕生したのが“日本最大規模”の多摩ニュータウン。かつては酪農や養蚕が盛んだった農村地帯は、瞬く間に緑の中に団地や大学キャンパスが建ち並ぶ街へと変貌した。古きもの、新しきもの、多くの人々を受け入れながら歴史を刻んできた、多摩丘陵に生きる人々の夏物語。

「葉子の桜」
初回放送日: 2021年8月24日
東日本大震災で亡くなった「葉子さん(当時26歳)」の父親・白川さんは、亡き娘への思いをこめて被災地に桜の苗木を植えていきました。しかし、護岸工事のために苗木の立ち退きを余儀なくされ、「桜の里親」を呼びかけました。全国から100件を超える申し出があり、白川さんが13か所を選び、苗木を届けました。あれから5年、各地の「葉子の桜」は、どうしているのか。13本の桜の運命を、「さくらの歌」とともに辿ります。

「立山 地獄・極楽めぐり」
初回放送日: 2021年8月20日
古来、「地獄と極楽がここにある」と信じられた富山県・立山。剣のように鋭い岩峰が「地獄」に。主峰の雄山は「極楽浄土」の象徴とされ、江戸時代には大勢の参拝者が訪れた。立山の信仰を全国に広めたのが、麓にある集落・芦峅寺の人びと。近代化が進み、立山信仰は衰退したが、芦峅寺の住民たちは先祖が残した文化を大切に暮らしている。登山客が集い始める初夏。山に寄り添い暮らしを立ててきた人びとの物語(2021年放送)

「東京の地下」
初回放送日: 2021年7月30日
面白いことはみんな、地下から湧き出てくる東京の地下は、世界一、長くて広い。13の地下鉄路線、電気・ガス・水道・通信などの地下トンネルすべてをつなぎ合わせると、その長さは実に地球3周分。狭い東京にとって、地下はまだまだ拡大できるフロンティアだ。昼夜掘り続ける穴という穴が、新しい道になり、巨大なシェルターになり、有機野菜を作る農場にもなったりする東京の地下を、たっぷりさまよう1時間 (2021年放送)

「夫婦の旅 山あり谷あり」
初回放送日: 2021年7月16日
人と人の距離が、これほど遠く感じる日が来るなんて。新型コロナの影響で、結婚する人が減っている。令和2年の婚姻件数は、戦後最少。そんな今だからこそ、夫婦のありようを見つめてみたい。老舗煎餅屋で修行中の若夫婦。三味線弾きの夫を歌で支える妻。四国の山間の村で暮らす老夫婦。離れていても互いを思いあう夫婦…。今も昔も、一番遠くて近い人、心温まる夫婦の物語を、列島各地を巡りながら紡いでいく。(2021年放送)

「空海の旅」
初回放送日: 2021年6月25日
番組では、真言密教の開祖・弘法大師空海にまつわる各地の風土や風習を描いてきた。高野山では、空海を親しみ込めて“お大師さん”と呼ぶ町の人々の、祈りを捧げる姿。お大師様とともに歩き、地元の人たちの「お接待」に心打たれる遍路の人々。10年に一度の本尊大開帳が行われ、いつもにも増して華やかな雰囲気に包まれた川崎大師。各地で空海とともに生きる人々の姿と、1200年の時を超えて受け継がれる信仰と祈りを描く。

「都電荒川線」
初回放送日: 2021年6月18日
東京都内を網の目のように走っていた都電の中で、唯一残った「都電荒川線」。東京の北部12キロの距離をおよそ1時間。懐かしい町並みや自然豊かな風景を楽しむことができる。地域に密着した荒川線の歴史は、沿線に暮らす人たちの歴史でもある。通勤電車で生まれた青春のロマンス。廃線の危機から救った地元商店街の人たち。半世紀以上、乗降客を見守ってきた古書店の店主。荒川線とともに生きてきた人々の物語(2021年放送)

スペシャル 「さくらの歌」
初回放送日: 2021年5月28日
さくら―。日本人が特別な感情を抱いてきた花。今回は、桜を愛でる心の内を、各地の桜にゆかりのある人々に尋ねる。長野高山村では、満開のしだれ桜の下でピアノの音色が響く。震災で娘を失った父親が、娘への想いをこめて各地に送った13本の桜の苗木、その行方での出会い。そして、桜をうたったたくさんの楽曲、古今の詩歌も紹介。西行から森山直太朗、ユーミンまで、はかない花に託した日本人と桜の物語。(2021年放送)

「松本清張 昭和の旅」
初回放送日: 2021年5月21日
没後29年が過ぎてなお作品が次々にドラマ化され、今も話題を集め続けるミステリーの巨匠、松本清張。社会派と呼ばれた清張の作品は、どれをとっても「昭和」という時代を色濃く映し出している。「砂の器」「球形の荒野」「ゼロの焦点」など名作の数々を旅情とともに味わいながら清張が描いた昭和を旅し、作品の舞台や清張ゆかりの「聖地」に、変わりゆく日本と変わらない人々の心を見つけていく。(2021年放送)

「鎌倉早春スケッチ」
初回放送日: 2021年4月30日
南を海に三方を山に囲まれた鎌倉は、天然の要害として1185年の開府より、武士の文化が花開いた古の都。鶴岡八幡宮に伝わる古式ゆかしい儀式、鎌倉武士のたしなみだった流鏑馬の伝統を受け継ぐ少女、寺社を裏で支える職人たちの知られざる人生。鎌倉に伝わる歴史や風俗を描きながら、いまも生きている古都に暮らす人々の「春を待つ物語」を紡いでいく。

「鬼と炎の奈良」
初回放送日: 2021年4月9日
日本有数の鬼の出没地帯、奈良。冬は各地で荒々しい鬼や炎の祭りが繰り広げられる。燃え盛る松明とともに鬼が暴れまわる長谷寺の「だだおし」。厳しい精進をとげた男が鬼役となり、吹き上がる炎を掲げる念仏寺の「鬼走り」。なぜか「福は内、鬼も内」と唱える吉野山の節分。そして、鬼の子孫と伝わる人々が節分前夜に行う不思議な儀式。追い払うべき怖い鬼、豊かな実りをもたらす有難い鬼。鬼を畏れ、鬼に願いをかける人々の物語。

「東京 檜原村」
初回放送日: 2021年3月26日
東京都檜原村は、島しょ部を除く都内唯一の村。9割以上が山林で鉄道もコンビニもない。かつては甲斐への道が通じ、杉やひのきの産地として大いに賑わった。しかし、国産材の不振で人口は最盛期の3分の1、2200人に。山を所有する林業家は一軒となった。高齢化で5人に1人は80歳以上。なのに村にはかげりがない。それぞれやれることをやって、あるいはこの地に魅せられ移住して、東京の隅っこで暮らしている。

「日光うら道 隠れ里」
初回放送日: 2021年3月19日
日光。「風光明美な観光地」という“表の顔”の向こうに、古来脈々と受け継がれる「秘境の記憶」が息づいている。日光東照宮が開かれるその遥か前から、日光は土着の山岳信仰や修験道が深く根付く“聖地”だった。秋から冬にかけて、日光の深山幽谷はひときわ霊妙な姿を見せる。氷点下20℃近くまで気温が下がる極寒の集落には、厳しい自然への畏怖とともに生きてきた山の民の営みが今なお根付く。知られざる日光を描く。

「大阪・船場」
初回放送日: 2021年3月12日
キタとミナミの間に位置し「大阪のへそ」と呼ばれる船場。“番頭”や“丁稚(でっち)”が活躍する落語やドラマの舞台となってきた商いの町。今も大阪経済の中心として大企業が集中する。昭和に廃れた丁稚(でっち)奉公を今も行っている青年。江戸時代から続く老舗・薬問屋を継いだ三姉妹。足元までオシャレに気づかうビジネスマンに人気のカリスマ靴磨き職人など。400年の伝統を誇る商売の町の、おもろいヒト、店、会社の物語

「北陸 冬のしあわせ」
初回放送日: 2021年2月26日
冬の北陸と言えば、家々を覆う豪雪に日本海の荒波。この冬も、数十年に一度の大寒波に襲われた。しかし、厳しい土地だからこその“冬のしあわせ”がある。ウニに岩ノリと、海の幸に家族が集う海女の里。旬の寒ブリ丸ごと一匹を娘夫婦に送り、結婚生活の幸せを祈る「嫁ブリ」の風習。荒海に出る越前ガニの漁師町、各地の酒蔵に出稼ぎに行く能登杜氏の山里など、厳しい冬を支えあって生きる人々や家族の心温まる物語。

「学生の街 神田 御茶ノ水」
初回放送日: 2021年2月19日
神田・御茶ノ水界隈といえば、日本きっての学生街。現在も大学や各種学校が建ち並び、狭いエリアに多くの学生たちが集っている。江戸時代に始まった「学びの街」は、やがて古本屋など学生相手の商店が集まる街へと発展。そこへコロナ禍が。大学は門を閉ざし、学生が姿を消した。学生たちにとっても特別な年となった2020年。彼らはどんなキャンパスライフを送っていたのか。秋から冬、学生の街を見つめた。(2021年放送)

「隠岐諸島」
初回放送日: 2021年1月29日
4つの人の住む島と180の小島からなる島根県・隠岐諸島。古代から朝鮮半島への重要な輸出品だった黒曜石の採掘が今も続き、アシカ漁や巫女舞など、国境を越えて日本海沿岸に共通する文化が息づく。一方、近世まで天皇や貴族たちの流刑地となっていたため、様々な貴族文化も伝わる。後鳥羽上皇も楽しんだとされる日本最古の闘牛“牛突き”もその一つ。小さな島に多様な歴史と文化が詰まった、玉手箱のような隠岐の島々の物語。

「神さま仏さま 東京2020-2021」
初回放送日: 2021年1月15日
無病息災に商売繁盛。年末年始、新しい年に願いを込め、多くの人が神に仏に手を合わせる。コロナ禍で出店ゼロだった露天商が、神社と力合わせ開催した酉の市。信仰に救われたという元ホームレスの男性が、街頭で食料支援を続けるクリスマス。スポーツの神様のお守りを胸にオリパラ開催を願うアスリート。そして明治神宮、神田明神、浅草寺の、いつもと違う初詣で。年越えの東京で出会った悲喜こもごもの人生模様と祈りの風景を描く

スペシャル 「東京紅白歌合戦」
初回放送日: 2020年12月25日
時代とともに目まぐるしく変貌を続ける東京は、日本で最も「ご当地ソング」が多い街だ。日本人の心と風俗の変化が数々の歌に刻まれてきた。定番の「東京ラプソディー」。集団就職のテーマ曲「ああ上野駅」。新宿歌声喫茶に響く青春の歌「神田川」「なごり雪」、平成の時代が生んだ「TOKYO GIRL」。珠玉の東京の歌に、ゆかりの人、関わりのある土地、知られざるエピソードを交え、カラフルで粋な東京物語をお届けする。

「三浦半島」
初回放送日: 2020年12月18日
東京湾の入り口にある三浦半島は、風光明美な保養地。明治時代に御用邸が築かれると、富豪たちの別荘も進出。名物の海の幸や野菜は東京人の胃袋も満たしてきた。歴史ある造船の町・浦賀の湾を行きかう情緒たっぷりの渡船。船長たちの意外な素顔とは?水揚げが落ちても三崎マグロのブランドを守り続けた“目利き”仲買人とは?東京の若者たちが次々移住してくる港町・三崎の魅力とは?歴史と自然、人情とグルメを堪能する旅。

「隅田川イーストサイドストーリー」
初回放送日: 2020年11月20日
東京の隅田川より東。そこには、下町の暮らしがあり、人情があり、野暮ったさがあり。古き良き東京の風俗が息づく街。隅田川を越え東へ、橋をひとつ越えるたびに、場末の飲み屋街が増え、鉢植えの並ぶ路地が入り組み、「下町情緒」が溢れている。それだけではない。まるで、ロンドンのイーストエンドさながらに、カネはないが、面白いことをやりたい-そんな人間たちが続々と集っているのだ。隅田川イーストサイドを彷徨う1時間。

「箱根」
初回放送日: 2020年11月6日
20もの温泉場が広がる箱根。台風で被災した登山鉄道が9か月ぶりに再開し、活気が戻ってきた。お座敷がかかる日のため、踊りの特訓を始めた芸者衆。自粛中廃業を考えたものの、客や家族の支えで再開した小さな宿。開催が危ぶまれた箱根大文字焼も、若者たちの努力で夏を彩った。登山の名所・金時山や、江戸の昔から続く峠の茶屋にも旅人の笑顔が。何百年もかけて人々が築いてきた“もてなしの町”を旅する。(2020年放送)

「水郷 柳川」
初回放送日: 2020年10月23日
福岡の南、有明海に面する城下町・柳川。「掘割」と呼ばれる水路が縦横無尽に走る様子から「東洋のベネチア」と呼ばれる水の都だ。柳川の運河や水路の全長は、およそ930キロ。かつては、飲み水を汲み、洗濯をし、生活のすべてを掘割が支えた。観光客の一番のお目当てともいえる掘割の船下り。船頭さんの名調子のもと、涼しげに川面を走っていく。水とともに生き、文化を育んできた柳川の人々の暮らしを描く。(2020年放送)

「天草」
初回放送日: 2020年10月9日
東シナ海、有明海、八代海に抱かれた熊本・天草諸島。豊かな海が独自の風土を育んだ。入り江に教会が建つ世界遺産の漁村。潜伏キリシタンの歴史を継ぐ漁師が、マリア様に祈りを捧げる。船乗りが伝え「佐渡おけさ」のルーツになったという「牛深ハイヤ節」。幕府に滅ぼされた天草四郎とキリシタンの伝説も息づく。そして、江戸時代に天草を救った「鈴木様」という不思議な神様とは?歌と祈りと歴史を巡る旅。(2020年放送)

「羽田」
初回放送日: 2020年9月18日
羽田空港のおひざもとに、古くから続く漁師町・羽田がある。ここは、多摩川の豊かな淡水と東京湾の海水が溶け合う“都会の里海”。江戸から続く漁師たちは、穴子やシジミの味を誇り、水辺の町は大いに栄えてきた。そんな羽田は、時代とともにさまざまな顔を持つ町に発展。元漁師たちが育てた町工場、最先端の巨大物流倉庫、そして町と空の安全を守る羽田神社の例大祭。新旧が同居する不思議な町・羽田の、いつもとは違う夏物語。

「踊らばおどれ」
初回放送日: 2020年9月4日
日本人にとってハレの日といえば、「踊り」。最近は週末にクラブで踊り明かす若者たちも多い。新型コロナの影響で苦境に立たされる東京・福生の老舗ディスコでは、79歳のオーナー夫婦を中心に、営業再開に向けて奮闘していた。福島のスパリゾートでは、フラガールたちが、マスク姿で練習を重ねる。祭りや盆踊りが中止となる中、「郡上おどり」はオンライン配信を計画。今も昔も変わらない、笑いと涙と踊りの物語。

「道頓堀界わい」
初回放送日: 2020年8月28日
大阪を代表する繁華街のひとつ、道頓堀界わい。観光客にも人気の“食い倒れの街”は、新型コロナで大打撃。街で生きる人たちは危機を乗り越えようと新たな一歩を踏み出そうとしていた。閉店する老舗も出る中、結束する商人たち。“安心”に向け工夫を重ねる老舗割烹店。悪戦苦闘しながらもお座敷をつとめる若き芸妓。ジャズで街に活気を取り戻そうと動き出した音楽家たち。コロナに揺れる道頓堀界わいを行く。(2020年放送)

「祭りのない夏に」
初回放送日: 2020年8月21日
日本各地の祭りが中止され、いつもと違う今年の夏。新日本風土記が記録してきた日本中の祭りを一挙蔵出し。来年こそはと、祭りを守るため奮闘する人々の今も追う。手筒花火が夜空に吹き上がる豊橋祇園祭、山車灯篭作りの職人が腕を競う青森ねぶた祭、神輿を背負う男たちが大暴れする奥能登のあばれ祭、古代の祭事を伝える阿蘇御田祭。祭りのない夏に、祭りの記憶をたどり、懐かしい人との再会と疫病退散を願って巡る日本列島の旅

「熊野灘」
初回放送日: 2020年8月14日
紀伊半島の東側、三重県から和歌山県潮岬にかけて広がる熊野灘。古くから熊野の山々と黒潮の海が一体となり、人々の暮らしに多大な恵みをもたらし、独特の風土や文化を育んできた。紀伊長島の豪快!かつお1本漁に伊勢の海女漁。守り継ぐ尾鷲のヒノキと伝統の技・わっぱ。クジラの町として名高い太地、漁師一家、出航前の物語。日本の初代天皇・神武天皇が東征の際、上陸したといわれる地。人と自然と神。(2020年放送)

「妖怪の国 精霊の森」
初回放送日: 2020年7月24日
妖怪アマビエ。江戸時代、疫病の流行を予言し、自分の姿を書き写すよう告げたといわれる。岩手の河童、滋賀の人魚、遠野の座敷童。新日本風土記ではこれまで日本各地に残る妖怪や精霊の目撃談を記録。妖怪に出会った人たちの証言からは、自然を敬い、畏れる心を大切にしてきた日本人の姿が見えてくる。アイヌの精霊「ふきの葉の下の人」コロポックルと不思議な体験…。異界からの声に耳を傾け、日本列島を巡る旅(2020年放送)

選「下北半島 夏」
初回放送日: 2020年7月3日
夏、ヤマセと呼ばれる冷たい東の風が吹きつけるここは、津軽海峡を臨む下北半島。古くから、生者も死者も行き交う、“境界の地”だった。遠く都から北前船で伝わったという夏祭り、アイヌの集落の痕跡と悲恋の伝説、そして半島の人々が「おやま」と呼ぶ霊場・恐山…。本州最北端の短くも鮮やかな夏の物語を、ご一緒に。(2018年放送)

選「走れ!私のローカル線」
初回放送日: 2020年6月5日
個性豊かなローカル線を訪ねる旅。兵庫の田園地帯を走る北条鉄道は奇抜なアイデアで人気路線に生まれ変わった。静岡の渓谷を走る大井川鉄道には、ある一族だけが使う駅が存在する。廃線か存続かを住民同士が話し合う北海道の日高線、東日本大震災から8年ぶりに全線開通した三陸リアス線…ローカル線は単なる移動手段ではなく、地域に元気や生きがいを与える存在。列車とともにある故郷の風景を守る人々の物語。(2019年放送)

スペシャル 「松本清張 鉄道の旅」
初回放送日: 2020年5月8日
社会派ミステリーの巨匠・松本清張が作品に好んで登場させた鉄道。北海道から九州まで鉄道を乗り継ぎ、清張の傑作の舞台を訪ねる。出世作「点と線」と寝台特急あさかぜ秘話。「ゼロの焦点」で、主人公の夫が謎の死を遂げた能登の海では…。「砂の器」で事件解決の鍵となった出雲独特の方言とそろばんの関係は?作品のロケが行われた九州の町、大騒ぎの記憶!松本清張ゆかりの場所とそこに生きる人たちを全国に訪ねる鉄道の旅。

「北前船の旅人たち」
初回放送日: 2020年4月17日
日本一の「富豪村」と呼ばれた石川県・加賀市。村にはお金持ちが何人も!富豪村を作り上げたのは北前船。米、塩、昆布にニシン、綿や鉄。あらゆるものを運び、港々で売りさばく。波と風に運をまかせた男達の中から、巨万の富を手にする者が次々に。奥能登にある日本最大級の木造民家。その古いふすまから、北前船の歴史を変える大発見が!北海道・小樽。人気の倉庫街を作り始めたのも、北前船の船主たち。(2020年放送)

「北前船の贈りもの」
初回放送日: 2020年4月10日
江戸から明治にかけ日本列島を結んだ物流の大動脈、北前船。立ち寄った港で商品を仕入れてよその港で売りさばく商いで、巨万の富を生みました。米や綿に鉄。塩やニシンなど海の幸も産地から全国へ。北海道の昆布の虜になったのは富山の人達。日本一、昆布にお金をかけるといいます。風や潮の流れを読み、白帆一枚に命を託して海を渡った男達。北前船のおかげで生まれたものを今の暮らしの中に探す旅。(2020年放送)

「東京大学」
初回放送日: 2020年3月27日
日本の最難関、東京大学。かつて加賀百万石の上屋敷だった本郷キャンパスとその周辺には、この地ならではの営みや最先端の研究、歴史がある。入試から合格発表の時期、兄の背を追う東大一直線の受験生、超ユニークな人工言語を作る現役東大生、下宿屋だった旅館存続に奮闘する新米女将、東大生がバイトするラーメン屋、東大紛争を見届けた地元商店など、東大に関わってきた人々の思いと物語をたどる。(2020年放送)

「鍋のしあわせ」
初回放送日: 2020年3月20日
海と山の幸に恵まれた日本には、自慢の鍋もの・汁ものがある。富山県氷見には、猟師夫婦の「カモ鍋」。ハレの日に食べる沖縄久米島の「ヤギ汁」。鍋が運ぶ、幸せの物語。

「長崎街道」
初回放送日: 2020年2月28日
長崎から北九州小倉まで続く長崎街道。シュガーロードとも呼ばれ、砂糖など海の向こうの珍しいものが街道を通って日本列島へ。象が泊まった寺!石炭王が愛した饅頭に名湯!

「池袋」
初回放送日: 2020年2月14日
東京・池袋といえばおじさんたちの夜の街。でも実は時代ごとに「芸術」が花開いてきた。池袋モンパルナスと呼ばれた若者のアトリエ村に江戸川乱歩。いまはアニメの聖地に。

「大阪ベイブルース」
初回放送日: 2020年1月17日
物流や工業の要として大阪の発展を支えてきたベイエリア。水深の浅い港では、艀(はしけ)と呼ばれる船がいまも活躍している。海辺に辿り着き、たくましく生きる人々の物語

選「忠臣蔵」
初回放送日: 2019年12月13日
300年、日本人が愛し続けてきた「忠臣蔵」。あだ討ちを果たすまでの義理と人情の物語は、歌舞伎になり、講談で語られ、虚実ないまぜの物語に。北海道の原野、赤穂浪士と縁のない場所になぜか浪士の墓。“あだ討ちの神さま”箱根神社には、大石内蔵助が作らせた討ち入りに関わる貴重な資料が。沖縄には琉球文化に溶け込む忠臣蔵。切腹も首取りもありません。人々が心の中で育てた赤穂浪士の物語。(2019年放送)

選「名古屋 大須」
初回放送日: 2019年11月22日
観音さまの門前町、名古屋・大須。8つの通りを中心に1200を超える商店が軒を連ね、賑わいをみせる。電気街には、すご腕修理請負人。龍のオブジェに青色LEDの納骨堂とチャレンジ精神旺盛な住職。東海唯一の演芸場では、寄席を維持するための秘策が。10月、一年で最も盛り上がる「大須大道町人祭」では商店主たちのプライドをかけた熱き対決が繰り広げられた。下町情緒あふれる“ごった煮”の町を旅する(2019年放送)

選「東京の野菜」
初回放送日: 2019年10月11日
東京は江戸の昔から野菜の宝庫。練馬大根、早稲田みょうがに寺島なすなど多彩な名物野菜が生み出されてきた。日本三大祭りの一つ、神田祭。ひときわ目立つみこしには「市場」の文字。青果市場の関係者が100年以上守り継いできた。23区最大の農地が広がる練馬で人気なのが、野菜を使ったすし!巣鴨にある種屋街道の老舗・育種会社では、新たな種の開発が。メガシティ東京を舞台に繰り広げられる野菜の物語。(2019年放送)

選「松山」
初回放送日: 2019年9月27日
俳都と呼ばれる松山。自慢は、近代俳句の祖・正岡子規や夏目漱石も愛した道後温泉に、瀬戸内の幸をふんだんに使った領土料理「松山鮓」。夏、全国の高校生が集結し、俳句甲子園で五・七・五の熱い言葉のバトルを繰り広げる。▽夜は、俳句バーで一句。いまも昔も俳句道楽が集っての俳句談義▽息づくお遍路さんをもてなすお接待の心▽なぜ松山で俳句が盛んに?▽知的で優しさあふれる町、松山の夏の物語。(2019年放送)

選「ビール」
初回放送日: 2019年9月13日
飲み屋でよく聞く「とりあえずビール!」。日本人はなぜこんなにビールが好きなのか?日本でビールの醸造が始まったのは明治初期。ビールは文明開化の味がする特別な飲み物だった。多くの農民が入植して畑を開墾し、原料の大麦を育てた北海道。小さな醸造所で作る個性豊かなクラフトビール。遠野にはホップ作りに人生をかける若者も。ビールといえば枝豆! 夢のビールを目指す京都。日本人とビールの物語。(2019年放送)

選「競馬場のある街」
初回放送日: 2019年5月24日
個性豊かな地方の競馬場。空襲を生き延びた人々の仕事場となり、高度経済成長とともに栄え、今も地域のいこいの場として活躍している。日本人と競馬の関係を再発見する旅。兵庫のベテラン予想屋、北海道の高校生によるファンファーレ。さらには競馬場内に野菜畑があったり、競走馬が街中を歩き回ったりする地域も。かつて全国に100か所あった地方競馬場も今では激減。だからこそ際立つ“温かさ”に触れる。(2019年放送)

選「伊賀」
初回放送日: 2019年4月26日
忍者の里として知られる伊賀。かつて敵と戦い守ろうとしたのは豊かな土地。そこで実る米は伝統の菓子を生み、稲わらが幻の肉牛を育てる。(2019年放送)

選「釜ヶ崎」
初回放送日: 2019年2月22日
大阪市西成区にある通称「釜ヶ崎」。日本の経済成長を支えてきた労働者の街だ。その日暮らしをする人々、彼らを支える街の人たち。釜ヶ崎のいまと人情。(2019年放送)

選「不知火(しらぬい)海」
初回放送日: 2019年2月15日
九州本土と天草諸島に囲まれた不知火海。人々は豊かな恵みに感謝し暮らしてきたが、水俣病が発生、過酷な人生を強いられた経験も。よみがえりの海の物語(2019年放送)

選「新橋ビル物語」
初回放送日: 2019年2月1日
ビジネスマンがせわしなく行き交う“おやじたちの聖地”新橋。この街では、働く所も飲む所も、家族の暮らしも歴史まで、すべてがビルの中。江戸の粋な芸と文化を伝える“新橋芸者”も、闇市時代から2代にわたり商いを続ける商店主も、のん兵衛たちに愛される流しも、みんなビルに支えられ生きてきた。駅前にそびえる2つの雑居ビルをはじめ、個性的でちょっと不思議なビルをめぐる物語。(2019年放送)

選「十津川村(とつかわむら)」
初回放送日: 2019年1月25日
急しゅんな山に作った田畑での自給自足の暮らしが残る十津川村。高菜の浅漬けの葉で米を包む「めはりずし」、古くから育てる粟「むこだまし」など伝統食が健在。村人が大切にするのは「自主自立」の精神。その象徴が私財を投じてかけた吊り橋。長さ297メートルの橋が、山の生活を守る。神道の信仰が盛んな村で受け継ぐ祭り。豪雨災害から復活した絶景の宿。時代の変化に向き合いながら故郷を守る人々と出会う(2019年放送)

「麻布十番」
初回放送日: 2018年12月14日
東京・港区・麻布十番。街を支えているのが約600の店が軒を連ねる「麻布十番商店街」だ。交通の便が悪く“陸の孤島”と呼ばれた70年代も、地価が高騰し地上げの嵐が襲ったバブルの80年代も…。いくつもの危機を乗り越えて商店街の人々が築き上げた“人が住み続けられる街”の秘密とは…。派手な繁華街とは一味違う、麻布十番の魅力を探る旅のはじまりです。

「そこに健さんがいた」
初回放送日: 2018年11月23日
俳優・高倉健の足跡たどる北海道の旅。夕張、南富良野、網走、別海、増毛、帯広。ロケ地の雄大な風景、そこに息づく健さんへの熱い思い。「幸福の黄色いハンカチ」の夕張には共同浴場。産業遺産ツアーやTシャツで活気を取り戻す動きも。「鉄道員」の駅で出会うジャガイモ料理。「遙かなる山の呼び声」の牧場には、知られざる文学の歴史。「網走番外地」の刑務所で育つ作物とは。健さんが立った北海道、その今昔(2018年放送)

選「佃・月島」
初回放送日: 2018年9月14日
東京湾に浮かぶ「佃・月島」。佃は江戸初期にできた人工の島。埋め立て工事をした漁師は、家康と秘密の関係が。タワーマンション建設が進む一方、下町情緒が息づく街。路地を駆け回る少年の行き着く先は、100年続く駄菓子屋さん。3年に一度だけ行われる住吉神社の例祭。休日返上、300人の男たちが土木工事さながら祭りの準備にいそしむ。老いも若きもみこしを担げば極上の喜びが。ひと夏の人情物語。(2018年放送)

選「明治維新への旅 第二回」
初回放送日: 2018年8月10日
明治維新が日本の風土に残したものを探るシリーズの2回目。群馬では、当時の最先端・繊維業を支えた女工の誇りを受け継ぐ女たちに出会う。京都では、国に先駆けて小学校を設立し、教育改革に力を尽くした町衆たちの伝統が今も息づく。青森では、賊軍とされて会津を追われ、不毛の地の開拓に従事した人々の末えいが、先祖の苦難に思いをはせる。激動の時代を生き抜いた先人たちの豊かな遺産を全国に訪ねる。(2018年放送)

選「明治維新への旅 第一回」
初回放送日: 2018年7月27日
明治維新から150年。激動の時代が日本の風土に残したものをたどるシリーズの1回目。龍馬が脱藩した高知の山間の町では、龍馬姿にふんした男たちの姿が。彼らから見える土佐の気質とは?最後の将軍・徳川慶喜を護衛していた精鋭たちは、刀を捨てくわを手にする。生み出したのは後に静岡の名産となるあの産物。山形・庄内地方と西郷隆盛の絆、水戸藩の悲劇などを描きながら、いまにつながる明治維新を見る。(2018年放送)

選「古事記への旅」
初回放送日: 2018年5月25日
ヤマタノオロチなどの神話を伝える古事記。実は各地に古事記にちなんだ祭りや風習が伝えられている。神話に秘められた古代日本の姿を探す旅(2018年放送)

「太郎の国」
初回放送日: 2018年5月11日
桃太郎、浦島太郎…各地に残る〇〇太郎の伝説。雪太郎、早太郎、八郎太郎など知られざる「太郎」も続々登場。日本人にとってどんな存在なのか探る旅。(2018年放送)

選「ハワイ第2回」
初回放送日: 2018年4月13日
150年前の明治元年、ハワイに初めて日本から移民が到着し、日系人社会の礎となった。第2回は、戦争の試練を乗り越えハワイの発展に貢献した日系二世など男たちの物語。

選「ハワイ第1回」
初回放送日: 2018年4月6日
今から150年前に始まった日本からハワイへの移民。サトウキビ農場で苦闘し、戦争を乗り越え、ハワイの風土に溶け込んでいった「女たちの物語」。(2018年放送)

「渡良瀬川」
初回放送日: 2018年3月30日
関東北部を流れる渡良瀬川。明治から昭和、足尾銅山の鉱毒が流れるなど苦難を強いられた。人々に大切にされ、暮らしと共にある渡良瀬川を見つめる。(2018年放送)

「比叡山」
初回放送日: 2018年3月9日
古来、山と言えば比叡山を指した。最澄によって開かれたこの山は、国の平和を祈願する山であり、修行の山であった。延暦寺創建以来1200年を経た今でも荒々しい行が行われている。人に尽くすために自己を厳しく律することを求めた最澄。「忘己利他」の精神が、今も受け継がれている。麓では、親しみを込めて“お山”と呼ばれる比叡山。移ろいゆく四季とともに、特別に撮影が許された修行の様子を紹介する。(2018年放送)

「黒潮」
初回放送日: 2018年2月16日
全長1万キロにおよぶ巨大海流・黒潮。日本列島に沿って流れ、沿岸のみならず陸にも影響を与える。恵みを受けるのは「黒潮の狩人」と呼ばれる漁師たち。縄文時代からあるカツオ漁は、日本人の食と文化を形づくった。また、暖かい黒潮の上で発生する積乱雲は雨を降らせ、豊かな森を作る。そのため稲の神が黒潮の沖にあるとして祈る集落も。列島各地に残る風習や風土を通じて、黒潮と日本人の営みをひも解いてゆく(2018年放送)

選「淡路島」
初回放送日: 2018年1月19日
瀬戸内海の東、兵庫県・淡路島。島の誇りは、日本誕生にまつわる神々の物語。古事記によれば、この国で初めて出来たのが、ここ淡路島。この島は、古くは天皇の食卓を支える「御食国(みけつくに)」とも呼ばれていました。魚に塩に山の幸…。皇室への献上は、変わらず今も続いています。古くから人々が暮らし、豊かな海の恵みを享受してきた島。ちょっと不思議で、どこか懐かしい、始まりの島の物語です。(2017年放送)

選「八戸」
初回放送日: 2018年1月19日
海からヤマセと呼ばれる冷たい風が吹き、何度となく飢きんに襲われてきた不毛の地。そんな八戸で生きる人々が、活路を見いだしたのが海だった。小さな港は戦後、埋め立て工事で大規模な漁港へと変貌。高度経済成長期以後は北東北一の臨海工業都市へと成長を遂げた。現在もイカの水揚げ日本一を誇る。そんな八戸発展の象徴がけんらん豪華な八戸三社大祭の山車だ。厳しい風土をたくましく生き抜いてきた人々の物語(2018年放送)

「実りの秋」
初回放送日: 2017年11月3日
山がもみじで真っ赤に染まり、里では稲穂がたわわに実る日本の秋。人々は恵みに感謝し、やがて来る冬に備える。長野では松茸(まつたけ)名人が“宝の山”に向かい、福島県の大内宿では毎日裏山に通いクリ拾いをする女性がいる。そして南の島では、来年の豊作を祈る儀式が…。北は北海道・知床から、南は奄美大島まで。日本列島、実りの秋の物語です。(2017年放送)

選「仙台」
初回放送日: 2017年9月22日
“杜の都”、仙台。古来「宮城野」と呼ばれる原野だったこの地に、400年前やってきたのが伊達政宗だ。広瀬川に削られた河岸段丘の上に城下町を築き、仙台平野を肥沃な田園地帯に変えた。用水路の整備や新田開発、イグネと呼ばれる屋敷林など、政宗の時代に作られたものが今も百万都市・仙台の礎となっている。空襲や東日本大震災など危機のたびに人々が再生させてきた都市の物語。(2017年9月22日放送)

「鳥海山」
初回放送日: 2017年9月15日
万年雪をたたえる、東北屈指の名峰・鳥海山。麓には、山の恵みと共に生きる人々の暮らしがある。東西南北をぐるりと一周、鳥海山麓をめぐる旅の始まり。(2017年放送)

「うなぎ」
初回放送日: 2017年8月25日
日本人がこよなく愛する夏の味「うなぎ」。世界でとれる「うなぎ」の多くを日本人が食べています。天然モノも養殖も、山の清らかな水が、おいしい「うなぎ」を育みます。その生命力の強さなどから「神の使い」とも考えられてきた「うなぎ」。絶滅が懸念される今、日本人との深い関係を探ります。さあ、日本列島「うなぎ」づくしの旅が始まります。(2017年放送)

「若狭湾」
初回放送日: 2017年7月7日
福井県の南、リアス海岸が広がる若狭湾。都に運ばれた海の幸、切り開かれた棚田。戦後は世界有数の“原発銀座”へ。新旧の暮らしが息づく海の町の物語。(2017年放送)

「京都 青春物語」
初回放送日: 2017年6月30日
千年の都、京都。そのもう1つの顔が、14万人の大学生たちが山手線の内側ほどの広さに暮らす“学生密度が日本一高い町”だ。明治時代から、この町は、時代を越えて数え切れない青春を見つめてきた。戦争の時代、大学紛争の時代、そして今…。育まれた学問の伝統と自由の気風。恋に音楽、そして、夢と挫折。古都を舞台に、終わりなき青春の物語を紡いでいく。

「京都 青春物語」
初回放送日: 2017年6月30日
千年の都、京都。14万人の学生が暮らす“学生密度が日本一高い町”。育まれた学問の伝統と自由の気風。時代に刻まれた夢と挫折。古都につづる青春の物語▽2017年6月30日初回放送

「松本」
初回放送日: 2017年6月16日
国宝・松本城を中心とした旧城下町、長野県松本市。教育や伝統工芸、北アルプスの玄関口としてなど、たくさんの顔を持つ松本市を巡る。(2017年放送)

選「北越冬物語」
初回放送日: 2017年3月31日
日本指折りの豪雪地帯・新潟県魚沼地域。ここには、雪という自然と戦いながら、雪を慈しんできた人々がいる。雪に反物をさらして仕上げる「越後上布」。明治時代、冬の楽しみとして始まったのが、大相撲初場所の勝敗を町民同士が予測しあう松代地区の大相撲。雪かきの道具を羽子板代わりにして遊ぶ羽根つきも伝統的なものだ。江戸時代に魚沼の人々の営みを描いた「北越雪譜」に導かれ、豪雪地帯の一冬を追う。(2017年放送)

「浜松」
初回放送日: 2017年3月10日
家康ゆかりの城下町、浜松。新しいものに貪欲に挑戦する「やらまいか」精神は、さまざまな産業を生みだす原動力に。自主自立がモットーの街の物語。(2017年放送)

「奥会津 檜枝岐(ひのえまた)」
初回放送日: 2017年2月3日
“桃源郷”と呼ばれた小さな山間の村がある。福島県檜枝岐村。一年の半分が雪に閉ざされ、気温の低さや日照不足の影響で作物が育ちにくいこの村では、江戸時代、飢饉(ききん)の時に多くの死者を出すなど過酷な歴史が刻まれてきた。それでも、村の人々は、限られた山の恵みなど、暮らしの糧を分かち合い、力を合わせることで厳しい自然と向き合ってきた。村の人々の営みから“桃源郷”と呼ばれた理由を探る旅(2017年放送)

「豆腐」
初回放送日: 2017年1月13日
日本の食生活に欠かせない「豆腐」。奈良時代に中国から伝わり、江戸時代に広く一般庶民にまで広がったと言われる。その人気はあらゆる階層・地域に及び、華美を嫌う武士道精神、商人の倹約心、そして農民にとってはハレの食べ物として大切にされた。大豆や水の違い、気候、風土などが細かく入り組んで、各地に豊かで個性的な豆腐の食文化を育んできた。長い間、日本人の暮らしに寄り添ってきた豆腐を巡る物語。(2017年放送)

「湯布院」
初回放送日: 2016年12月2日
全国2位の源泉数(利用中の源泉数)を誇る温泉や雄大な自然、おしゃれでアートの香り漂う町、湯布院。“癒やしの里”として全国屈指の人気だ。しかし、かつては高度成長期の観光ブームの波にも乗り遅れた“何もない町”だった。そこに襲った昭和50年の大地震。復興をめざし始まった試行錯誤の中で、地元の“ありのまま”を大切にしながら、町づくりを進めた。新しいけど、懐かしい。湯布院の奥深い魅力に迫る(2016年放送)

「蕎麦(そば)」
初回放送日: 2016年11月4日
日本の食卓や神事に欠かせない蕎麦(そば)。その歴史は古く、縄文遺跡にも確認される。痩せた土地でも育ち、短期間で確かな実りが得られるため、稲や麦の代用となる救荒食物として人々の命をつないできたのだ。日本全国を見渡してもさまざまなそばが各地の風土に根ざしている。祝いの席で欠かせないハレの食事だったり、神様へのもてなしの食とされている地もある。蕎麦が果たした役割をひも解きながら、人々の暮らしを見つめる。

選「小笠原諸島」
初回放送日: 2016年8月26日
東京から1000キロ、船で24時間かかる亜熱帯の島々「小笠原諸島」。貴重な動植物が守られ、世界自然遺産にも登録されている。その歴史は無人だった島に欧米人が移住したのが始まりと言われる。その後、江戸幕府が日本領とし、戦後はアメリカの統治下に。そして昭和43年に日本に返還。今も欧米や日本などに影響を受けた文化が残る。日本に返還されて半世紀、ここに暮らす人々の生きざまを見つめる。(2016年放送)

「すすきの」
初回放送日: 2016年5月27日
3500の飲食店がひしめく北の歓楽街、札幌・すすきの。デートを楽しむ夫婦、街を陰で支えるビルの管理人など、すすきのが冬から春を迎えるまでを描く(2016年放送)

選「SL」
初回放送日: 2016年4月29日
エネルギー革命を受け一度は途絶えた蒸気機関車。だが惜しむ声に後押しされるように静岡の大井川本線や山口線を皮切りに徐々に復活を遂げた。今は北海道から熊本まで11路線で観光列車としてたくましく走る。どこか懐かしい風景を残す路線沿いには蒸気機関車と共に暮らしてきた人々の営みや風土が遺(のこ)されている。坂道を走る姿に励まされる夫婦や青春の夢を生きる牧場主など、SLが運んだ心の風景を見る(2016年放送)

「永平寺」
初回放送日: 2016年4月1日
およそ770年前、道元禅師が福井・越前の地に開いた曹洞宗大本山 永平寺。深山幽谷に建てられた伽藍の中では、雲水と呼ばれる修行僧たちが座禅を中心とした修行生活を送っている。一方、永平寺の門前には、昔から寺と深く関わってきた人々が暮らし、季節ごとの寺の行事を支え続けてきた。冬、永平寺は深い雪に覆われ、修行の厳しさは一段と増す。受け継がれてきた修行と、寺とともに暮らす人々の冬を見つめる(2016年放送)

選「長崎の教会」
初回放送日: 2016年1月22日
年間50万人以上が訪れる国宝・大浦天主堂や世界遺産候補にもなっている石造りの教会など、個性豊かな長崎の教会群。そこには教会と祈りを大切にする人々の暮らしが根づいている。自分たちでつくった教会を守り続ける小さな集落の信者たち。船の上で無事を祈る巻き網船の船長。そして神父を目指す神学校の子供たち。原爆の悲しみを背負った人々を励ましたのも教会の鐘の音だった。教会と祈りの物語を伝える。(2016年放送)

「みかん」
初回放送日: 2015年12月18日
愛媛県の海沿いに広がるみかん畑。長い日照時間、海からの照り返し、段々畑の積み石の反射。「3つの太陽」が“愛媛みかん”を育む。かつて芋と麦しか育たなかった段々畑に実らせた“夢の果実”。しかし「オレンジの輸入自由化」など、時代の波に翻弄されてきた。移ろいやすい世の中にあらがうように、みかん作りを続けてきた農家の人々。“酸いも甘いも乗り越えて”紡ぎ出されてきた、みかんと人々の物語を描く(2015年放送)

「沖縄の海」
初回放送日: 2015年11月20日
人々をひきつけてやまない沖縄の海。美しいサンゴが息づき、色とりどりの魚がすむ紺ぺきの世界だ。いにしえより、人々は漁によって豊かな恵みを得るとともに、海を架け橋とする貿易によって大きな富をえてきた。「神の島」と呼ばれる島で、海に祈りを捧げる人々、「海からのボーナス」にわく小さな島の夏の一日、70年前に米軍の上陸地点となった岬の物語などを通して、人々と海との深い絆をみつめていく。(2015年放送)

選「熊野古道 伊勢路」
初回放送日: 2015年11月13日
2014年に世界遺産登録10周年を迎えた熊野古道。伊勢神宮から170キロ先の熊野速玉大社を結ぶ「熊野古道伊勢路」は伊勢神宮への参拝を済ませた巡礼者が熊野を目指した庶民の道だ。暮らしと信仰が肩を寄せ合う伊勢路。人々は力の及ばぬ大自然に神の姿を重ねてきた。熊野に鎮座する万物の神々に祈りを捧げながら暮らす人々、神に導かれながら旅をする巡礼者など、山里に息づく祈りの道の風土を描く。(2015年放送)

「上高地」
初回放送日: 2015年10月23日
「神が降り立つ楽園」と言われる上高地は、標高約1500mの日本が誇る山岳リゾート地。入ることができるのは4月から11月の7か月間だけ。観光客だけでなく住人も、日本各地からやって来る「季節集落」だ。さらに外と上高地とを結ぶ“釜トンネル”が開門するのは、朝5時から夜8時まで。国立公園だけにさまざまな制約がある。この地に暮らす人々と、この地の自然を楽しみに訪れる旅人たちのひと夏を追う。(2015年放送)

「那須」
初回放送日: 2015年10月2日
関東平野の最北端に位置する那須。御用邸が建つロイヤルリゾートとして知られ、年間500万人の観光客が訪れる。長らく不毛の地だった那須で本格的な開発が始まったのは明治時代。元勲たちが疎水を引き、大規模な農場を整備、入植が進んだ。戦後は硫黄島の疎開者や満州引揚者なども入植。生乳生産本州一の酪農王国となった。時代の波にさらされながらも、この地を切り開いてきた人々とその子孫の物語。(2015年放送)

選「お化け屋敷」
初回放送日: 2015年7月24日
恐怖を楽しむ遊びの空間、お化け屋敷。恐いけれどどこか懐かしい。その歴史は江戸時代に遡る。怪談、幽霊画、生人形…そして、お化け屋敷。「恐怖を楽しむ」文化は、人々の心に彩りと豊かさをもたらし続けてきた。今もテント小屋で移動型のお化け屋敷を行う家族や昔ながらのお化け人形を作る職人、幽霊を演じる女優など。番組では、日本人は何に恐怖し、どんな恐怖に心を躍らせてきたのかを考えてゆく。(2015年放送)

「福島 三春」
初回放送日: 2015年5月29日
福島県の三春は、樹齢千年以上の「三春滝桜」を中心に、桜の木が1万本あるといわれる。春、桜の木の下には、人と人とが触れあう様々な華やぎが生まれる(2015年放送)

「秋田・男鹿」
初回放送日: 2015年2月20日
秋田県の男鹿半島。“神の使者”とされ集落ごとに継承されてきた「なまはげ」。厳冬期の“神の魚”「鰰(ハタハタ)」。畏れと祈りを受け継ぐ男鹿を描く(2015年放送)

「温泉三昧」
初回放送日: 2015年1月23日
大地からこんこんと湧き出す温泉に、日本人は太古の昔から魅せられてきた。湯治で長期滞在する風習や、温泉の恵みに感謝しておこなわれる神事。社員旅行や、夫婦が秘湯で過ごすひとときなど、日本人と温泉との関わりを紹介。また、温泉の恵みを調理や暖房に取り入れている地域や、人々を夢の別世界にいざなう温泉旅館も登場。昔も今も日本人をとりこにし続ける、温泉という“極楽”の物語。(2015年放送)

選「高野山」
初回放送日: 2014年12月5日
標高およそ900メートルの空中都市・高野山。開祖・空海が真言密教の聖地として開いたこの町は、2015年、開創1200年という節目の年を迎える。明治以降、修行僧のほかに一般の人も住むようになり、町では「聖」と「俗」が混在する独特の文化が形成されてきた。町の人たちは空海を、親しみを込めて“お大師さん”と呼び、祈りをささげる。受け継がれる高野山の文化とそこに息づく人々の営みを見つめる。(2014年放送)

選「日本橋」
初回放送日: 2014年7月18日
日本の“ヘソ”日本橋400年の物語。街はもちろん、日本橋そのものの姿もじっくりと紹介。川から見上げた石造りの美しさ、橋を飾る想像上の動物に込められた思い、橋の上空が鉄の塊で遮られた瞬間の映像…。そして、江戸の心を今に伝える逸品の数々。ひたすら白くふわふわのハンペンに込められているのは18代続く店の家訓。創業140年のウナギ屋が育てるのは小さな江戸野菜。思わず目を見張る街。(2014年放送)

選「さくら十二の物語」
初回放送日: 2014年3月28日
南から順に開花の便りが届く「桜」。日本人は、春の訪れを告げるこの花を心躍らせて待ち、特別な思いで出迎える。そこには桜の数だけ、物語がある。集落の名前まで「さくら」に変えて愛(め)でる村、桜は山の守り神。“花迎え”と言われる準備からお客をもてなす“花の宴”まで、一流の趣味で彩られた京都の花見。戦争で亡くなった村人たちのために2000本の桜を植えてきた男。桜を愛でる人々の知られざる物語。2014年放送

「筑波」
初回放送日: 2014年1月31日
「西の富士、東の筑波」。江戸時代から富士山と並び称されてきた筑波山。山全体が神の領域とされ、信仰の対象として万葉の時代から多くの歌に詠まれてきた。冬は深い雪に閉ざされる富士と異なり、一年を通じて人々が集いにぎわう。ご存知ガマの油売り口上、独特の気候が育てる恵みの果実、そして修験の山としての姿。「聖」と「俗」、全てを見守り包みこんできた山、筑波山。山とともにある山ろくの風土の物語。(2014年放送)

「月の夜」
初回放送日: 2013年10月25日
三十日かけ、満ちては欠ける“お月様”に、ゆかしい名前をつけて愛(め)でてきた日本人。古都・京都、海とともに暮らす沖縄。今も、月をこよみに生きる人々をたどる旅。夜空に現れるその時を、ひたすら待ち受ける人。南の島では男女の心を解き放つ恋の月。その妖しさ不思議さ。月には神様も宿る。さあ、空気が澄みわたる秋の夜長。ゆっくりと、日本の美しい月を見上げてみませんか。(2013年放送)

「会津」
初回放送日: 2013年6月14日
大河ドラマ「八重の桜」の舞台、会津。戊辰戦争の舞台となり、多くの犠牲をはらった会津の人々は、悲しみや苦しみを忘れることなく、先人の教え“ならぬものはならぬ”という精神を守り継いできた。白虎隊の慰霊祭で剣舞を奉納する男子高校生、会津気質の象徴とも言われる縁起物・起き上がりこぼしを作り続ける一家、今も会津松平家の当主との交流を大切にする会など、我が郷土を誇りに生きる“会津人”の物語。(2013年放送)

「祇園」
初回放送日: 2013年4月19日
京都・東山、八坂神社の門前町として発展してきた「祇園」は、300年以上の歴史をもつ花街。細い路地に、昔ながらの紅柄格子のお茶屋が50軒以上、軒を連ねている。夕暮れ、お座敷に向かうのは美しく着飾った芸妓と、舞妓。お客に披露される優美であでやかな舞。そして、厳しいしきたりの世界でひたすらに芸をみがく芸舞妓たちの日常。花街・祇園に生きる女たちの物語。(2013年放送)

「東北の冬」
初回放送日: 2013年1月25日
長く厳しい東北の冬。人々は冬に逆らわず、冬と生きる知恵を身につけてきた。大雪に囲まれた暮らし、塩蔵した食料、黙々と家の中でする手仕事、冬のボーナスのようなハタハタ漁、1年の収穫を願う小正月の伝統行事…。人々を閉じ込める重く冷たい雪は、春になれば田畑を潤し、暮らしを支える恵みでもある。はるか縄文の昔から、自然に寄り添って暮らしてきた東北の人々の、静かな冬の物語。(2013年放送)

選「奈良」
初回放送日: 2012年11月30日
東大寺のお水取り、春日大社の巫女(みこ)神楽、薬師寺の花会式、興福寺の阿修羅像をはじめとするたくさんの仏像…。古都・奈良。この街は、大陸から6世紀にもたらされた仏教を全身で受け止め、神と仏が共存する濃厚な宗教空間を築き上げてきた。仏や神への祈りが、おごそかに、華やかに、繰り返され、人々の暮らしの中に深く根づいている。常に神仏の存在を感じながら生きる人たちが織りなす物語。(2012年放送)

「郡上八幡」
初回放送日: 2012年9月21日
清流長良川の上流に位置する岐阜県郡上市八幡町。夏の夜、この町の人々は盆踊りに酔いしれる。毎年7月から9月にかけて、三十三夜にもわたって盆踊りを開催し、しかも、お盆の4日間は朝4時まで徹夜で踊り明かす。400年もの間、盆踊りを続けてきた郡上八幡の人々。みんなで踊ることで彼らは何を得てきたのか。そして、日本人にとって盆踊りとは何か。郡上八幡のひと夏を見つめる。(2012年放送)

「角館」
初回放送日: 2012年2月24日
武家屋敷や蔵など江戸時代の町並みが残る秋田県の角館。武家、商家、農家、お殿様の子孫たちは、先祖の暮らしや文化を守り暮らす。半年間を記録した。(2012年放送)

「ふぐ」
初回放送日: 2011年12月16日
▽実は身が硬いふぐ。刺身で楽しむため職人が編み出したギリギリまで薄く引く技。▽下関独特の袋セリ・若手仲買人、袋の中の一夜の駆け引き。▽触れば重さが分かる、市場の仕分け人の早業。▽取れるまで帰れない、独り旅立つ島のふぐ漁師。▽秀吉も芭蕉も竜馬も登場、ふぐ毒事件史。▽ひれ酒だけでない、ふぐ酒いろいろ。▽名人料理人の三代目、25歳の隠れた修行。▽石川に伝わるフグ毒を消す魔法料理。(2011年放送)

「雪の夜」
初回放送日: 2011年12月9日
▽北越雪譜~江戸時代の名著の舞台・豪雪地帯“秋山郷”の暮らし(新潟-長野)▽三寺まいり~“男女が互いに見初め会う”伝統の場(飛騨)▽深夜の除雪車~雪との格闘ドキュメント(旭川)▽銘酒~雪夜が生み出す新酒の妙味、杜氏の一冬(新潟)▽雪女~“女神”か“鬼”か…、各地で異なる雪女の結末▽与謝野蕪村「夜色楼台図」~水墨画最高傑作の創作秘話 (2011年放送)

「軽井沢」
初回放送日: 2011年10月14日
別荘、テニスコート、高原のホテル、並木道、教会…。軽井沢の街の、西洋さながらの景観やライフスタイルは、明治大正の日本人100年の願望を反映し、成長してきた。外国人、上流階級の人々、文化人、開発事業に一獲千金を夢見た実業家たち。時の移り変わりとともに軽井沢の主は変わってきたが、人々の憧れと羨望(せんぼう)を集め続けたことは一貫して変わることはなかった。避暑地・軽井沢の一夏を旅する。(2011年放送)

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