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TBSで放送されているドキュメンタリー番組「世界遺産」カゼルタの王宮と水道橋の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する配信期間の情報や過去放送回のことや再放送、TVer(ティーバー)やabema(アベマ)、Netflix(ネットフリックス)などで観れるかなどを紹介したいと思います!
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目次
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「世界遺産」天空の古城とドナウの絶景
世界遺産「天空の古城とドナウの絶景」
オーストリアのドナウ川沿いにある「ヴァッハウ渓谷」。古くから交通の要衝で、山の上には古城がいくつも並ぶ。ここで発見された3万年前のヴィーナス像も見どころ。
全長2850キロのドナウ川は、ヨーロッパの東西を繋ぐ大河だ。その中流域、オーストリアに世界遺産のヴァッハウ渓谷がある。高さ300メートルほどの山々に挟まれた川沿いにある、中世から変わらない街や古城、畑の景観が見どころ。ここはドナウを使った交易ルートの要所であり、古代ローマ帝国の国境線だった城壁も残っている。渓谷で発掘された、3万年前のヴィーナス像も見もの。
ナレーター
杏
遺産情報
<遺産名> 「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」 <登録年>2000年 <登録基準>Ⅱ文化交流を証明 Ⅳ建築技術や科学技術の発展を証明
みどころ
ディレクター/田口 亮 大都市ウィーンから鉄道で1時間程の距離でありながら、まるで中世にタイムスリップしたかのような風景が広がっています。プライベートでゆっくりとしたいオススメの世界遺産です。
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「世界遺産」カゼルタの王宮と水道橋
世界遺産「巨大水道橋と水の王宮!イタリア」
ナポリ郊外のカゼルタ王宮は、18世紀ヨーロッパで作られた最大の王宮。広大な庭園は、3キロの水路と人工滝が織りなす水の芸術。高さ55mの巨大な水道橋も見どころ。
イタリア・ナポリ郊外にあるカゼルタの王宮。広大な宮殿と大庭園、さらに巨大な水道橋も世界遺産になっている。ナポリ王が、フランスのヴェルサイユ宮殿を越えるべく建造させた王宮で、宮殿の部屋数は1200、庭園の奥行きは3キロ。18世紀にヨーロッパで作られた王宮としては最大といわれる。大水路と人工の滝が織りなす水の庭園のため、長さ40キロの水道も作られた。すべてが壮大なスケールの世界遺産。
ナレーター
杏
遺産情報
<遺産名> カゼルタの王宮と水道橋(イタリア) <登録年> 1997年
<登録基準> (Ⅰ) 人類の傑作 (Ⅱ)文化の交流 (Ⅲ)文明・文化の証拠 (Ⅳ)歴史的建築物
みどころ
ディレクター/日下宏美
ナポリ王が作った水道は、王宮の庭園のためだけではありませんでした。途中で分岐して、近くの村の生活用水としても使われていました。共同洗濯場もあり、村の人々が今も利用しています。
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「世界遺産」沖縄のグスク
今日午後6時からの放送は、琉球王国のグスクです。グスクとは沖縄に点在する城のことで、曲線を描く城壁など、世界的にもユニークな特徴を持っています。空から撮影すると、その特徴がよく分かります。#世界遺産 #沖縄 #琉球 #グスク #城 pic.twitter.com/mo0jnKzwen
— 世界遺産 (@heritage_TBS) June 18, 2022
琉球王国時代に作られた、沖縄の「グスク」と呼ばれるユニークな城。サンゴ由来の石を巧みに積み、不思議な曲線を描く城の数々と聖地を巡り、海の王国の魅力に迫る。
沖縄には、かつて独自の文化を花開かせた琉球王国があった。その象徴が、グスクと呼ばれる世界的にもユニークな城。サンゴ由来の琉球石灰岩を積み上げ、優美な曲線を描く城壁。しかしその詳しい建築方法はいまだにナゾである。300以上もあるグスクのなかで最大のものが首里城。そして王国の人々が神への祈りを捧げてきた、最高の聖地も世界遺産。美しい海と城跡と聖地を巡る。
ナレーター
杏
遺産情報
<遺産名> 琉球王国のグスク及び関連遺産群 <登録年> 2000年
<登録基準> (Ⅱ)文化の交流 (Ⅲ)文明・文化の証拠 (Ⅵ)生きた伝統・信仰
みどころ
ディレクター/天野裕士
沖縄は、祈りの島です。忘れがちな自然に対する感謝を、島の人たちの笑顔に見てきました。何故だか分かりませんが、いつも何かを教えてくれる島、沖縄を描けて幸せです。
テーマ曲
<メインテーマ曲> 「鳥のように」大橋トリオ
<エンディングテーマ曲> 「つくる世界」大橋トリオ
次回内容
次回は7月3日放送、全長2800キロのドナウ川の河口に広がるヨーロッパ最大の湿地、「ドナウデルタ」。水没する森、葦の生い茂る浮島、そして大砂丘。ドナウの水と砂が織りなす壮大な景観が見どころ。
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「世界遺産」グレート・バリア・リーフ
間もなく6時からの放送はオーストラリア。世界最大のサンゴ礁「グレート・バリア・リーフ」です。今回、番組ではヘリコプターに乗って高度1500メートルまで上がり、壮大かつ美しい、サンゴ礁の全貌を撮影しました。是非ご覧ください!#世界遺産 #オーストラリア #グレート・バリア・リーフ pic.twitter.com/CeQ2HwNowF
— 世界遺産 (@heritage_TBS) May 1, 2022
南北2300kmに広がる世界最大のサンゴ礁、オーストラリアのグレート・バリア・リーフ。その絶景に空から迫る!さらに“世界一美しい”と謳われる純白のビーチも登場。
オーストラリアの北東部にある世界最大のサンゴ礁地帯「グレート・バリア・リーフ」。2300kmにわたり、無数のサンゴ礁が帯状に連なっている。そこは、絶景の宝庫。海の中は、カラフルな魚たちが泳ぐ命の楽園。海上には、世界一美しいと言われる天国のようなビーチに、純白の砂でできた島もある。遥かな地球の営みが生んだ、奇跡の絶景に空から迫る。
ナレーター
杏
遺産情報
<遺産名> グレート・バリア・リーフ(オーストラリア) <登録年> 1981年
<登録基準> (Ⅶ)自然美 (Ⅷ)生命・地球進化 (Ⅸ)豊かな生態系 (Ⅹ)絶滅危惧種
みどころ
ディレクター/江夏治樹
グレート・バリア・リーフに隣接する森は、クイーンズランドの湿潤熱帯地域として、もう一つの世界遺産になっています。そこは珍獣の宝庫。キノボリカンガルーの親子に癒されました。
テーマ曲
<メインテーマ曲> 「鳥のように」大橋トリオ
<エンディングテーマ曲> 「つくる世界」大橋トリオ
次回内容
次回は、3000m級の峰々が連なる「カナディアンロッキー山脈自然公園群」。氷河が生んだ、滝とコバルトブルーの湖の壮大な景観。そして、冬の湖だけに現れる不思議な現象“アイスバブル”の撮影にも成功!
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「世界遺産」大発見!古代神殿の大トンネル
メキシコの古代都市テオティワカン。高さ65mのピラミッドなど、巨大建造物が建ち並ぶアメリカ大陸最大の都市遺跡。新たに発見された100mの地下トンネルの謎に迫る!
メキシコの標高2000mの高原にある古代都市テオティワカン。10万人が暮らしたという、南北アメリカ大陸最大の都市遺跡だ。紀元前1世紀から始まり6世紀まで栄えた。高さ65mの巨大ピラミッドなど、100年以上前から発掘が行われてきたが、いまだにナゾが多い。これだけの大都市にもかかわらず、見つかっていない「王の墓」。しかし近年、発掘された地下の大トンネルから、王に迫る証拠が続けて発見されている。
ナレーター
杏
遺産情報
<遺産名> 古代都市テオティワカン(メキシコ) <登録年> 1987年
<登録基準> (Ⅰ)人類の傑作 (Ⅱ)文化の交流 (Ⅲ)文明の証拠 (Ⅳ)歴史的建築物 (Ⅵ)生きた信仰
みどころ
ディレクター/小澤政志
メキシコの古代遺跡といえばマヤ。でもメキシコシティから約50kmにあるテオティワカンは巨大で圧倒されます。しかもその装飾のデザインも実にユニーク。古代人の創造力に感嘆します。
テーマ曲
<メインテーマ曲> 「鳥のように」大橋トリオ
<エンディングテーマ曲> 「つくる世界」大橋トリオ
次回内容
次回は、オーストラリアの「グレート・バリア・リーフ」。南北2300kmに広がる世界最大のサンゴ礁に空から迫る。さらに“世界一美しい”と謳われる純白のビーチも登場。
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「世界遺産」マデイラ島の奇跡の森
マデイラ島の世界遺産は、島の北側に広がる照葉樹の森。ヨーロッパの照葉樹の森は氷河期に激減したのですが、この森は奇跡的に生き延びました。豊かな緑と水の世界、今日午後6時放送です。#世界遺産 #大西洋 #ポルトガル #マデイラ #島 #照葉樹 #森 pic.twitter.com/za20hn1W16
— 世界遺産 (@heritage_TBS) April 17, 2022
「大西洋の真珠」と称される、ポルトガルのマデイラ島。断崖に囲まれた島に広がる、氷河期を生きのびた奇跡の森が見どころ。山々と雲海が作り出す、壮大な景観も見もの。
大西洋の真珠とうたわれるマデイラ島。サッカー選手クリスティアーノ・ロナウドの出身地としても知られる。海底火山の噴火で生まれた島で、周囲を断崖絶壁が取り囲む。この島には、氷河期を生きのびた貴重な照葉樹の森が広がり世界遺産となっている。森を育んできたのは、海から流れ込む分厚い雲。そのおかげで森を常に霧がつつみ、水を供給している。島は雨からではなく霧から大量の水を得ているのだ。
ナレーター
杏
遺産情報
<遺産名> マデイラ島の照葉樹の森(ポルトガル) <登録年> 1999年
<登録基準> (Ⅸ)豊かな生態系 (Ⅹ)絶滅危惧種
みどころ
ディレクター/小澤政志
島には強い風が吹き、崖だらけで砂浜などありません。でも島には名産のマデラワインがあります。ブドウ畑をめぐり、夕暮れに冷えたマデラワインを飲む、そんな夢を見ています。
テーマ曲
<メインテーマ曲> 「鳥のように」大橋トリオ
<エンディングテーマ曲> 「つくる世界」大橋トリオ
次回内容
次回はメキシコ、2000年前の古代都市テオティワカン。高さ65mの「太陽のピラミッド」など、いくつもの巨大建造物が立ち並ぶ都市遺跡。神殿地下で発掘された、100mを超える地下トンネルの謎に迫る。
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「世界遺産」について
「世界遺産」は、ユネスコ総会が採択した世界遺産を題材とするTBSテレビ制作のテレビ番組(紀行・ドキュメンタリー番組)である。TBS系列局で放送されている他、東京放送ホールディングス傘下のBSデジタル放送・BS-TBSでも時差放送されていた。
1996年(平成8年)4月15日(月曜日)から2008年(平成20年)3月23日までは『世界遺産』の題名で毎週日曜日の23:30 - 翌0:00(JST)に放送され、同年4月6日より毎週日曜日18:00 - 18:30(JST)の時間帯への移行に伴い『THE世界遺産』に改題された。2015年(平成27年)4月5日より同時間帯のまま『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』として放送が行われている。また、放送開始前の17:59 - 18:00に当番組の放送内容が放送されている。
BS-TBSで本番組の後に放送されていた『THE世界遺産3D GRAND TOUR』、同じくBS-TBSで月に一度(2014年4月からは月に二度)放送されていた『THE世界遺産4K PREMIUM EDITION』に関してもここで併せて説明する。
様々な世界遺産の映像を『ソニーの最新映像技術システムで未来永劫記録していく』というソニーの企画から始まった。開始当初の映像はNTSCによる4:3の映像記録だった為、ハイビジョンでの記録ではなかった。その後、ハイビジョンカメラのロケ現場への投入や地上デジタルテレビ放送の開始により、ハイビジョンでの放送が整った。なお「世界遺産」BSデジタル放送開始時では、初めからハイビジョンで放送されている。
日本の世界遺産を取り上げる場合、TBS(東京放送→TBSテレビ。以下同じ)の放送エリアである関東地方にある世界遺産以外は、地元系列局と共同制作または制作協力の元で放送することになっている。但し、『THE世界遺産3D GRAND TOUR』については、日本国内の世界遺産を取り上げる場合でも、地元系列局は、共同制作や制作協力に加わらない。
日本国内の構成資産の正式登録が決まった場合、登録決定日直後、またはその翌週の放送は内容を変更するが、以下の例外もある。
2016年(平成28年)に、複数の国家に跨って文化遺産に登録された『国立西洋美術館』(東京都台東区)については、単独では放送せず、同年10月23日に『「西洋美術館」巨匠がつくった傑作のヒミツ』として、フランス人建築家「ル・コルビュジエ」が設計した『ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-』と共に放送した。
2017年(平成29年)に、第41回世界遺産委員会での文化遺産への登録が決定した『宗像・沖ノ島と関連遺産群』(福岡県宗像市の宗像大社)については、内容の変更をせず、同年7月23日に放送の『日本の世界遺産すべて!』に追加する形での放送となる。
提供スポンサー
放送開始当初はソニーの一社提供で、オープニングの本編はじめに「Sony presents」と表示されていた。エンディングコールは、英語で「This program has been brought to you by SONY」(日本語訳「この番組は、ソニーが(の提供で)お送りしました」)。『世界遺産』時代には、カウキャッチャーとして、ソニーグループのCMが30秒間流れた後で、オープニングの本編始めに「Sony presents」と表示されていた。「THE世界遺産3D GRAND TOUR」では、先にカウキャッチャーとしてソニーのCMを一分間流した後に3D放送に関する注意が流れ、その後で番組が始まる。なお、3D版はエンディング時のコールはない。
しかし、2015年(平成27年)3月29日放送回をもってソニーが一社提供を降板し、後継はキヤノンや三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)など複数社提供に変わった。また、番組名も「世界遺産 THE WORLD HERITAGE」になった。1年後の2016年4月3日放送回からはキヤノンの一社提供となり、オープニングの場面で「Canon presents」のコールが入るようになった。
当番組が休止の場合(17:30から放送されている『Nスタ』の繰り下げ時は除く)、キヤノンは提供せず、当番組の時間帯は、ローカルスポットとなる(主に『ザ・ベストワン』の放送時が該当)。
「世界遺産」放送開始〜
1996年(平成8年)4月15日(月曜日)放送開始。第1回はマチュ・ピチュ遺跡を紹介した(2006年5月7日の放送で再び採り上げられた)。
1999年(平成11年)2月放送のカナイマ国立公園では番組初のハイビジョン撮影が行われた。その後も不定期で実施され、同年秋以降は全てハイビジョン撮影に移行した。
2008年(平成20年)1月6日(地上波)、11日(BS-i(当時))放送の「スマトラの熱帯雨林 〜インドネシア〜」、2008年(平成20年)3月23日(地上波)、28日(BS-i(当時))放送の「ロレンツ国立公園II 〜インドネシア〜」ではデジタル放送において5.1サラウンド放送を実施。このように不定期で地上デジタル放送・BSデジタル放送において5.1サラウンド放送を実施する場合もある。
最高視聴率は、イグアス国立公園の9.4%(2000年3月19日放送)。
アナログ放送〜デジタル放送化
1996年(平成8年)の放送開始当初は全て4:3画面で放送されていた。ワイドクリアビジョン放送については1997年(平成9年)1月より不定期で実施され、1999年(平成11年)1月より完全移行となった。2008年(平成20年)3月まではCMを含め全編16:9レターボックスで放送されていたが、『THE世界遺産』改題後は画角14:9サイズでの放送となると同時にワイドクリアビジョン対応でなくなった。
しかし、日本の地上アナログテレビ放送が、あと1年後に終了するにあたり、2010年(平成22年)7月4日放送分からは、再び16:9のレターボックスサイズで放送され、番組の開始の際、上下の黒幕部分にて『アナログ放送終了のお知らせ』告知している(但し、ワイドクリアビジョン放送ではない)。
2008年(平成20年)3月までのエンディングでは「BS-iでは毎週金曜日にデジタルハイビジョンでご覧になれます」という旨の告知がながれていた。
地上波で表示される「HVハイビジョン制作・字幕」テロップ(TBS系で2008年7月27日の放送分以降は「字幕」テロップのみ)の表示は地上波マスターの提供クレジットテロップから出しているが、落ち着いた雰囲気で楽しむことに配慮しているためか通常はカットイン〜カットアウトで表示される他のTBS制作の番組とは違い、フェードインからフェードアウトでの表示である。この形態は『THE世界遺産』改題後も続いている。
受賞歴
番組カメラマンおよび番組は数々の受賞歴がある。ギャラクシー賞、ATP賞、橋田賞など、映像関係の賞を多く受賞している。そのほか、2004年(平成16年)にはグッドデザイン賞を受賞。2006年(平成18年)には、世界遺産を管理するUNESCO(国際連合教育科学文化機関)から感謝状とメダルが、TBSとソニーに贈呈された(民間への贈呈はこれが初である)。
評判〜THE世界遺産へ
PTAの子供に見せたい番組上位常連の番組であるが、元々子供向けの番組ではない上リアルタイムで見せるには放送時間が日曜日の23:30からであることからふさわしくない時間帯であったが、新たな視聴者を獲得するため、2008年(平成20年)4月6日から放送時間を18:00 - 18:30に繰り上げることとなり、同時にタイトルも『THE世界遺産』と改めることになった(第1回の放送は18:00 - 19:00の1時間スペシャル版。こちらもソニーの一社提供)。しかし、移動後の放送時間が『ちびまる子ちゃん』と『パズドラ』に重なっているため、子供の視聴者を獲得することにはあまり繋がっていない。BS-iもこれまでの金曜日23:00から4月12日より毎週土曜日19:00開始に移行した後、2011年4月から土曜日17:00開始に移行した。
深夜放送時代は数々の受賞歴があるが、夕方に移ってからは大衆向けの番組内容となり映像美と音楽に定評のあった番組が質が以前より低下してしまうことになる。このため、深夜放送時代の内容に慣れ親しんでいた視聴者からの不評を得てしまっている。
3D放送開始
2010年(平成22年)12月18日から、スカパー!(HDと光)の3D専用チャンネルで放送を開始。そして、2011年(平成23年)4月2日からは、BS-TBSで、THE世界遺産放送後の17:29から『THE世界遺産3D GRAND TOUR』として放送を開始した。放送はサイド・バイ・サイド方式。3D放送であるため、番組の最初に3Dに関する注意、必要機器、非対応機器で視聴時の見え方の注意等が表示された後、番組が開始する。2014年(平成26年)3月22日に、番組が終了した。
THE世界遺産4K PREMIUM EDITION
BS-TBSで2013年(平成25年)6月1日から、毎月第一土曜日に放送される番組。ソニーのCineAltaで現行放送の約4倍の画素数となる4096×2160/60p(DCI 4K)で撮影されている。題名の『〜4K』は4Kで収録されていること事を示しており、4K収録のレビュラー番組としては日本初であるが、BS-TBS放送時は通常のHD 1080iへダウンコンバートされての放送である。TBSとBS-TBSの共同制作。2014年4月からは毎月第一・第二土曜の放送になった。なお、放送内容は毎回新作ではなく、再放送も含まれる。Channel 4Kでは、本来の画質である4K UHDで 「地球の素顔」を2014年7月に放送する。
「世界遺産 THE WORLD HERITAGE」へ
2015年度、世界遺産 THE WORLD HERITAGEのタイトルになる。BS-TBSにおける放送が4K版を含めて終了し、地上波による放送のみとなった。SONYのスポンサー降板、撤退によりキヤノンの撮影機材が使用されるようになった。2016年4月からは上述の通りキヤノンの一社提供になり、オープニングで「Canon presents」コールが復活した。
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「世界遺産」のこれまでの放送内容
「世界遺産」古代ローマの水道橋
南仏・ガール県にそびえたつ古代ローマの水道橋ポン・デュ・ガールは、2000年前の傑作建築。高さ49m、長さは275mに及び、現存する最も高い古代の水道橋だ。この水道橋は50キロも続く大水路の一部。複雑な要因が絡み合った建設地の選択や緻密な傾斜計算など類稀なる建設の偉業がローマ人の技術力を証明する。枯れない泉から運ばれた水量は、実に1日平均2000万リットル。首都ローマさながらの洗練された暮らしを南仏にもたらした。
世界一高い古代水道橋
南仏の渓谷に突如現れる巨大な石の建造物は高さ49m、長さ275m。ひと1人通れる程度の水路で、大量の水を約4世紀にわたり街へ運んだ。紀元前1世紀にローマ帝国が進出し、生活がローマ化したニームの住民のためだった。
全長50kmの大水路
良質な水を求め探し当てた枯れない泉、ウール。街と泉は硬く高い岩盤で遮られていたため全長50kmの大水路を建設。水路の9割は地下に掘られ、地形によってトンネルや高架橋も作られた。問題は水源と街のわずかな高低差。緻密な計算で実現した奇跡の大水路。
古代ローマ 驚異の技術
2000年立ち続ける橋の強さが、古代ローマの技術力を物語る。3層のアーチ構造は流れる水の重量を分散し支え、建築場所は水圧を避ける絶妙な場所、良質な採石場の近くが選ばれた。当時の鉛の水道管や配水所がその姿を留めている。
「世界遺産」イグアスの滝
アルゼンチンとブラジルにまたがる広大な密林イグアス国立公園。その象徴がイグアスの滝。イグアスとは先住民の言葉で「大いなる水」を意味するが、その言葉通り世界一の水量を誇る。全長3キロに渡り大小275もの滝が轟音を立てて流れ落ちる。流れ落ちる水の威力で玄武岩の台地は侵食され、岩の硬さの違いにより2段の滝が形成された。滝の水煙が広範囲に密林を潤し数々の稀少な動植物の命を育んでいる。
世界一 毎秒4万5000トン
1000km以上流れる大河イグアスが、大小275もの滝となり落下するイグアスの滝は水量世界一。最大の滝は幅150mのU字型で80mの落差を流れ落ちる「悪魔の喉笛」だが、多い時には毎秒4万5000トンもの水が滝全体で流れ落ちた記録がある。
二段になった滝の謎
イグアスは約1億3千万年前にアフリカ大陸と南米大陸が分裂した際に噴出した溶岩が冷え固まった玄武岩の台地にある。台地の上段は多孔質で脆い玄武岩のため水の侵食スピードが速い。一方下段は硬いため上段に比べ影響が少ない。そのため二段の滝が生まれた。
水煙が育む生命
圧巻の水量を誇るイグアスの滝は時に高さ150mほどもの水煙が上がる。水煙は霧となって周囲の密林に降り注ぎ潤いをもたらす。そこには2000種を超える植物が生い茂り、多くの動物の命も守っている。滝の裏をねぐらにする珍しい鳥もいる。
「世界遺産」世界の鉄道スペシャル
これまで番組では様々な鉄道を撮影してきた。「ゼメリング鉄道」や「インド山岳鉄道群」のような鉄道そのものが世界遺産に登録されているものから、「西ノルウェーのフィヨルド群」や「ジャイアンツ・コーズウェイ」のような自然遺産の中を運行している鉄道だ。そして走る列車も100年前の蒸気機関車から路面電車など様々。今回は雄大な自然の景観と新しい時代を切り開いてきた鉄道の魅力を紹介する。
SLが走る!巨大鉄道橋〜電気で走る!世界初の地下鉄
イギリスの「フォース鉄道橋」は全長2.5km、高さ110m。130年前に完成した巨大な鉄道橋には今も蒸気機関車が走っている。ハンガリーの都ブダペストには世界初の電気で動く地下鉄。100年以上前のオリジナル車両も紹介する。
140年前の路面電車〜アメリカ西部を走るSL〜テキーラ列車〜アルプス山岳鉄道
溶岩が生んだ奇岩の海岸「ジャイアンツ・コーズウェイ」を走る路面電車。アメリカ西部にはコロラド高原を走る100年前のSL。メキシコには豪華なテキーラ・エクスプレス。スイスアルプスを走る「レーティシュ鉄道」では100年前の除雪車モンスターを紹介。
ヒマラヤ山岳鉄道〜世界初!アルプスを越えた鉄道
ヒマラヤ山脈を走る山岳鉄道には、トイトレイン(おもちゃの汽車)と呼ばれる蒸気機関車が走っている。オーストリアの「ゼメリング鉄道」は、初めてアルプスを越えた山岳鉄道の先駆けだ。橋やトンネルで急こう配を克服する技術は、後の鉄道技術の手本となった。
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