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彼女はキレイだったを全話ネタバレ!最終回結末は原作韓国ドラマと異なる?

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彼女はキレイだったを全話ネタバレ!最終回結末は原作韓国ドラマと異なる?

韓国ドラマが原作のドラマ「彼女はキレイだった」の全話のネタバレを紹介していきたいと思います!

このドラマは韓国で放送されていたドラマを原作に日本版としてリメイクしたドラマなのですが、恋愛モードからお仕事モードの内容もあり、ハマる人も増えてきています!

そんな日本版の「彼女はキレイだった」は原作の韓国ドラマと異なる最終回結末が放送されるのか!?

「彼女はキレイだった」が配信されているU-NEXTでは、オリジナルストーリーや、放送終了後からディレクターズカット版も配信されるかもしれません!

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それでは「彼女はキレイだった」の1話から最終回結末までの全話のネタバレを紹介していきたいと思います!

ドラマ「彼女はキレイだった」1話のネタバレ

『梨泰院クラス』のパク・ソジュンと『キルミー・ヒルミー』のファン・ジョンウムが共演した2015年製作の同名韓国ドラマを、Sexy Zoneの中島健人と、昨年の春以降に主演/ヒロイン級の作品が相次いでいる小芝風花でリメイクした『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系)。

7月6日に放送された第1話を観る限り、これは大きなアレンジを加えることなく真正面からオリジナルをリメイクする作品になるのだろうか。

もちろんオリジナルは各1時間の全16話と、日本のドラマ枠と比較すれば倍ほどの長さがある。

それだけに第1話から、とんとん拍子にオリジナルの2話分のストーリーが進んでいく。

ラブコメというジャンルに必要な“テンポの良さ”に関しては、単純計算でもオリジナル以上のものとなるのかもしれない。

28歳の誕生日にアルバイトをクビになってしまった愛(小芝風花)のもとに、アメリカへ引っ越してしまった初恋相手の宗介(中島健人)から「帰国するので会いたい」というメールが届く。

しかしいざ待ち合わせ場所に現れた宗介は、子供の頃の冴えない姿から洗練された男性へと激変を遂げていた。

一方でかつては美少女だった愛は、宗介が引っ越して行った直後に父親の会社が倒産し貧乏生活を余儀なくされ、すっかりダサい見た目に。

宗介から幻滅されることを恐れた愛は、親友の梨沙(佐久間由衣)に身代わりを頼むことに。

そんな矢先、大手出版社の総務部に採用された愛は、ひょんなことからファッション誌「ザ・モスト」の編集部で働くことに。

するとそこに、副編集長として宗介が現れるのである。

前述の通り、この第1話の流れはいたってオリジナルに忠実だ。

それはストーリーに限らず、宗介と愛をつないでいたジグソーパズルが“のぞくお姉さん”ことオーギュスト・ルノーワルの「田舎のダンス」であるということや、オリジナルにおけるチェ・シウォンの役回りである樋口(赤楚衛二)が愛を見てマイケル・ジャクソンだと呟く小ネタに至るまで徹底されている。

その反面、宗介が梨沙に贈る傘のデザインが違っていたり、梨沙の職業がレストランのマネージャーになっているという変化もあり、その辺りはいくらかのご都合が反映されていても作品に大きな影響はあるまい。

とりわけ興味深い脚色点は、回想とエレベーターのシーンでイヤホンから流れる音楽がパッヘルベルの「カノン」だったことだ。

オリジナルが韓国で放送された際にはカーペンターズの「Close to You」が使われていたが、それは後にNetflixなどの配信版では他の楽曲に差し替えになっていた。

より耳なじみがよく、それでいていかにも落ち着きそうな選曲もさることながら、ある種の“初恋探し”の物語に「カノン」が流れるとなれば、これはクァク・ジェヨン監督の『ラブストーリー』に通じるではないか。

あえてねらったのか、はたまた偶然かはわからないが、これはオリジナルファン以上に韓国のラブストーリー全般のファンに刺さるにくい演出だ。

ところで、どういう縁か中島は昨年の『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)に続いて、韓国作品のリメイクドラマでの主演ときた。

しかも同作もオリジナルはパク・ソジュンが主演を務めていたという偶然も面白い(パク・ソジュンの役は平野紫耀が演じ、中島はカン・ハヌルの役回りだったが)。

空港を歩く後ろ姿から、待ち合わせのシーンでの立ち方まで“ケンティーらしさ”が止めどなく流れる一方で、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(日本テレビ系)の少年っぽさが残る“ドS”キャラとは異なるベクトルの、大人びた厳しさをにじませるあたりに役者としての成長を感じさせる。

中島を筆頭に物語を構成する4人のバランスはなかなか良さそうで、それぞれがどんな演技を見せてくれるのかは特に楽しみなところだ。

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ドラマ「彼女はキレイだった」2話のネタバレ

韓国ドラマをリメイクした『彼女はキレイだった』は、確固たる土台があるメリットを存分に活かし、どこか90年代の日本ドラマの黄金期を思わせる王道のラブコメドラマ感を全開にしていく。

それは妙な悪役や余計な謎で視聴者の興味を引き延ばすようなことは一切せず、雑誌編集部を舞台にした物語では定番の“廃刊の危機”というシンプルなフラグだけを立てて、主人公と視聴者が同じ秘密を共有しながら複数の方向への恋の予感を散りばめていく。

こうした一面は、オリジナル版のファンにとっても満足できるものだ。

第2話は、前回で愛(小芝風花)の代わりに愛のふりをした梨沙(佐久間由衣)が偶然宗介(中島健人)と鉢合わせてしまうところから始まる。

イギリスへ留学に行くと嘘をつくことでもう会わない口実を作り出していたものの、それが思わぬかたちで狂ってしまい、梨沙は嘘に嘘を塗り重ねてごまかす。

その一方で愛は、宗介に見下された悔しさからファッションに関する知識を入れるため猛勉強を開始。

編集部の仲間たちから信頼を得るようになるなか、海外のビッグネームへのアプローチを試みる宗介のサポート役として空港に同行することになるのだ。

この空港へ向かうシーンが今回のストーリー上のひとつのハイライトといえよう。

これはオリジナル版に忠実に準拠したシーンではあるが、その全体をかなりタイトに脚色したことが功を奏し、宗介をより理不尽で嫌な上司に見せるという効果を与える。

そもそも宗介が何度も行き先を確認する愛を無視したために起きた失敗であり、それを棚に上げて責め立てられた愛は、負けじと強く言い返す。

ちょうどそのシーンのところで、SNS上では愛の味方について囃し立てる投稿が相次いでいた。

こういう応援上映的なポップな一体感が味わえるというのも、この手のドラマの楽しみ方のひとつだ。

成田空港と羽田空港を間違えるというのは、オリジナル版における仁川空港と金浦空港であったり、はたまたニューヨークを舞台にした作品でJFK空港とニューアーク・リバティ空港を間違えるのと同じように定番のミスだ。

そのミスの取り返し方が電車で向かうというところに、鉄道網が発達している日本らしさがよく表れている。

ちなみに10時50分の上野行きで午前中に羽田空港に着くためには、京成高砂と青砥で乗り換えが必要なので、どこか抜けている宗介にそれがこなせるのかどうかは気になったが、無事に間に合ったようなら何よりである。

そういえば、宗介の隠れドジっぷりを示す描写が今回少しだけ登場したが、流石にカフェでの“花瓶の水飲み”シーンの再現がなかったのは残念無念。

前回の第1話がオリジナル版の第1話・第2話をなぞり、今回も第3話と第4話を概ねキレイになぞったわけだが、最後だけ微妙な違いが見られた。

それは酔っ払った愛が宗介に電話をかけるシーンだ。

名前だけを連呼して途中で電話を取り上げられてしまうオリジナル版と異なり、ここではしっかりと小学校の名前とともに名乗り、しかも宗介がそれを聞いているところまで描かれる。

もしかするとここから少しずつ軌道を変えて日本版独自の方向へと進んでいくのだろうか。

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ドラマ「彼女はキレイだった」3話のネタバレ

酔った勢いで宗介(中島健人)に電話をかけ、自分が小学校時代の同級生であることを告げる愛(小芝風花)。

しかし肝心なところで樋口(赤楚衛二)が電話を切っていたため、なんとか秘密は守られていた。

一見オリジナルの韓国ドラマとは別の路線に振ろうとしているように思えた、前回のラストの種明かしから入った第3話。

オリジナルの流れを守り続けるだけあって、今回は主要登場人物たちの心情に動きがあらわれはじめるエピソードとなった。

「ザ・モスト」の編集部でお祝いを兼ねた食事会が開かれることとなったものの、ひとり残業する羽目になった愛。

仕事を片付け副編集長室で宗介の真似をしていたところ、突然にも宗介が戻ってきて慌てて隠れてしまう。

そして「ザ・モスト」が廃刊になる可能性があることを知ってしまうのだ。

その後、食事会の席で誤って苦手な酒を飲んでしまった超下戸の宗介を、家まで送り届けることになった愛。

そこで彼女は、小学生時代に一緒に作っていたジグソーパズルが大事そうに飾られているのを見つけるのである。

オリジナルベースで考えると、第4話の終盤から第5話のラストまでの展開が見られた今回のエピソード。

ジグソーパズルのフレームを落としてしまうくだりから、過去の回想や編集部でジグソーパズルを失くして大慌てになる愛を助けるために、樋口が宗介をハグするという部分までしっかりと再現し、もちろん樋口と梨沙(佐久間由衣)が知り合っていく様子も描写される。

それでもこれまでの2回と比較すると描かれるストーリーの範囲は短くなり、かいつまんで一気に設定を見せていく段階から、主人公たちの心情へフォーカスする段階へと進んだことがよくわかる。

宗介はこれまでのように刺々しく愛に当たり散らすことはなくなり、前回空港で言われた言葉を思い出す。

また副編集長室で愛が隠れた時に純粋に驚いてみせたり(ここのシーンでは、歩き方や走り方以外で珍しく副編集長ではない“中島健人”が現れている)、仕事をバリバリとこなしていく愛の姿を見てちょっぴり微笑んでみたりと、一気に穏やかになっていく。

そうした過程に加え、割れたフレームで指先をケガしてしまった愛に宗介が絆創膏をつけてあげるというシーンが新たに付け加えられることで、ラストで待ち受ける過去のトラウマで苦しむ宗介の“傘になる”シーンがより的確になっていくのだ。

真正面からの再現を重視したなかに、少しずつ新たな要素が織り交ぜられてこそ、ローカライズを含めたリメイクは効果的になる。

それはもちろんキャストの演技からも大きな影響を受ける部分である。今回特に目を引いたのは、愛が傘を忘れて雨の中へと繰り出していくシーン。

オリジナルでファン・ジョンウムが演じていたヒロインは意を決したように絶叫して飛び出していったのに対し、ここでの小芝の演じる愛は徹底した鈍臭さが揺るがない。

さらには宗介と遭遇する直前での階段を降りていく時に発する変な掛け声も相まって、そのギャップありきで直後のロマンティックなシーンがさらに尊さを増すのである。

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ドラマ「彼女はキレイだった」4話のネタバレ

母親の事故の記憶がフラッシュバックし、雨の中でうずくまってしまった宗介(中島健人)。

その様子を通りがかりに見つけ、子供の頃と同じように寄り添って“傘”になってあげた愛(小芝風花)。

それをきっかけに、2人の距離感に些細な変化が生まれていく。

第4話で、このドラマのストーリーの軸となる四角関係の構図がたしかに形作られたといってもいいだろう。

雨に打たれたせいで風邪気味のまま出社した愛。

ちょっぴり気になる宗介は、薬を渡してお礼を言おうとするがなかなか素直に声をかけることができずにいた。

そんななか、編集部員の里中(高橋優斗)が親知らずのせいでダウン。

翌日に予定されていたロケハンの代理を愛が務めることに。

しかしそれは宗介と2人きりの一泊二日の出張旅行。

案の定、道中の社内では気まずい空気が流れる。

ロケハンだけつつがなく進められていくなか、宗介が運転する車が側道に落ちてしまうハプニングが発生するのである。

もっぱら今回は、宗介と愛が「ザ・モスト」の企画のロケハンとして房総半島周辺を回るという、デートさながらの雰囲気と景色を楽しむ回である。

フラワーガーデンに木更津の八剱八幡神社、海岸から水族館(これはおそらく八景島シーパラダイスであろう)。

まさに劇中で愛が語る「手紙書きたくなる」ような、誰かと共有したくなる景色を味わえる、ロケーションの魅力が余すところなく発揮されたエピソードである。

それと同時に、スラップスティック的な動きの数々も際立つ。

カフェで大きな荷物を運ぶ愛を見つけ、その通り道にある障害物を次々と気付かれないように取り除こうとスパイダーマンのような俊敏な動きを見せる宗介。

出張シーンの途中で車を押した拍子に田んぼに落下する宗介と、助けようとして手を差し伸べた愛も一緒にダイブしてしまうお決まりのパターン。

極め付きは終盤のロマンティックな雰囲気のなかで唐突に大きく転ぶ愛。

それを見て子供のような笑みを浮かべる宗介も含めて、大胆な動きの数々に楽しませてもらえた。

そんな急接近の一方で、梨沙(佐久間由衣)にふたたび婚約者のふりを頼まれた樋口(赤楚衛二)は、宗介と梨沙が一緒にいるところを見てすべてを察する。

愛から以前言われた、宗介が愛の親友を愛だと思い込んでいること。

梨沙が言っていた“傷つけたくない人”が愛であるということ。

愛は宗介と梨沙がまだ連絡を取り合っていることを知らないし、梨沙も3人が同僚であることを知らない。

つまりこの時点で、4人の複雑な関係の全貌を理解しているのは樋口だけということになる。

ところで編集部で宗介が愛にあげる風邪予防の玉ねぎや、樋口が愛につける絵が描かれたマスク、宗介が子供のころからグリーンピースが苦手だったというくだりはしっかりとオリジナルのドラマをなぞった部分だ。

その一方で、この出張エピソードに当たるオリジナルの第7話で描かれていた、編集部の同僚のジュヌとハンソルの恋の始まりの描写はリメイクされず。

それでも宗介と愛のトークの中で好きな小説の話題となり、覆面小説家の話題が出たということは、このリメイク版もオリジナルと同じクライマックスへと向かうのだろう。

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ドラマ「彼女はキレイだった」5話のネタバレ

特集記事のロケハンで房総半島を一緒に回ったことにより、愛(小芝風花)と宗介(中島健人)は心の距離を着実に縮めていく。

そしてついに自分が宗介の思い出の“佐藤愛”であることを打ち明けようとする愛だったが、いいタイミングで樋口(赤楚衛二)が現れて遮られてしまう。

第5話は、このドラマにおけるひとつの大きなターニングポイントを迎えることになる。

「手紙が書きたくなる一人旅」が掲載された『ザ・モスト』が発売されたことに喜ぶ愛。一方で宗介は、まだライバル誌に差をつけられてしまっていることを岸田(木村祐一)から指摘されてしまう。

そんななか、以前宗介がチャンスを取り付けたイタリアの有名デザイナーのジェームズ・テイラーとのコラボ企画が始動。撮影に使うドレスの管理を任された愛だったが、予期せぬハプニングによって目を離した隙にドレスが破損してしまう。

ジェームズ側からコラボ企画の中止がほのめかされ、なんとか挽回のチャンスをもらえないかと懇願する宗介。するとジェームズの妻イザベラは、交換条件としてミスをおかした愛を解雇するように告げるのだ。

自分がしたミスを認め、編集部を辞める愛。ドレスの破損は他の人の仕業であることがわかっても、愛が持ち場を離れたことには変わりないのだと譲らない宗介。

オリジナルの韓国版におけるこの一連の場面では、宗介にあたるソンジュンが、愛にあたるヘジンに対して声を荒げて叱責していた(ちなみにそれまでの2人の関係性の変化など、大まかな流れは日本版とほぼ一緒である)のに対し、日本版では宗介は強く叱責することなく、ジェームズ側の指示やそれに従う愛に怒りよりも戸惑いの表情を浮かべているのがわかる。

オリジナルより話数が少ないこともあって感情の流れをシンプルに脚色した結果なのだろうが、その後の公園のくだりや玉ねぎの顔も含め、こちらの方が副編集長の人間らしさがしっかりと表れることになった。

ところで今回描かれた愛の解雇に至るまでの騒動について、原因が自分にあるのだと里中(高橋優斗)は宗介に告げる。イザベラの求めた水を買いに行き、車を駐車場に適当に停めたことでそれを愛が動かすために持ち場を離れる羽目になる。

前回もこの里中が親知らずを痛めたことがきっかけで宗介と愛が2人でロケハン出張にいくことになったわけで、里中のミスが再び2人の距離を近付けるとなれば、意外と重要で、それでいてずいぶんとおいしい役回りではないか。

申し訳なさそうに語る里中の、なんとも言えない表情もなかなか印象に残るものがあった。

さて、冒頭で述べた“大きなターニングポイント”となる部分とは、前回宗介と梨沙(佐久間由衣)が一緒にいるところを目撃して事を察した樋口が、愛に梨沙の画像を見せてもらったことで確証へと変えることであり、また梨沙に直接愛との関係を話し、本当のことを愛に打ち明けるのがよいと忠告すること。

そして宗介に対して愛のことが好きだと宣言すること。極めつきは髪をストレートにし、メイクもした状態の愛が復職すること。

次回からの後半戦は本格的に四角関係がもつれ始めるというわけだ。

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ドラマ「彼女はキレイだった」6話のネタバレ

仕事のミスの責任をとって編集部を辞めた愛(小芝風花)だったが、宗介(中島健人)からもらった後押しの言葉で復職を決意。

そして髪を真っ直ぐにし、ファッションもメイクも洗練され、編集部で樋口(赤楚衛二)たちを驚かせるのだ。

第6話は、宗介の「おかえり」の言葉とともに“第二章”の幕が開ける。

単なる見た目の良し悪しの話ではなく、自分の中に発生した自信を明確に表出させる術を身につけた愛。

四角関係のこじれ具合が著しくなる一方で、物語自体はよりポジティブな方向へと舵を切っていくことになるわけだ。

愛が発案した童話をテーマにした特集企画についての編集企画が行われ、子どもの頃から思い入れのある絵本の作家である夏川ちかげにインタビューをしたいと申し出る愛。

宗介はそれにGOサインを出し、樋口も愛に別のインタビューの原稿を書いて鍛えておくことを提案するのだ。

そんななか、いまだに宗介に本当のことを言えず、想いを断ち切れないでいた梨沙(佐久間由衣)は宗介に「昔の話はやめない?」と切り出す。

しかし宗介は、梨沙のある発言から彼女が自分の初恋の相手ではないという疑念を持つようになるのである。

今回のエピソードは表情によって感情の複雑な揺らぎを体現する宗介がとにかく活きる回であった。

糖分補給のキャラメルを受け取るための美しい90度ターンも見逃せない点ではあるが、モストの一員として頑張ることを誓う愛に微笑みかけたり、雨が降ったら髪が膨らんでしまうと樋口に話しているのを聞いてハッとした表情を見せたり。

さらに梨沙が本当に“佐藤愛”なのかという疑念を持ち始めて鎌をかけるような質問を投げかけ、「何年経ったと思ってんの」と言われて少し寂しげな表情を浮かべたり。

なかでも樋口とのエレベーター前のシーンはすごく良い。2人の前にやって来た愛に声をかけようとしても、言いたいことを全部樋口に持っていかれてしまう。

切り返しのカッティングの末に、2人の間を通り抜ける愛の後ろ姿をとらえるショットで一度見切れてしまった宗介が、再び画面に戻ってくると浮かべているなんとも言えない不満げな表情。

物語の中核にある四角関係を構成する「宗介→愛←樋口」の三角関係の成立をまざまざと証明する重要シーンといえようか。

もちろんその点では樋口も負けてはいない。宗介から呼び戻されて嬉しかったことを語る愛に見せる嫉妬の表情と、「もっとジャクソンの中に俺がいればいいのに」という直球勝負の言葉。

それでも愛の目の前では冗談めかせることで取り繕う天邪鬼な一面をのぞかせつつ、クライマックスで宗介に抱きしめられる愛の姿を遠巻きに見つめぐっと堪える。

表情で物語ることしかできない不器用な宗介と樋口に、感情を言葉で伝えることができるが真実だけは言えない愛と梨沙。

この図式が保つバランスが乱れた瞬間に、この四角関係はさらにもつれていくのであろう。

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ドラマ「彼女はキレイだった」7話のネタバレ

取材先で火事の騒ぎに巻き込まれ、迎えに来た宗介(中島健人)の優しさに触れた愛(小芝風花)。

宗介が昔と変わりないことに気が付くと同時に、自分が宗介のことを好きなのだと自覚する。

ところがその矢先、親友の梨沙(佐久間由衣)がまだ愛のふりをして宗介と会っていたことを知ってしまう。

第7話は、愛が大変身を遂げた前回以上に大きな山場を迎える重要なエピソードである。

梨沙と宗介のことでショックを受ける愛。宗介は愛への想いを募らせ何度も想いを伝えようとするのだが、梨沙との関係もあって自分の中で収集がつかない愛は、ついつい宗介を避けてしまう。

一方で、2人の様子に自分の想いがもう届かないと理解した樋口(赤楚衛二)。愛を迎えに行った際に雨に打たれたことで風邪をひき、体調を崩してしまう。

そんな中、あるレストランチェーンの役員と会食に臨んだ宗介は、そこで手渡された広報誌の中に梨沙の姿を見つけてしまう。

言い出せない秘密や嘘を積み重ねていった愛と梨沙、自分の気持ちをストレートにぶつけられずにいた宗介と樋口。あまりにも複雑に、もつれにもつれていた彼らの四角関係の糸が、思いも寄らないかたちで正常化した今回のエピソード。

ある意味では物語のひとつのゴールに辿り着いたと言ってもいいだろう。16年間募らせてきた想いがようやく繋がった宗介と愛。

けれどもそれは同時に、もつれた糸の一本か二本がいまにも途切れてしまいそうなほどダメージを受けていることを予感させるのだ。

そういった意味では、その糸の紛れもない一本である樋口が今回もとことん場をさらうほど光り輝く。愛が宗介と梨沙が会っていたことを知り、悩みを打ち明けられた樋口は、こっそり梨沙にそのことを伝える。

そこで「自分を見失ってた私も悪い」と嘆く梨沙に対し、「見失うのが恋愛だから」といつもの調子で励ましの言葉をかける。

そこからはラストで宗介からの電話を受けて立ち去ろうとする愛に「行くな」と言う言葉に至るまで、ほぼすべてが名台詞になってしまうほど、豊かすぎる感情が溢れ出っぱなしだ。

とりわけ、樋口が自分のせいで体調を崩してしまったと知った愛が、樋口を気にかける橋の上のシーン。

「何かの間違いでジャクソンこっちに振り向いてくれないかな」と何気なく呟くその言葉はSexy Zoneの名曲「名脇役」の歌詞と重なり、まさに樋口の置かれているシチュエーションも曲の世界観にぴったりと符合する(しかも偶然にも、愛が提案して進行中の絵本の企画のメモ書きにあった言葉は「脇役だって主役になれる!」だ)。

そう考えると、もっと前のシーンで「ジャクソンの最高の友達を目指す」というのも、同じ曲の中にある「君の友達ランキングだったら僕はNo.1をとっているんだろうか」というフレーズにも通じるわけで。

ここはひとつ、樋口のテーマソングとして採用されないものだろうか。

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ドラマ「彼女はキレイだった」8話のネタバレ

ようやくもつれていた糸がほどけ、互いの想いが通じ合った宗介(中島健人)と愛(小芝風花)。

しかし愛は、宗介に想いを寄せていた梨沙(佐久間由衣)のことが気になってしまい、素直に喜ぶことができず、ひいては宗介のことを避けてしまうのである。

第8話は、宗介と愛のラブストーリーにおけるひとつのゴール地点を迎え、その向こう側にある友情の物語が展開するエピソードとなった。

家のゴミ箱に捨てられていた手紙から、梨沙の宗介への想いが本気であったことを知る愛。

そんななか、「ザ・モスト」が廃刊になるという話が編集部全体に知れ渡ってしまう。

岡島(片瀬那奈)らはずっと廃刊のことを隠していた宗介に激怒し、次号の制作をボイコット。

完全に孤立してしまった宗介は、たったひとりで次号の準備を進めていくことに。

それを見かねて様々な企画を提案する愛。さらに仕事を休んでいた樋口(赤楚衛二)は、宗介以外誰もいない編集部を見て事態を察し、宗介に厳しい忠告をするのである。

ここから終盤に向けての物語は、(これまで通りオリジナル版を完全に踏襲するとなれば)一気に「ザ・モスト」の廃刊をめぐる問題へとシフトする。

つまりは宗介と愛の“初恋探し”のドラバタを描くラブコメから、急激に“お仕事モード”が高まっていくことになるわけだ。

ちなみに、愛と想いが通じ合った途端にまるで人が変わったようにデレデレモードに突入する宗介。

鏡の前で照れくさそうに挨拶の練習をしたり、家までお迎えに行ったりと、しっかりとこのキャラ変ぶりまでもしっかりオリジナルを踏襲している。

何はともあれ、そうした物語上の大きな転換の狭間に立たされた今回のエピソードでは、お仕事モードへ向かうための地盤固めが重ねられていく。

これまでのエピソードでゆっくりと固められてきた宗介と愛の16年分の想いの結実し、そのせいで急にぎこちなく崩れてしまった愛と梨沙の関係の修復が最優先事項だ。

しかしながら、2人が追いかけっこの果てにたどり着く公園のシーンからわかるように、愛と梨沙の関係に奇をてらったアクセントなど必要もない。

外で人目も気にせず、大声で泣きながら本音をぶつけ合う。ドラマ的な一悶着を入れずともあっさりと修復される2人の関係には絶対的な強さがあり、それがこの物語の軸となっていることをまざまざと証明していくのである。

そうなれば次なる地盤固めが必要なのは宗介と樋口の関係だ。恋のライバルとして完敗を喫した樋口は、傷心休暇から戻ってくるや真正面から宗介にぶつかっていく。

「あなたにがっかりしたくないだけです。1人の男として」。

仕事仲間として、相手を鼓舞する。お互いを認め合っているからこそ成立するこのやりとりからは、ライバルと親友が紙一重にあるというちょっぴり古典的な発想にたどり着かずにはいられない。

4人を繋げている糸が、もつれることなく真っ直ぐと、それでいて丈夫にピンと張られる。

そこに宗介が頭を下げたことでもう一度一致団結した編集部も加わり、物語は次のステージへと向かうというわけだ。

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ドラマ「彼女はキレイだった」9話のネタバレ

過労で倒れた宗介(中島健人)と、心配して駆けつけた愛(小芝風花)の病室におけるイチャイチャぶりに、お見舞いにやってきた岡島(片瀬那奈)に2人の関係がバレないようにとクローゼットに隠れる愛。

そんな古典的なラブコメ展開から始まる第9話は、がらりと“お仕事ドラマ”の方向へと舵を切る。

それは今回のラストで待ち受けていたビッグサプライズへの伏線としての役割を果たし、宗介と愛の恋愛成就という物語のひとつのゴールを過ぎたにもかかわらず、このドラマらしいハイスピード感を損なわない充実なセミファイナルを生み出すことへとつながったと見える。

愛と恋人同士になれた喜びで、「ザ・モスト」の編集部員たちも驚くほどの明るさで出社した宗介。

雑誌の存続がかかった次号の目玉企画として宗介が取り付けたのは、メディアにほとんど露出しないという人気アーティスト・アリサの独占インタビュー。

着々と準備を進め、雑誌の存続が決まったらプロポーズすることを愛に宣言する宗介。しかしそんな矢先、アリサの脱税が週刊誌にスクープされてしまい独占インタビューはお蔵入りに。

代わりの取材対象を探すために奔走する編集部員たちは、素性不明の小説家・楠瀬凛への取材を試みようとすることに。

前回のエピソードが愛と梨沙(佐久間由衣)の“友情”にフォーカスしたように、今回のエピソードは樋口(赤楚衛二)の“失恋”にフォーカスを当てることで、これまでこのドラマを形成してきた「四角関係」の顛末を後味良く、綺麗なかたちへとまとめ上げていく。

失恋してもなお“最高の友達”として愛を大切に想う姿勢を崩さず、それでいて宗介とは仕事仲間として拳を重ね合わせる。

そしてこのままでは「ザ・モスト」の存続が絶望的になり、宗介が本国に戻されてしまうのではと編集部員たちが噂するのを聞き、動揺する愛。

その様子を見た樋口は大きな決断を下すのである。

第4話で愛と宗介が2人で房総半島にロケハンに行ったくだりで、トークの中にさらっと登場した楠瀬凛。

結論から言えば、素性が完全に謎に包まれている人気覆面小説家の正体が樋口であるというのが、本作における最大のサプライズである。

もちろんこれはオリジナル版とまったく同じ展開であり、わかっている視聴者にとっては最初から想定の範囲内だったわけだが、そこにたどり着くための下準備の数々を省かない良質な脚色がそのサプライズを成功へと導いていく。

愛に帽子を買ってもらって「思い出ゲット!」と別れをほのめかす発言や、しんみりした様子の愛と宗介の姿を編集部の外から眺めていたり。

そして樋口自身の動きのみならず、ドラマ中盤のエピソードから突然描かれるようになった「会長の息子は誰だ」という須田(宇垣美里)を中心とした一連も同様だ。

ここでは里中(高橋優斗)がその最有力候補と見当づけてアプローチを仕掛けるわけだが、オリジナルにおけるジュヌとハンソルの関係を恋愛関係にまで発展させないギリギリのラインで再現させるなど、話数に限りあるリメイクとして物語を過剰に膨らまさないような好判断が繰り出される。

そして樋口にもその可能性があることをにおわせながら、「楠瀬凛は誰か」という新たな謎を提示。

里中が会長の息子である可能性を消滅させたことで樋口がそのどちらかであることを確実視させ、宮城(本多力)が会長の息子だったという種明かしで一度落としつつ、樋口=楠瀬凛を当確させる。

今回のエピソードの終盤に見られるこの連続的な転換の末に、取材に応じた楠瀬凛と宗介が対面するシーンで、普段とは違う装いで現れる樋口。

助演ポジションとしてこんなに美味しい役がこれまであっただろうかというぐらい、このドラマ終盤は“樋口色”が強く輝く。

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